尾瀬沼・燧ヶ岳 | 尾瀬沼ビジターセンター

ミズバショウのシーズン、もうしばらく楽しめそうです。木々は芽吹きはじめ、湿原の緑が濃くなってきました。

大江湿原のミズバショウ(2023.05.31 尾瀬沼ビジターセンター)
大江湿原のミズバショウ(2023.05.31 尾瀬沼ビジターセンター)
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天気・気温

05/31(水) 晴れ時々曇り/9:00の気温12.1℃、前日の最高17.4℃、最低5.2℃
会津若松市の天気予報
明日
晴時々曇
28℃
8℃
明後日
曇時々晴
29℃
12℃
日本気象協会提供 2024年5月17日 16:00発表
みなかみ町の天気予報
明日
晴時々曇
28℃
7℃
明後日
曇時々晴
26℃
11℃
日本気象協会提供 2024年5月17日 16:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

尾瀬は ミズバショウ ミズバショウ のシーズンです。ただ、先日(5/24~25あたり)に、雪や遅霜で大江湿原の ミズバショウ ミズバショウ は霜焼けなどの大きなダメージを受けました。ただ、林縁部の霜害の影響を受けにくい場所の ミズバショウ ミズバショウ は美しさを保っており、もう暫く楽しむことが出来そうです。
また、釜ッ堀湿原では、多くの ミズバショウ ミズバショウ が白い姿をみせています。

大江湿原は少しずつ緑が増えてきていて、ギョウジャニンニクや コバイケイソウ コバイケイソウ の葉が大きく育ってきています。また、ダケカンバも枝先が薄っすらと芽吹いて来ているのが判るようになってきました。三本カラマツの緑も濃くなってきています。

周囲の花は ミズバショウ ミズバショウ から少しずつバトンタッチです。ミネザクラが咲き始め、 シラネアオイ シラネアオイ タテヤマリンドウ タテヤマリンドウ が花をつけ始めています。









尾瀬沼ビジターセンターは5/13に開所いたしました。尾瀬国立公園、尾瀬沼周辺にお越しの際は是非とも尾瀬沼ビジターセンターへお立ち寄りいただき、ビジターセンターをご利用ください。最新の尾瀬沼周辺の情報をご案内いたします。また、ブログを通じても情報発信を行っています。
毎日無料のミニツアーを開催します。また週末夜には夜のスライドショーや星空観察会などの各種イベントを開催します。日程は追ってご案内します。

今年は雪解けが早く大江湿原の雪はほぼ溶け、薄茶色の湿原となっています。場所によっては、次々に ミズバショウ ミズバショウ がその姿をのぞかせています。 ミズバショウ ミズバショウ は木道脇、釜ッ堀湿原などではだいぶ咲いているようです。
例年6月初め頃まで ミズバショウ ミズバショウ をお楽しみいただけますが、年によって開花状況に変動があります。こまめに ミズバショウ ミズバショウ の状況を更新しておりますので、尾瀬へお越しの際にはブログをご覧いただけると幸いです。

残雪は少なめですが、三平峠から三平下にかけては特に残雪が多く、登山道がわかりにくい場所があります。ピンクテープを目印にして道迷いにご注意下さい。また、踏み抜きの危険性が高い場所が数多くありますので、足元にお気をつけてご通行ください。
また、尾瀬沼南岸登山道も、雪が多く残っています。登山道によってはまだたくさんの雪が残るところもありますので、足元には留意してください。

