剱岳 | 剱澤小屋

営業は7/16~(宿泊要予約)。剱岳へは6本爪アイゼンの用意を。チングルマ開花。熱中症に注意。

登山道の雪渓切り、看板の設置設置完了。転倒や視界不良の道迷いには注意をして下さい。(2022.07.13 剱澤小屋)
登山道の雪渓切り、看板の設置設置完了。転倒や視界不良の道迷いには注意をして下さい。(2022.07.13 剱澤小屋)
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天気・気温

07/07(木) 晴れ
富山市の天気予報
明日
曇のち雨
25℃
15℃
明後日
雨のち曇
20℃
16℃
日本気象協会提供 2024年5月18日 12:00発表
松本市の天気予報
明日
曇のち雨
25℃
13℃
明後日
雨時々曇
22℃
14℃
日本気象協会提供 2024年5月18日 12:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

■20222年の一般登山者向け営業は7/16~
宿泊には予約が必要。現在予約受け付け中。
※7/16、17は満員となりました

予約電話 080-1968-1620
料金1泊2食1万2000円が基本
金曜日、土曜日、祝日の前日はプラス1000円。
(素泊まり、1泊夕食のみ、1泊朝食のみ場合もプラス1000円)
予約には予約金が必要です。

詳しくは
http://ww3.ctt.ne.jp/~tsurugis/plan.html

予約金などについてはこちら
http://ww3.ctt.ne.jp/~tsurugis/contact.html

■自然(小屋周辺)7/7
・昨日、一昨日と晴れて暑くなっています。下界並みに暑いです。熱中症に注意

・高山植物が咲き始めました
チングルマ チングルマ  咲き始めています。
クロユリ クロユリ はまだこれから

登山道の状況

■7/7 周辺登山道の状況
※雪が残る所があり、別山尾根経由の剣岳でも6本爪アイゼンの用意を

雷鳥沢 橋はまだ架かっていません(おそらく)。
近日設置予定。それまでは雪の状況を見て渡ることになります。
雷鳥沢~雷鳥坂~剱御前小舎 8割方夏道登山道が出ています
剱御前小舎~劔澤小屋 9割方夏道登山道が出ています
劔澤小屋~剣山荘 雪の上となります

・別山尾根 
剣山荘~一服剱 残雪があります。近日雪切予定
平蔵の頭の雪は落とされました
タテバイの取り付きには雪が残ります
タテバイを登ってからの裏のルンゼにも雪が残っています。

・劔澤キャンプ場
まだ残雪残るところがあります
※ゴミの完全持ち帰りを徹底下さい

・剣沢
まだ割れていません(ナムの滝については未詳)。真砂沢まで雪渓上です。
仙人方面 まだ橋もかかっていません
※以下やまけいオンライン付加情報 阿曽原温泉~欅平については、阿曽原温泉小屋の登山情報7/6を参照下さい
https://azohara.niikawa.com/

■バリエーションルート(一般登山道ではありません)7/7
長次郎 右 割れてきています。通れません
長次郎 左 まだ割れていません
源次郎、八ツ峰の雪渓は例年並み
平蔵谷 まだ大丈夫です

■今年の残雪は標高の高い所や稜線では平年並みか少な目でしたが、谷裾に近いところでは雪崩れた雪が溜まっているようです。標高が低い所でも安易に入らないように(必ず近隣の最新情報を入手して下さい)

登山装備

3000m級山岳の残雪に対応できる装備が基本
一般登山道でも6本爪アイゼン程度は必要
ルートによっては前爪のあるアイゼン、ピッケル、はロープによる確保が必要です。
※道具は使える技術と経験が必要

紫外線強くサングラや日焼け止めの用意を

注意点

■熱中症に注意
気温が上がってきました。下界同様の注意が必要です

■テント場の利用について
テント場、また劔澤小屋閉鎖中に、付近の利用者にゴミの放置がありました。
ゴミは必ず持ち帰るよう徹底して下さい。

お知らせ

●剱澤小屋(標高2400m) 
小屋HP http://ww3.ctt.ne.jp/~tsurugis/
電話 080-1968-1620

■小屋SNSなど
・小屋ブログ
https://ameblo.jp/tsurugisawa/

・Facebook
https://www.facebook.com/%E5%89%B1%E6%B2%A2%E5%B0%8F%E5%B1%8B-566406640092080/

■ネットショップ
https://yamatrip.com/shop/item/list/tsurugisawa

昨年の今頃の様子は?

