甲斐駒ヶ岳 | 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

小屋~山頂はルンゼが一部氷化し雪の急斜面あり。下山時注意。ピッケル、前爪有りのアイゼンは必須

樹林帯の状況(2024.04.28 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
樹林帯の状況(2024.04.28 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
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天気・気温

04/18(木) 08:00 曇 7.9℃

山と周辺の状況

■天候と自然
4/18 曇 7.9℃(8:00)。
最近は朝も暖かい日が続いていましたが、今朝は少し気温が下がって、朝の5時で気温は0.2℃程でした。

4/17 みぞれ、1.8℃(6:00)。
今朝は少し気温が下がり、明け方からはみぞれが降って小屋周りは少し白くなりました。
今日は1日ぐずついたお天気となりそうです。

昨日は思わぬ方達が小屋にお立ち寄りくださいました。
登山界のアカデミー賞とも言われるピオレドール賞を何度も受賞されている、平出和也さんと中島健郎さんが昨朝赤石沢奥壁を登る前に立ち寄ってくださいました。
さすがのお二人、中央稜をサッと登ってお昼過ぎには小屋に戻って来られました。
暫く小屋前で荷物の整理をされた後に、颯爽と下山していかれました。
お二人は今年の6月からK2に向けて出発されるそうです。登山のご無事をお祈りしております。

4/16 晴 5.3℃(6:00)。
最近は暖かな朝が続いています。
7時前まではどんよりとした雲が山頂方面に掛かっていましたが、今現在は青空が広がっています。
小屋周りの雪はかなり融けてきましたが、小屋から山頂まではまだまだ残雪豊富です。
ピッケル、前爪有りのアイゼンが必須な状況で、この状況は当面続きそうです。

4/15 晴 4.9℃(6:00)。
昨日に引き続き暖かな朝を迎えています。
連日の霞で普段は鳳凰山の奥にきれいに見える富士山は全く見えていません。

4/14 晴 2.9℃(5:30)。
暖かな朝を迎えた七丈小屋です。霞が掛かって周囲の山々はボヤけて見えています。

登山道の状況

■甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根 
(登山道の要所の画像が公式Instagramにあります。ホームページからも参照できます)

4/18 今朝は5時半頃に小屋を出発して、山頂まで登山道の様子を確認してきました。

小屋から上の残雪はまだまだ豊富で、第2小屋脇のハシゴを越えると早速雪を踏むようになります。
テン場は第1、第2共にしっかりと雪に覆われています。
整地にスコップが必須な状況です。

八合目と九合目の間にあるルンゼは、一部氷化した雪の急斜面となっており、滑落の危険が高い状況です。
特に下山時にはお気を付けください。

ルンゼ以外にも危険箇所は無数にありますので、山頂を目指す方はピッケル、前爪有りのアイゼンは必須です。

雪がとても硬く、万が一転倒した場合に滑りだしてしまうと滑落停止させるのがとても困難な状況です。
転倒しないようなしっかりとした歩行技術、アイゼンワークを十分に練習してお越しください。

■マウンテンタクシー 2023シーズンの営業は終了
昨年2023年は6月15日(木)~11月15日(水) 毎日運行していました。
詳しくはこちら
https://www.mountaintaxi.jp/

登山装備

3000m級山岳の残雪期の登山装備が基本
山頂を目指す方はピッケル、前爪有りのアイゼンは必須です。

注意点

余裕をもった計画で最新情報をチェックしていただき、対応できる装備でお出かけください。

■登山計画書について(重要)
必ず登山計画書を提出し、計画内容をご家族やご友人と共有の上、登山をお願いいたします。

■麓の山小屋 アグリファームむかわ
登山の前泊なら送迎可(要相談)
※詳細は 甲斐駒ヶ岳七丈小屋ホームページにリンクがあります

お知らせ

■甲斐駒ヶ岳七丈小屋
https://www.kaikoma.info/

※必ずホームページを見て、利用下さい。
ご予約とお問い合わせ 090-3226-2967

■通年営業中
詳しくはこちら
https://www.kaikoma.info/2023summer

・2023~24年冬期営業 予約受付中
冬期営業期間 2023年11月27日(月)~2024年5月26日(日)のご宿泊まで​
以下を参照下さい
https://www.kaikoma.info/winter

■夏営業期間の予約受付中
4/15の13時より、5/27(月)からの夏営業期間の予約受付中
七丈小屋の公式サイトからのオンライン、電話での予約どちらも可能
オンライ予約の場合→事前カード決済、
電話予約の場合→宿泊当日小屋で現金支払 となります。
グリーンシーズンの黒戸尾根に是非お越しください!
詳しくはこちら
https://www.kaikoma.info/2024summer

■情報発信
登山道情報や小屋の情報など、日々の発信は公式Instagramに集約させますので、ぜひフォローをお願いします。
またこちらは公式Facebookとも連動しております。

公式Instagram
https://www.instagram.com/kaikoma.kuroto/

公式Facebook
https://www.facebook.com/kaikomagatake

昨年の今頃の様子は?

