甲斐駒ヶ岳 | 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

残雪期となりました。雪質が気象条件で大きく変わります。足元に注意

夜半から強風。今朝は晴れて厳しい冷え込みとなりました。不安定な天気です(2024.03.22 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
夜半から強風。今朝は晴れて厳しい冷え込みとなりました。不安定な天気です(2024.03.22 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
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天気・気温

03/29(金) 06:00 雨 1.6℃

山と周辺の状況

■天候と自然
3/29 雨、1.6℃(6:00)。
昨日の晩から降り出した雪は今日の明け方に雨に変わりました。
5cm程積もった雪の上にしっかりと雨が降り、ビシャビシャのシャーベット状になっています。

3/28 曇、気-2.0℃(6:00)。
昨日の晴天は長くは続かず、今朝は雲が広がっています。
雲が高いので鳳凰山や富士山、ヘリポートからは北アルプスの山並みがまだ良く見えています。
お天気はこの後下り坂で、夕方から明日のお昼にかけてまとまった雪または雨の予報になっています。

3/27 晴、-6.0℃(5:30)。
久しぶりにすっきり晴れた朝を迎えています。
昨日は日中ずっと雨が降り続きましたが夜からは雪に変わり、今朝は小屋前で3~4cmの積雪となっています。
まとまった雨が降った後に気温が下がったので、凍結箇所が多数です。
今日は日中気温が上がると、凍り付いた雪が融けてベシャベシャのシャーベット状になりそうです。
足元十分お気を付けてお越しください。

3/26 雨、2.1℃(6:00)。
昨日に引き続き雨が降り続いています。
今日のお昼頃雨のピークを迎えそうで、一時強く降る予報です。
雨による融雪、雨が上がった後には多くの場所で凍結となりそうです。

3/25 雨 4.0℃(6:00)。
昨日の夕方からパラパラ雨が降り始め、今朝も降り続いています。
気温が高く、小屋周りの雪はベシャベシャのシャーベット状になっています。
明日はまとまった雨か雪の予報になっていますが、雨だった場合は雪解けが進みそうです。

3/24 朝の七丈小屋の気温は-0.3℃(5:30)
昨日は夕方には雪は止みましたが、夜から暴風となりました。
今朝は吹き溜まり。気温も高く、ずっしりと重い雪です。
昨日の入山者は僅かで、風でトレースも消えている箇所が多いです。
今日は気温が高く、体温調節、水分補給にも注意が必要です。時間には余裕を持って万全の装備でお越しください。

登山道の状況

■甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根 
(登山道の要所の画像が公式Instagramにあります。ホームページからも参照できます)

3/29 これからの残雪期は、暖かい日はグサグサズボズボの腐った雪、寒気の入った時には一度融けた雪がカチカチに凍り付きあちこち凍結箇所だらけと、コンディションの変化が激しくなります。
足元十分お気を付けてお越しください。

■マウンテンタクシー 2023シーズンの営業は終了
昨年2023年は6月15日(木)~11月15日(水) 毎日運行していました。
詳しくはこちら
https://www.mountaintaxi.jp/

登山装備

3000m級山岳の冬の登山装備が基本
アイゼンとピッケルが必要
天候急変に対応できる装備で

注意点

余裕をもった計画で最新情報をチェックしていただき、対応できる装備でお出かけください。

■登山計画書について(重要)
必ず登山計画書を提出し、計画内容をご家族やご友人と共有の上、登山をお願いいたします。

■麓の山小屋 アグリファームむかわ
登山の前泊なら送迎可(要相談)
※詳細は 甲斐駒ヶ岳七丈小屋ホームページにリンクがあります

お知らせ

■甲斐駒ヶ岳七丈小屋
https://www.kaikoma.info/

※必ずホームページを見て、利用下さい。
ご予約とお問い合わせ 090-3226-2967

■通年営業中
詳しくはこちら
https://www.kaikoma.info/2023summer

・2023~24年冬期営業 予約受付中
以下を参照下さい
https://www.kaikoma.info/winter
冬期営業期間 2023年11月27日(月)〜2024年5月26日(日)のご宿泊まで​(予定)

・【2024年夏山営業について】
4月15日月曜日13時より、オンライン・電話ともにご予約の受付を開始します。
詳しくはこちら
https://www.kaikoma.info/2024summer

■情報発信
登山道情報や小屋の情報など、日々の発信は公式Instagramに集約させますので、ぜひフォローをお願いします。
またこちらは公式Facebookとも連動しております。

公式Instagram
https://www.instagram.com/kaikoma.kuroto/

公式Facebook
https://www.facebook.com/kaikomagatake

■冬期営業限定のピンバッジの販売中
数量に限りがありますので、お一人様一点での販売になります。
※小屋のみでの販売で、オンラインショップでのお取り扱いはありません。

■七丈小屋泊「冬の甲斐駒ヶ岳ツアー情報」 この冬、まだ見ぬ世界へ!
詳細はファーストアッセント HPよりご覧ください。
https://first-ascent.co.jp/
※ツアーのお問い合わせ&お申し込みは七丈小屋ではお受けしておりませんのでご注意ください。

昨年の今頃の様子は?

