剱岳 | 剱澤小屋

剱岳別山尾根ルート支障なし。剱沢は通行困難。そのため10~2週間の間、真砂沢ロッジや仙人新道方面は通行が大変難し状況です。

雨上がりの剱岳!濡れた岩に夕日があたってきれいでした。(2016.08.17 剱澤小屋)
雨上がりの剱岳!濡れた岩に夕日があたってきれいでした。(2016.08.17 剱澤小屋)
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天気・気温

08/02(火) 朝のうち晴れ 昼には曇 ガス 日中の気温15℃程度
富山市の天気予報
明日
曇のち晴
23℃
15℃
明後日
晴時々曇
26℃
12℃
日本気象協会提供 2024年4月26日 12:00発表
松本市の天気予報
明日
曇のち晴
22℃
13℃
明後日
29℃
9℃
日本気象協会提供 2024年4月26日 12:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

今年は雪が例年より少なく、融雪も早い状況です。
特に雪渓ルートは最新情報を得て、慎重な対応をお願いします。剱沢は本日から通行困難の状態となりました。

高山植物はどんどん開花し例年より早く進んでいます。
剣沢周辺でも チングルマ チングルマ は果穂となりました。あとからあとからどんどん咲いています。お花が見たい方はお早めに。

天気の急変に注意が必要な時期となりました。晴れていても雷や急な雨に注意が必要です。夕立のように時間は決まっていません。雷が鳴ったり、黒い雲を見たら早めに安全対策を。

登山道の状況

●一部を除き一般ルートについては大きな支障の連絡はありません。
・立山室堂~雷鳥沢~剱御前小屋~剱澤小屋 夏道。雪もなく、支障なし。
・剱澤小屋~剣山荘 支障なし。
・剣山荘~剱岳  支障なし

●剱澤小屋から剱沢へのルート(真砂沢ロッジ方面)は通行困難です。 
・10日~2週間の間、通行困難です。この間に夏道を付ける予定です。
・夏道は用意が調い次第告知されます。それまでしばらくは入渓をお控え下さい。
・現在は、薄いスノーブリッジの上を行くためかなり厳しいです。
※剱沢一般ルートからの真砂沢ロッジ、仙人新道へは通行困難です。
また、バリエーションルートも平蔵谷出合から先は通行困難です。

●ハシゴ谷乗越方面(真砂沢ロッジ~ハシゴ谷乗越~ダム)
現在通行不能です。しばらくは継続すると思われます。
吊り橋は架かっていません。三の沢雪渓も割れています。
真砂沢ロッジへ行く場合、ダムからはいかれません。室堂方面から入って下さい。

●バリエーションルートについて
※必ず各山小屋、警備隊で必ず最新情報を得るようにして下さい。
・源治郎尾根 平蔵谷出合までの剱沢は、もってあと4~5日でしょう。
・八峰方面 源治郎出合までの剱沢がすでに通行困難のため、下からはいかれません。上からのアプローチはできます。

●入山される方は、いずれのルートでも(一般ルート、バリエーションルートを問わず)各山小屋や警備隊で最新の情報を得て、安全登山に努めて下さい。

●富山県警山岳警備隊 
http://police.pref.toyama.jp/cms_cat_police/108020/
※夏山緊急情報に 剣沢の情報があります。

登山装備

残雪のある3000m級の登山装備が必要です。
バリエーションルートは場所によりアイゼンやピッケルが必要です。
登山用の雨具や防寒具、用具の防水もしっかりとして下さい。
紫外線対策や低体温症対策も忘れずに。レスキューシートの用意があるとよいでしょう。

剱岳に登る方は、熱中症に注意。最低でも2リットルの飲料吹を携行しましょう。
一番人気ルートの最終給水ポイントは剣山荘になります。

注意点

★立山室堂山の日ウィーク 8/1~11 各種イベントなどを室登で開催
詳しくはこちら https://www.alpen-route.com/yamanohi/

お知らせ

剱澤小屋(標高2400m) 2016年は7月10日頃から本格的に営業開始
小屋HP home.384.jp/tsuruqi1/
剱澤小屋ブログ http://ameblo.jp/tsurugisawa/
予約をお願いします。

※剱沢小屋は雪渓からの給水に頼っています。
そのため雪渓の融雪がこれ以上早くなると、10月の営業が厳しい状態です。
そのため現在10月の予約は仮予約とさせて頂いております。

・テント場の管理は剱澤小屋ではしておりません。
山岳警備隊の剱澤派出所、診療所と同施設内の剱澤野営管理所が管理をしています。
水やトイレのご質問、野営の受付は野営管理所のほうでしてください。
尚、電話でのお問い合わせは076-465-5765へお問い合わせください。