営業は7/13~(宿泊要予約、予約受付中)。7/1以前の入山は携帯も繋がらず相当なリスクがあります2023.06.06

剱澤小屋周辺の過去の様子

  • 芦峅寺の山の神の祭り。毎年3月9日の朝6時から山の関係者(山小屋、立山ガイドする芦峅寺の村の方、建設業の方等)で行われます。
  • 2023年の営業終了。剣岳も冠雪し、剱澤小屋周辺も積雪
  • 今日の剱岳 まだ安易に登れ時期ではありません
  • 5月下旬。偵察時の剱岳。
  • 10月10日に小屋を閉め下山しました。ありがとうございました!来シーズンまた剱澤小屋でお待ちしてます。
  • 小屋を閉めしました
  • 登山道の雪渓切り、看板の設置設置完了。転倒や視界不良の道迷いには注意をして下さい。
  • 剱澤小屋〜剣山荘間の雪渓切りしました
  • 今シーズンの営業を終えました
  • 来年のご利用をお待ちしております
  • 小屋の食堂でセルフで販売している剱岳ブレンドのコーヒー。1杯分のドリップ用です。
  • ちょっと天候回復剱岳の頂上付近は青空も

剱澤小屋

現地連絡先:
080-1968-1620
電話番号:
076-482-1319
連絡先住所:
富山県中新川郡立山町芦峅寺9

地図で見る
http://ww3.ctt.ne.jp/~tsurugis/

施設の詳細を見る

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剱岳 標高 2,999m

 剱岳は剱・立山連峰と呼ばれるように、北アルプス北部の立山三山や大日岳と同じ山域にある。地籍は富山県中新川郡立山町と上市町。  北アルプス南部の盟主、穂高連峰と同じように、いかにも日本アルプスの名にふさわしい岩峰で飛騨系閃緑(せんりよく)岩や斑糲(はんれい)岩が氷雪で削り出された氷食冠帽である。氷河の痕はU字谷が稜線を削ってできた「窓」と呼ばれる地形にも見られる。三ノ窓、小窓、大窓などだ。もちろんカール地形も剱沢などに見られる。  登山史としての初登頂は1909年、吉田孫四郎パーティにより長次郎谷から行われているが、その2年前に、すでに陸地測量部の柴崎芳太郎たちが測量のため登頂している。  前人未踏の岩峰と思われていた頂上で、彼らは思いがけない発見をした。槍の穂と錫杖、古い焚火の跡などであった。奈良時代のものらしい。隣の立山とともに修験道の霊場だったのだろう。  現在の一般登山道、別山尾根は、1913年に木暮理太郎、田部重治パーティが初トレースしている。日本でもトップクラスの岩峰でロックゲレンデとして超一流なので、それ以後はバリエーション・ルートをねらう多くのアルピニストにより、さまざまな登路、登攀ルートが開拓されてきた。1923年には今西錦司、西堀栄三郎などの京大パーティによるチンネやクレオパトラ・ニードル登攀など、未開拓の難ルートが登られてきた。豪雪地帯だけに豊富な残雪とすっきりした岩峰群の人気は高く、戦後の登山ブームも加えて多くのクライマーを迎えてきた。それだけに事故も多く、1966年に日本で初めて積雪期登山の届出条例が発令されている。  ロッククライミングの対象として人気の高い三ノ窓や小窓、池(いけ)ノ谷(たん)、東大谷(ひがしおおたん)などにはチンネ、ジャングルム、クレオパトラ・ニードル、小窓ノ王、ドームなどと名づけられた岩壁や岩塔がクライマーの血を躍らせてくれる。  一般登山道は別山尾根。別山乗越から行っても剱沢から入っても一服剱(いつぷくつるぎ)で合流する。前剱を越え、途中、カニのヨコバイ、カニのタテバイなど岩壁を行く所があり緊張する。所要3時間30分。  もう1つは剱岳へ西から突き上げる早月(はやつき)尾根。標高差が大きく、途中の早月小屋で泊まる健脚向。馬場島(ばんばじま)から早月小屋へ7時間、早月小屋から山頂へ所要3時間30分。  裏剱の展望台、仙人池へは剱沢、仙人新道経由で所要6時間。仙人池から仙人谷を下って黒部峡谷の阿曽原(あぞはら)から水平歩道を欅平へは所要7時間。

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