ここ数日の最低気温は10℃前後と冷えてきています。湿原全体が黄金色になるのはそれ程掛からないかもしれません。
天気・気温
山と周辺の状況
ここ数日の最低気温は10℃前後と冷えてきています。ヌマガヤ類の葉先は既に茶色く色付いてきていて、全体が黄金色になるのはそれ程掛からないかもしれません。
ヤナギラン
ヤナギラン
は、まだ一部にお花が少し残っていますが、下部は実り綿毛が出始めていました。秋がまた一歩深まった証で、やがて天気の良い日に一斉に綿毛がふわふわと飛ぶととても魅力的です。
花は
ヤマハハコ
ヤマハハコ
、オク
トリカブト
ヤマトリカブト
、ミヤマ
アキノキリンソウ
アキノキリンソウ
、そして最終ランナーのエゾリンドウが咲いていますが、大江湿原の草紅葉も日に日に色が濃くなっているように感じます。
赤く色付く大江湿原に、赤くなる山、そして秋に赤くなるものと言えば、赤トンボですが――。
気温が低くなってきたせいかトンボの数も少なくなったように感じています。
尾瀬には、ムツアカネ(トンボ科アカネ属のトンボ)が飛んでいて、いわゆる赤トンボの一種なのですが、通常ナツアカネ、アキアカネなどの赤トンボは羽化して暫くは黄色っぽい色をしていて、成虫になると体が赤く変わる(雄)のですが、こちらのトンボは成虫になると赤くはならず真っ黒になってしまう(雄)赤トンボです。
花は少しづつ減りつつありますが、こうして周りを見ながら散策していると、色んなものに出会えます。是非、自然とふれあいに尾瀬にお越し下さい。
登山道の状況
尾瀬沼を周遊する遊歩道は、道迷いしやすい場所もなく安心して歩けます。木道が濡れている時は転倒に注意してください。
北岸は樹林帯と湿原を歩く比較的平坦な道です。南岸の道は沼畔に多く作られていて北岸に較べると起伏に富んでいます。
燧ヶ岳への登山道は、とくに問題箇所はありませんが、長英新道は雨が降るとぬかるみが多くなるのでご注意ください。
見晴新道は、一部で木製階段が設置されたり、登山道が登山者に踏み固められるなど、開通当初よりは歩きやすくなっています。
登山装備
湿原では日差しを遮るものがありません。紫外線対策を適切に行なってください。
お知らせ
ビジターセンターでは秋のイベントを行っています。
★1「歩荷さんを知っていますか」
日時:9月18日 19:00~19:45
参加費:無料
★2「秋のおぜぬまビンゴ」
尾瀬沼特製ビンゴ用紙をお渡ししますので、ビンゴを達成してください。ビンゴされた方には、ビンゴ限定缶バッジを差し上げております。
参加費:無料
実施日:9月1日~10月15日まで
★3「秋の尾瀬からのお便り」
美しい尾瀬の思い出を綴ったり、普段お世話になっている方、気になるあの人へ、尾瀬から「秋のお便り」を出してみてはいかがでしょうか(檜枝岐郵便局さんで、尾瀬の風景印を押してもらいます)。
参加費:ハガキ 100円(材料費として)
封筒と便箋 150円(材料費として)
実施日:9月1日~10月15日まで
★4「秋の星空観察会」
参加費:無料
実施日:9月19日(月・祝)、20日(火)、22日(木)、25日(日)、26日(月)、29日(木)
尾瀬沼地区に宿泊の方が対象となります。
昨年の今頃の様子は?
尾瀬沼ビジターセンターは5月13日に開所しました。残雪が少なく、大江湿原ではミズバショウが咲き始めています2023.05.17
ミズバショウのシーズン、もうしばらく楽しめそうです。木々は芽吹きはじめ、湿原の緑が濃くなってきました。2023.05.31
大江湿原のミズバショウは姿を消し、ハクサンチドリなどの花へとバトンタッチされています2023.06.15
尾瀬沼ビジターセンター周辺の過去の様子
尾瀬沼ビジターセンター
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