甲斐駒ヶ岳 | 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

寒暖差で氷化箇所が増加し難しくなる時期。樹林帯でも滑落注意。小屋より上要注意。万全の準備で

樹林帯の状況(2024.04.28 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
樹林帯の状況(2024.04.28 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
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天気・気温

04/12(金) 05:30 晴 2.2℃

山と周辺の状況

■天候と自然
4/12 朝の七丈小屋の気温は2.2℃(5:30)でした。
眼下には雲海が広がり、昨日に引き続き穏やかな朝を迎えました。
週明けまでしばらくいいお天気に恵まれそうです

4/11 朝の七丈小屋の気温は2.2℃(6:00)でした。
高気圧に覆われて昨日に引き続き、穏やかなお天気です。
小屋の前の雪も少しずつ溶けていますが、固く滑りやすくなっています。

4/10 七丈小屋の気温は-5.6℃(4:00)と冷え込み、昨日の朝と10℃の気温差でした。

4/9 朝の七丈小屋の気温は5.6℃(5:30)
南岸低気圧の通過の影響で、昨日、夕方ごろから雨が降り始めました。
現在は雨が強まり、お昼過ぎごろまで雨が降り続く予報となっています。
昨日までザラメの状況だった小屋前の雪は氷の状態に変わって非常に滑りやすくなっています。
今日一日で雪解けも急速にすすみ、登山道の状況も大きく変わりそうです。
地盤もゆるみますので、登山道が露出しはじめている箇所の落石には充分気をつけていただくようにお願いします。

4/8 朝の七丈小屋の気温は3.4℃(5:30)でした。
あたたかく穏やかな春らしい朝で、雲海が広がっています。
夕方から天気が降り坂となっています。まとまった降雨となりそうです。

登山道の状況

■甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根 
(登山道の要所の画像が公式Instagramにあります。ホームページからも参照できます)

4/12 週明けまでしばらくいいお天気に恵まれそうですが、寒暖差によって登山道のコンディションはとても難しいくなる時期です。特に小屋から上は滑落の危険も伴います。どうぞ気を引き締めて、準備を万全にお越しいただくようお願いいたします。

4/11 登山道も寒暖差で氷化してくる箇所も多くなります。
小屋までは凍結箇所が多く、小屋から上も樹林帯を含めて滑落に注意が必要です。
装備を万全に、気を引きしめて入山していただくようお願いいたします。

4/9 山頂までの様子を見に行ってきましたので参考にされてください。
昨日はお昼すぎまで強く雨が降り続けて、気温が一気に下がりました。朝一番の雪質はカチカチでした。
樹林帯は先週入山された方のトレースがそのまま固まっていました。
山頂まで、どのセクションも油断が許されないコンディションで、確実にアイゼン、ピッケルのききを確かめながら登りました。昨年の同時期よりも雪は多く、核心部も冬ルートを使いました。
失敗が許されない緊張感が続き、下山も時間をかけて慎重に降りてきました。
この時期は雪質よって難易度が大きく変わります。過去にも残雪期は滑落事故が起きており、厳冬期とは違う難しさがあります。
改めて、計画、装備を万全にお越しいただくようお願いいたします。

■マウンテンタクシー 2023シーズンの営業は終了
昨年2023年は6月15日(木)~11月15日(水) 毎日運行していました。
詳しくはこちら
https://www.mountaintaxi.jp/

登山装備

3000m級山岳の残雪期の登山装備が基本
アイゼンとピッケルが必要
天候急変に対応できる装備で

注意点

余裕をもった計画で最新情報をチェックしていただき、対応できる装備でお出かけください。

■登山計画書について(重要)
必ず登山計画書を提出し、計画内容をご家族やご友人と共有の上、登山をお願いいたします。

■麓の山小屋 アグリファームむかわ
登山の前泊なら送迎可(要相談)
※詳細は 甲斐駒ヶ岳七丈小屋ホームページにリンクがあります

お知らせ

■甲斐駒ヶ岳七丈小屋
https://www.kaikoma.info/

※必ずホームページを見て、利用下さい。
ご予約とお問い合わせ 090-3226-2967

■通年営業中
詳しくはこちら
https://www.kaikoma.info/2023summer

・2023~24年冬期営業 予約受付中
冬期営業期間 2023年11月27日(月)~2024年5月26日(日)のご宿泊まで​
以下を参照下さい
https://www.kaikoma.info/winter

・【2024年夏山営業について】5/27以降の予約
予約受付開始 4月15日月曜日13時より、オンライン&電話ともにご予約の受付を開始
詳しくはこちら
https://www.kaikoma.info/2024summer

■情報発信
登山道情報や小屋の情報など、日々の発信は公式Instagramに集約させますので、ぜひフォローをお願いします。
またこちらは公式Facebookとも連動しております。

公式Instagram
https://www.instagram.com/kaikoma.kuroto/

公式Facebook
https://www.facebook.com/kaikomagatake

昨年の今頃の様子は?