小屋から上はピッケル&アイゼン必要。5/28迄冬山営業。以降は夏山営業(宿泊要予約、受付中)2023.04.21

小屋から上はピッケル&アイゼン必要。雪質変化あり確実なアイゼンワークで一歩一歩、慎重に2023.04.27

昨朝0℃。まだ残雪凍結あり万全の雪山装備(アイゼン、ピッケル)で。状況に応じ着脱など臨機応変に2023.05.10

今朝5℃。一部まだ雪があり心配な方はアイゼンの用意を。小屋付近でサクラ開花。山麓は新緑2023.05.19

まだ氷点下の日あり。残雪箇所あり滑り止めの用意を。イワカガミが咲き始め、クモイコザクラも開花。2023.05.25

雨により地盤が緩んでいるので注意。小屋から上の残雪も少なくなりアイゼンなど不要2023.06.02

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋周辺の過去の様子

  • 樹林帯の状況
  • 山頂付近の様子
  • 小屋から山頂へのルート 全体的にコンディションがよく登りやすいですが、ピッケルとアイゼンが必須。万全の装備で
  • 小屋から山頂へのルート 全体的にコンディションがよく登りやすいですが、ピッケルとアイゼンが必須。万全の装備で
  • テント場の様子。雪が半分残っている状態。第1+第2テント場あわせて10張りほど地面の上に設営できそう(小型テントであれば)。
  • 小屋から上の残雪はまだまだ豊富
  • 八合目と九合目の間にあるルンゼは、一部氷化した雪の急斜面となっており、滑落の危険あり。ピッケル、前爪有りのアイゼンは必須
  • 眼下には雲海。寒暖差によって登山道のコンディションはとても難しいくなる時期。万全の装備で
  • 小屋の前の雪も少しずつ溶けていますが、固く滑りやすくなっています。
  • 小屋付近の様子
  • 夜半から強風。今朝は晴れて厳しい冷え込みとなりました。不安定な天気です
  • 強い西風が吹いていますが晴天が続いてまいす

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

現地連絡先:
090-3226-2967
電話番号:
090-3226-2967
連絡先住所:
山梨県北杜市須田町若神子新町1205-25

地図で見る
https://www.kaikoma.info

施設の詳細を見る

関連する山

山梨県 / 赤石山脈北部

甲斐駒ヶ岳 標高 2,966m

 全国に駒ヶ岳を名のる山は20座を超えているという。その中で最も高いのが甲斐駒ヶ岳である。作家の宇野浩二は、『山恋ひ』の中で、「山の団十郎」と絶賛した。ふもとから仰いだその山姿は、正にその名に価する高貴な山容をもって迫ってくる。  太古、武御雷命(たけみかずちのみこと)が生んだ天津速駒(あまつはやこま)という白馬がいた。羽があって空中を飛んでおり、夜になると、甲斐駒ヶ岳の頂上で眠ったとのこと。これが命名の由来といわれている。  また、天平3年(731)には、甲斐国から朝廷に、身が黒色、尾が白い馬が献じられた。その馬に乗って聖徳太子が甲斐駒ヶ岳を往復したとか。ふもとを巡る川は、それにちなんで尾白(おじら)川と呼ぶ、などの伝説も残っている。  それはともかく、かつては駒ヶ岳講の名において、白装束の講中登山の山であった。開山したのは、信州・諏訪の小尾権三郎(弘幡行者)で、文化13年(1816)6月15日、20歳のときであった。しかし、文化11年編『甲斐国志』には、すでに「山頂巌窟ノ中ニ駒形権現ヲ安置セル所アリ」と記しているので、その真偽のほどは分からない。  登拝路のメインルートであった黒戸尾根上に残る、おびただしい信仰のモニュメントの数々を目にすると、そんな歴史上の小さな矛盾は消し飛んでいくような気がする。  かつては、白崩山の異称さえあった、真っ白な花崗岩とハイマツの緑に覆われた山頂からの眺めは、さすがに一等三角点の本点だけのことはある。この三角点のやぐら(覘標(てんびよう))は明治24年7月10日に建てられ、同年7月14日に標石を埋めた。同年9月12日から25日まで観測が行われている。南アルプス三大急登の1つに数えられる黒戸尾根を、重さ90kgもある標石を担ぎ上げた先人の苦労には頭が下がる。  甲斐駒ヶ岳は、伊那の人たちは東駒ヶ岳と呼んでいる。目と鼻の先に見える山に、他国の名を冠するほど人間はお人好しではない。  さて、甲斐駒ヶ岳を巡ってたくさんの花崗岩の岩壁がある。この一帯に集中的に挑みルートを開拓していったのは、主として東京白稜会のメンバーであった。1949年から1970年にかけてのパイオニア・ワークは、一頭地抜きん出ている。この会の代表であった、恩田善雄氏の「甲斐駒ヶ岳―わたしの覚書き」は、甲斐駒周辺の地誌、登攀記録、山名の由来、伝説などを網羅したものである(未刊行)。  登山コースは尾白川渓谷から黒戸尾根経由で山頂まで9時間。南西の北沢峠からは双児山、駒津峰を越えて約4時間の登りで山頂へ。

山梨県 長野県 / 赤石山脈北部

駒津峰 標高 2,752m

山梨県 長野県 / 赤石山脈北部

双児山 標高 2,649m

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