剱澤小屋周辺の過去の様子

  • 芦峅寺の山の神の祭り。毎年3月9日の朝6時から山の関係者(山小屋、立山ガイドする芦峅寺の村の方、建設業の方等)で行われます。
  • 2023年の営業終了。剣岳も冠雪し、剱澤小屋周辺も積雪
  • 今日の剱岳 まだ安易に登れ時期ではありません
  • 5月下旬。偵察時の剱岳。
  • 10月10日に小屋を閉め下山しました。ありがとうございました!来シーズンまた剱澤小屋でお待ちしてます。
  • 小屋を閉めしました
  • 登山道の雪渓切り、看板の設置設置完了。転倒や視界不良の道迷いには注意をして下さい。
  • 剱澤小屋〜剣山荘間の雪渓切りしました
  • 今シーズンの営業を終えました
  • 来年のご利用をお待ちしております
  • 小屋の食堂でセルフで販売している剱岳ブレンドのコーヒー。1杯分のドリップ用です。
  • ちょっと天候回復剱岳の頂上付近は青空も

剱澤小屋

現地連絡先:
080-1968-1620
電話番号:
076-482-1319
連絡先住所:
富山県中新川郡立山町芦峅寺9

地図で見る
http://ww3.ctt.ne.jp/~tsurugis/

施設の詳細を見る

関連する山

富山県 / 飛騨山脈北部

剱岳 標高 2,999m

 剱岳は剱・立山連峰と呼ばれるように、北アルプス北部の立山三山や大日岳と同じ山域にある。地籍は富山県中新川郡立山町と上市町。  北アルプス南部の盟主、穂高連峰と同じように、いかにも日本アルプスの名にふさわしい岩峰で飛騨系閃緑(せんりよく)岩や斑糲(はんれい)岩が氷雪で削り出された氷食冠帽である。氷河の痕はU字谷が稜線を削ってできた「窓」と呼ばれる地形にも見られる。三ノ窓、小窓、大窓などだ。もちろんカール地形も剱沢などに見られる。  登山史としての初登頂は1909年、吉田孫四郎パーティにより長次郎谷から行われているが、その2年前に、すでに陸地測量部の柴崎芳太郎たちが測量のため登頂している。  前人未踏の岩峰と思われていた頂上で、彼らは思いがけない発見をした。槍の穂と錫杖、古い焚火の跡などであった。奈良時代のものらしい。隣の立山とともに修験道の霊場だったのだろう。  現在の一般登山道、別山尾根は、1913年に木暮理太郎、田部重治パーティが初トレースしている。日本でもトップクラスの岩峰でロックゲレンデとして超一流なので、それ以後はバリエーション・ルートをねらう多くのアルピニストにより、さまざまな登路、登攀ルートが開拓されてきた。1923年には今西錦司、西堀栄三郎などの京大パーティによるチンネやクレオパトラ・ニードル登攀など、未開拓の難ルートが登られてきた。豪雪地帯だけに豊富な残雪とすっきりした岩峰群の人気は高く、戦後の登山ブームも加えて多くのクライマーを迎えてきた。それだけに事故も多く、1966年に日本で初めて積雪期登山の届出条例が発令されている。  ロッククライミングの対象として人気の高い三ノ窓や小窓、池(いけ)ノ谷(たん)、東大谷(ひがしおおたん)などにはチンネ、ジャングルム、クレオパトラ・ニードル、小窓ノ王、ドームなどと名づけられた岩壁や岩塔がクライマーの血を躍らせてくれる。  一般登山道は別山尾根。別山乗越から行っても剱沢から入っても一服剱(いつぷくつるぎ)で合流する。前剱を越え、途中、カニのヨコバイ、カニのタテバイなど岩壁を行く所があり緊張する。所要3時間30分。  もう1つは剱岳へ西から突き上げる早月(はやつき)尾根。標高差が大きく、途中の早月小屋で泊まる健脚向。馬場島(ばんばじま)から早月小屋へ7時間、早月小屋から山頂へ所要3時間30分。  裏剱の展望台、仙人池へは剱沢、仙人新道経由で所要6時間。仙人池から仙人谷を下って黒部峡谷の阿曽原(あぞはら)から水平歩道を欅平へは所要7時間。

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剱御前 標高 2,777m

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別山 標高 2,880m

 別山は雄山(おやま)、浄土山を加えて立山三山と呼ばれる。雄山神社のある雄山の代りに最高峰で神社改築の折に御神体を移し置く大汝山が入ることもあるが、別山は霊山立山の北の鎮なのである。  縦走路は山頂の西を通って行くので気づかずに行く人もあるが、北東に5分ほど行ったこの山頂は剱沢を間にして剱岳と向かい合う、絶好の展望台になっている。さらに風景を引き立てるように、標高第3位という高山湖、硯(すずり)ガ池がある。写真の被写体にもいい池で、残雪の残るころが魅力的だ。  剱沢側はスケールは小さいが岩場になっていて、ロッククライミングのトレーニングにいい。西に下ると剱御前小屋がある。  登山コースは室堂から雷鳥沢経由で別山乗越、別山へ所要3時間30分。立山三山縦走をするなら室堂から雄山経由で所要4時間強。

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