小屋から上はピッケル&アイゼン必要。5/28迄冬山営業。以降は夏山営業(宿泊要予約、受付中)2023.04.21

小屋から上はピッケル&アイゼン必要。雪質変化あり確実なアイゼンワークで一歩一歩、慎重に2023.04.27

昨朝0℃。まだ残雪凍結あり万全の雪山装備(アイゼン、ピッケル)で。状況に応じ着脱など臨機応変に2023.05.10

今朝5℃。一部まだ雪があり心配な方はアイゼンの用意を。小屋付近でサクラ開花。山麓は新緑2023.05.19

まだ氷点下の日あり。残雪箇所あり滑り止めの用意を。イワカガミが咲き始め、クモイコザクラも開花。2023.05.25

雨により地盤が緩んでいるので注意。小屋から上の残雪も少なくなりアイゼンなど不要2023.06.02

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋周辺の過去の様子

  • 樹林帯の状況
  • 山頂付近の様子
  • 小屋から山頂へのルート 全体的にコンディションがよく登りやすいですが、ピッケルとアイゼンが必須。万全の装備で
  • 小屋から山頂へのルート 全体的にコンディションがよく登りやすいですが、ピッケルとアイゼンが必須。万全の装備で
  • テント場の様子。雪が半分残っている状態。第1+第2テント場あわせて10張りほど地面の上に設営できそう(小型テントであれば)。
  • 小屋から上の残雪はまだまだ豊富
  • 八合目と九合目の間にあるルンゼは、一部氷化した雪の急斜面となっており、滑落の危険あり。ピッケル、前爪有りのアイゼンは必須
  • 眼下には雲海。寒暖差によって登山道のコンディションはとても難しいくなる時期。万全の装備で
  • 小屋の前の雪も少しずつ溶けていますが、固く滑りやすくなっています。
  • 小屋付近の様子
  • 夜半から強風。今朝は晴れて厳しい冷え込みとなりました。不安定な天気です
  • 強い西風が吹いていますが晴天が続いてまいす

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

現地連絡先:
090-3226-2967
電話番号:
090-3226-2967
連絡先住所:
山梨県北杜市須田町若神子新町1205-25

地図で見る
https://www.kaikoma.info

施設の詳細を見る

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 全国に駒ヶ岳を名のる山は20座を超えているという。その中で最も高いのが甲斐駒ヶ岳である。作家の宇野浩二は、『山恋ひ』の中で、「山の団十郎」と絶賛した。ふもとから仰いだその山姿は、正にその名に価する高貴な山容をもって迫ってくる。  太古、武御雷命(たけみかずちのみこと)が生んだ天津速駒(あまつはやこま)という白馬がいた。羽があって空中を飛んでおり、夜になると、甲斐駒ヶ岳の頂上で眠ったとのこと。これが命名の由来といわれている。  また、天平3年(731)には、甲斐国から朝廷に、身が黒色、尾が白い馬が献じられた。その馬に乗って聖徳太子が甲斐駒ヶ岳を往復したとか。ふもとを巡る川は、それにちなんで尾白(おじら)川と呼ぶ、などの伝説も残っている。  それはともかく、かつては駒ヶ岳講の名において、白装束の講中登山の山であった。開山したのは、信州・諏訪の小尾権三郎(弘幡行者)で、文化13年(1816)6月15日、20歳のときであった。しかし、文化11年編『甲斐国志』には、すでに「山頂巌窟ノ中ニ駒形権現ヲ安置セル所アリ」と記しているので、その真偽のほどは分からない。  登拝路のメインルートであった黒戸尾根上に残る、おびただしい信仰のモニュメントの数々を目にすると、そんな歴史上の小さな矛盾は消し飛んでいくような気がする。  かつては、白崩山の異称さえあった、真っ白な花崗岩とハイマツの緑に覆われた山頂からの眺めは、さすがに一等三角点の本点だけのことはある。この三角点のやぐら(覘標(てんびよう))は明治24年7月10日に建てられ、同年7月14日に標石を埋めた。同年9月12日から25日まで観測が行われている。南アルプス三大急登の1つに数えられる黒戸尾根を、重さ90kgもある標石を担ぎ上げた先人の苦労には頭が下がる。  甲斐駒ヶ岳は、伊那の人たちは東駒ヶ岳と呼んでいる。目と鼻の先に見える山に、他国の名を冠するほど人間はお人好しではない。  さて、甲斐駒ヶ岳を巡ってたくさんの花崗岩の岩壁がある。この一帯に集中的に挑みルートを開拓していったのは、主として東京白稜会のメンバーであった。1949年から1970年にかけてのパイオニア・ワークは、一頭地抜きん出ている。この会の代表であった、恩田善雄氏の「甲斐駒ヶ岳―わたしの覚書き」は、甲斐駒周辺の地誌、登攀記録、山名の由来、伝説などを網羅したものである(未刊行)。  登山コースは尾白川渓谷から黒戸尾根経由で山頂まで9時間。南西の北沢峠からは双児山、駒津峰を越えて約4時間の登りで山頂へ。

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駒津峰 標高 2,752m

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双児山 標高 2,649m

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