ミズバショウはまだ見頃が続いています。燧ヶ岳への登山道はまだ雪が多く、アイゼン・ピッケルが必要
天気・気温
山と周辺の状況
尾瀬は梅雨入りして不安定な天気が続いています。
ミズバショウ
ミズバショウ
は、まだ見頃が続いています。白い苞が倒れて花が終わりかけているものも見られますが、まだかわいい
ミズバショウ
ミズバショウ
がたくさん咲いています。
ほかにも、
ミズバショウ
ミズバショウ
からバトンタッチするかのように、
リュウキンカ
リュウキンカ
や
タテヤマリンドウ
タテヤマリンドウ
が咲き始めています。
また周辺の山への巡回にも行ってきました。6/11は帝釈山、6/12は田代山が山開きでした。田代山では今、
チングルマ
チングルマ
、
タテヤマリンドウ
タテヤマリンドウ
、
ヒメ
シャクナゲ
シャクナゲ
ヒメ
シャクナゲ
シャクナゲ
、
ミツバオウレン
ミツバオウレン
、
ワタスゲ
ワタスゲ
など沢山の花が見られました。田代山は“雲上の楽園”とも呼ばれていますが、お花を見ながら木道を歩いていると、まさにその通りだな感じました。
また、燧裏林道には6/10に巡回しましたが、ほとんど雪がなくなっていました。ただ、雨の際は状況によってはスパッツの準備があるといいかもしれません。
登山道の状況
尾瀬沼北岸の登山道は、日当たりの良い場所は雪が溶け、木道の上を歩けますが、樹林帯の中は雪が残っている場所があります。日が昇ると雪が解け始め、大変滑りやすくなりますので足元に気を付けて歩行してください。
尾瀬沼南岸の登山道は、全体的に残雪・倒木・枝が多く、ストックやトッレキングシューズなど道具の入念な準備と、一歩一歩、細心の注意を払った歩行をお願いいたします。
沼山峠~大江湿原も、まだ雪が残っています。念のため雪対策を行ってください。
大清水~三平峠を巡回しましたが、三平峠手前~三平下まではまだまだ雪がたくさん残っていました。
大江湿原から小淵沢田代へ向かう登山道は、登山道のほとんどが雪に覆われ、道が分かりにくくなっております。
燧裏林道は、もう雪はほぼ残っていません。
6/9に燧ヶ岳を視察しました(長英新道、御池新道利用)。御池新道は、まだまだ雪がたっぷり残っていました。雪の急斜面を横切る所も数か所あり、滑落を防止するためにもアイゼン、ピッケルを必要に応じて使いましょう。
長英新道も、まだ残雪が多く、雪の踏み抜きの連続でした。
登山装備
林内には、残雪があるところもあります。場所によっては雪に対する装備が必要です。
また、朝晩冷え込むこともあります、防寒具を忘れずにお持ちください。
お知らせ
尾瀬への入山にあたっては以下URLの注意事項をご確認ください。
https://www.oze-fnd.or.jp/archives/106819/
ニホンジカによる植生被害が深刻な状況にある尾瀬国立公園において、麻酔銃および銃によるニホンジカの捕獲作業を実施しています。ご確認ください。
https://www.oze-fnd.or.jp/archives/116736/
昨年の今頃の様子は?
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大江湿原のミズバショウは姿を消し、ハクサンチドリなどの花へとバトンタッチされています2023.06.15
尾瀬沼ビジターセンター周辺の過去の様子
尾瀬沼ビジターセンター
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