小屋から上はピッケル&アイゼン必要。5/28迄冬山営業。以降は夏山営業(宿泊要予約、受付中)2023.04.21

小屋から上はピッケル&アイゼン必要。雪質変化あり確実なアイゼンワークで一歩一歩、慎重に2023.04.27

昨朝0℃。まだ残雪凍結あり万全の雪山装備(アイゼン、ピッケル)で。状況に応じ着脱など臨機応変に2023.05.10

今朝5℃。一部まだ雪があり心配な方はアイゼンの用意を。小屋付近でサクラ開花。山麓は新緑2023.05.19

まだ氷点下の日あり。残雪箇所あり滑り止めの用意を。イワカガミが咲き始め、クモイコザクラも開花。2023.05.25

雨により地盤が緩んでいるので注意。小屋から上の残雪も少なくなりアイゼンなど不要2023.06.02

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋周辺の過去の様子

  • 樹林帯の状況
  • 山頂付近の様子
  • 小屋から山頂へのルート 全体的にコンディションがよく登りやすいですが、ピッケルとアイゼンが必須。万全の装備で
  • 小屋から山頂へのルート 全体的にコンディションがよく登りやすいですが、ピッケルとアイゼンが必須。万全の装備で
  • テント場の様子。雪が半分残っている状態。第1+第2テント場あわせて10張りほど地面の上に設営できそう(小型テントであれば)。
  • 小屋から上の残雪はまだまだ豊富
  • 八合目と九合目の間にあるルンゼは、一部氷化した雪の急斜面となっており、滑落の危険あり。ピッケル、前爪有りのアイゼンは必須
  • 眼下には雲海。寒暖差によって登山道のコンディションはとても難しいくなる時期。万全の装備で
  • 小屋の前の雪も少しずつ溶けていますが、固く滑りやすくなっています。
  • 小屋付近の様子
  • 夜半から強風。今朝は晴れて厳しい冷え込みとなりました。不安定な天気です
  • 強い西風が吹いていますが晴天が続いてまいす

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

現地連絡先:
090-3226-2967
電話番号:
090-3226-2967
連絡先住所:
山梨県北杜市須田町若神子新町1205-25

地図で見る
https://www.kaikoma.info

施設の詳細を見る

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甲斐駒ヶ岳 標高 2,966m

 全国に駒ヶ岳を名のる山は20座を超えているという。その中で最も高いのが甲斐駒ヶ岳である。作家の宇野浩二は、『山恋ひ』の中で、「山の団十郎」と絶賛した。ふもとから仰いだその山姿は、正にその名に価する高貴な山容をもって迫ってくる。  太古、武御雷命(たけみかずちのみこと)が生んだ天津速駒(あまつはやこま)という白馬がいた。羽があって空中を飛んでおり、夜になると、甲斐駒ヶ岳の頂上で眠ったとのこと。これが命名の由来といわれている。  また、天平3年(731)には、甲斐国から朝廷に、身が黒色、尾が白い馬が献じられた。その馬に乗って聖徳太子が甲斐駒ヶ岳を往復したとか。ふもとを巡る川は、それにちなんで尾白(おじら)川と呼ぶ、などの伝説も残っている。  それはともかく、かつては駒ヶ岳講の名において、白装束の講中登山の山であった。開山したのは、信州・諏訪の小尾権三郎(弘幡行者)で、文化13年(1816)6月15日、20歳のときであった。しかし、文化11年編『甲斐国志』には、すでに「山頂巌窟ノ中ニ駒形権現ヲ安置セル所アリ」と記しているので、その真偽のほどは分からない。  登拝路のメインルートであった黒戸尾根上に残る、おびただしい信仰のモニュメントの数々を目にすると、そんな歴史上の小さな矛盾は消し飛んでいくような気がする。  かつては、白崩山の異称さえあった、真っ白な花崗岩とハイマツの緑に覆われた山頂からの眺めは、さすがに一等三角点の本点だけのことはある。この三角点のやぐら(覘標(てんびよう))は明治24年7月10日に建てられ、同年7月14日に標石を埋めた。同年9月12日から25日まで観測が行われている。南アルプス三大急登の1つに数えられる黒戸尾根を、重さ90kgもある標石を担ぎ上げた先人の苦労には頭が下がる。  甲斐駒ヶ岳は、伊那の人たちは東駒ヶ岳と呼んでいる。目と鼻の先に見える山に、他国の名を冠するほど人間はお人好しではない。  さて、甲斐駒ヶ岳を巡ってたくさんの花崗岩の岩壁がある。この一帯に集中的に挑みルートを開拓していったのは、主として東京白稜会のメンバーであった。1949年から1970年にかけてのパイオニア・ワークは、一頭地抜きん出ている。この会の代表であった、恩田善雄氏の「甲斐駒ヶ岳―わたしの覚書き」は、甲斐駒周辺の地誌、登攀記録、山名の由来、伝説などを網羅したものである(未刊行)。  登山コースは尾白川渓谷から黒戸尾根経由で山頂まで9時間。南西の北沢峠からは双児山、駒津峰を越えて約4時間の登りで山頂へ。

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駒津峰 標高 2,752m

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双児山 標高 2,649m

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