5月12日に、気温が低下して尾瀬は霜に覆われました。風が強い中で散策していると大変冷え込みます。尾瀬へお越しの際は防寒着を用意してください。

登山道の状況

尾瀬沼ビジターセンター周辺の雪はなくなりましたが、林内にはまだ雪が残っている所もあります。足元の踏み抜きや転倒には、十分にご注意ください。

5/25に燧ヶ岳へ巡回に行きました(長英新道~俎嵓)。そのときの状況は以下の通りでした。
【一合目~四合目】
ぬかるみが非常に多いです。また、残雪によるスリップにご注意ください。
【四合目~七合目】
残雪による踏み抜きが多く発生します。50㎝~1m近く踏み抜く場所がありますので、足元にご注意ください。
【七合目~山頂】
踏み抜きは減りますが、登山道へせり出したハイマツやササで通行に時間がかかる場所があります。
【その他】
今回の巡回ルートではアイゼンを使用しませんでしたが、昨年度の同じ時期は御池からの登山道や俎嵓~柴安嵓のルートではアイゼンが必要なほど残雪があります。こちらのルートをお考えの際はアイゼンやストックの携行をお勧めします。

お知らせ

尾瀬沼ビジターセンターでは、金、土、祝日前夜、19時から19時45分まで「夜のスライドショー」を開催しております。尾瀬に生きる動植物、尾瀬国立公園について、尾瀬の自然保護の取り組みをスライドショーにて解説しております。尾瀬沼ビジターセンター付近で宿泊された際にはぜひお越しください。


尾瀬沼ビジターセンターからの情報は、尾瀬保護財団のホームページをご覧ください。
https://www.oze-fnd.or.jp/

昨年の今頃の様子は?

尾瀬沼ビジターセンターは5月13日に開所しました。残雪が少なく、大江湿原ではミズバショウが咲き始めています2023.05.17

ミズバショウのシーズン、もうしばらく楽しめそうです。木々は芽吹きはじめ、湿原の緑が濃くなってきました。2023.05.31

大江湿原のミズバショウは姿を消し、ハクサンチドリなどの花へとバトンタッチされています2023.06.15

尾瀬沼ビジターセンター周辺の過去の様子

  • カラマツの紅葉も終盤の尾瀬
  • 今朝は冷え込んで霧氷が付きました
  • 高い霜柱が立ちました
  • カラマツの黄葉がピークです
  • 三本松カラマツもすっかり色づきました
  • 三本カラマツも色づき始めました
  • 尾瀬沼周辺の紅葉
  • 一ノ瀬付近の紅葉
  • 霜が下りて真っ白になりました
  • だいぶ樹木の紅葉が進みました
  • 草紅葉は盛りですが、樹木はまだこれからです
  • 大江湿原の草紅葉

尾瀬沼ビジターセンター

電話番号:
連絡先住所:

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関連する山

福島県 / 南会津・尾瀬

燧ヶ岳・柴安嵓 標高 2,356m

福島県南会津郡桧枝岐村に位置し、日光火山群の一峰である。福島県の最高峰であり、これより北にはこれ以上高い山はない。しかし、東北の山というよりは尾瀬のシンボル的な山である。  山頂は、最高峰(西峰)である柴安嵓(しばやすぐら)(2356m)、三角点の置かれた爼嵓(まないたぐら)(2346m)、ミノブチ岳(2220m)、赤ナグレ岳(2249m)、御池(みいけ)岳(2280m)の五峰が居並ぶ。山は円錐形で、輝石安山岩からなる。日本最大の高層湿原である尾瀬の成立には、この燧ヶ岳火山が大きく関わっている。すなわち、只見川はこの燧ヶ岳の火山活動によって堰止められ、尾瀬が出現したと考えられている。ヒウチの名は火打ちで、火山に由来していると思われる。一説には、会津駒ヶ岳側から望むと「火打ちばさみ」の雪形が見られるためともいわれる。  燧ヶ岳を開山したのは、尾瀬沼のほとりに建つ長蔵(ちようぞう)小屋の初代平野長蔵であった。当時桧枝岐に住んでいた長蔵は、沼畔に小屋を仮設して燧ヶ岳登山の足掛かりにした。長蔵は燧ヶ岳を信仰の対象として開山したのであった。燧ヶ岳の祭神は「燧大権現」でカツラギヒトコヌシ神という。爼嵓山頂にその石祠が祭られている。  尾瀬のシンボルというだけあって、その展望の主役は尾瀬ガ原と尾瀬沼である。向こうにもう1つのシンボル至仏岳の姿が美しい。展望は日光連山も主役である。最高峰である白根山をはじめ、金精山、温泉ヶ岳、男体山などの峰々から、また那須連峰、上信越の山々、越後三山、会越の山々から飯豊連峰まで、関東と東北の山がずらりと並び圧巻である。山頂付近の火口ガレ場地帯にはコマクサの花が咲くが、株が極端に少ないため、現在一般の立ち入りが禁止されている。  登山道は5コースある。長英新道とも呼ばれる燧新道は、平野長蔵と長英が親子2代にわたって切り開いた道で、長蔵小屋から3時間15分。尾瀬沼畔である沼尻からの沼尻コースは、最も古いコースで、ナデッ窪の急な斜面を一気に登り、所要2時間30分で、ミノブチ岳の途中で長英新道と合流する。湿原地帯を抜ける変化に富んだ御池コースは、熊沢田代や広沢田代を経て所要3時間30分。以上3コースは、燧ヶ岳山頂に直接登るものだ。  一方、下田代や温泉小屋からのコースは、いずれも柴安嵓に登るコース。下田代からのコースは見晴新道と呼ばれ、温泉コースとともに樹林帯を登る静かなコースである。どちらも2時間30分で山頂に達する。この2コースはいずれも急登の連続である。

群馬県 / 南会津・尾瀬

至仏山 標高 2,228m

 尾瀬ガ原の西端に位置し、東の燧ヶ岳とともに尾瀬を代表する名山である。ミズバショウの花咲く湿原のかなたに残雪の至仏山、といった写真はよく目にすることだろう。  山頂から眼下に見る尾瀬ガ原はすばらしい。西には奥利根、谷川の山並みを望む。足元には蛇紋岩地特有のホソバヒナウスユキソウやオゼソウなど、貴重な高山植物が多い。山名の故か、百名山登頂の最後にこの山を登る人たちもあると聞く。山名は、仏教には関係なく、ムジナッ沢(つあわ)の別名「渋ッ沢」に由来するという。  山ノ鼻から直登するコースは植生保護のための通行禁止が平成9年に解除された。ただし状況によっては再び通行禁止となる場合もある。山ノ鼻から頂上まで所要2時間30分。鳩待峠からは緩やかで展望のよいコースがある。鳩待峠から頂上まで所要2時間40分。  鳩待峠は、その昔片品村の男たちが、厳冬期に入山し、木地師として木工品を作っていたころの仕事場であった。鳩は寒中はふもとの村にいて、暖かくなると山奥へ移る習性がある。峠の近くで鳩が鳴けば、男たちは久々に里へ下り、田植えを始める。雪深い山中で、鳩が来る春の日を待ち続けたことから、鳩待峠と呼ばれた。

栃木県 群馬県 / 南会津・尾瀬

鬼怒沼山 標高 2,141m

 栃木県の北西部、日光市と群馬県片品村との境にあり、別名、絹沼山などとも書かれる。  山頂近くには高層湿原では日本一の高所にある、鬼怒沼がある。鬼怒沼は大小50余りの池塘からなり、まさに高山植物の宝庫である。また、湿原からは遠く尾瀬の山々や白根山が望める。周辺にはコメツガ、オオシラビソなどの自然林も多く、カモシカなどの野生動物の貴重な生息地となっている。  鬼怒沼山は眺望に恵まれないためか、登る人はまれで、不遇をかこっている。  しかし、山麓には奥鬼怒四湯として知られる秘湯があり、温泉プラス山旅で存分に楽しめる。  バスの終点女夫淵温泉から鬼怒沼湿原まで3時間40分、鬼怒沼山まで4時間20分。  群馬県側の大清水から物見山経由で3時間30分、丸沼から湯沢峠経由でも入山可能。

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