行程・コース
天候
1日目: 晴れ、2日目: 晴れ ※1日目、2日目とも昼過ぎくらいから頂上ガ付近ガス
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
青木鉱泉の駐車場を利用
1日750円 (2日なので1,500円)
この登山記録の行程
【1日目】
青木鉱泉(11:25)・・・南精進ノ滝(12:23)[休憩 20分]・・・五色ノ滝(14:53)[休憩 20分]・・・鳳凰小屋(15:43)
【2日目】
鳳凰小屋(03:40)・・・アカヌケ沢ノ頭(04:02)[休憩 50分]・・・観音岳(06:00)[休憩 20分]・・・薬師岳小屋(06:32)[休憩 20分]・・・御座石(07:25)[休憩 10分]・・・中道登山道入口(09:12)[休憩 15分]・・・青木鉱泉(09:52)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
南アルプスの百名山の鳳凰三山(地蔵岳、観音岳、薬師岳)に登ってきました!
今年初のアルプス山行で、アクシデントが多くいろんな意味で今シーズンで一番キツい登山でした^^;
8月からアルプス三昧予定なので良い練習になりましたw
当日、登山仲間がドタキャンし単独登山に急きょ変更--;
レンタカー屋の手際が悪く、手続きの不備で出発が大幅に遅れ--;
早朝出発にも関わらず、連休初日だったためか高速道路は大渋滞--#
予定より2時間近く遅れて登山開始というトラブル続きの登山です。
災難が続いた山行も、2日目は見事なライジングサンと壮大な南アルプス山脈を一望!!
今までの南アルプス登山の中で、鳳凰三山からの景色が最も美しく心に残る山行だったと思います。
ほんとに素晴らしい景色でした!
【1日目】
▼登山開始
登山口は青木鉱泉にあります。
青木鉱泉までの道は超悪路で、道が超狭いところを8km近く走ります。
落石が多く道がボコボコしているので、すごく面倒な道です。
車高が低い車や幅が広い車の場合、神経使う道です。
しかも道幅が超狭く、対向車が来ると避けれる場所がないくらいです。
青木鉱泉の駐車場は超混んでました。連休の初日、かつ2時間も遅れて昼前に到着したので満車状態です。
この日は臨時駐車場に停めました。青木鉱泉の受付で駐車料金払います。1日750円です。計1,500円。
昼前、日差しが強い中、登山開始です。
夕方前に鳳凰小屋に着く必要があるので、ちょっとペース早めです。
▼~五色ノ滝
ドンドコ沢の登山コースは、文字通り沢沿いを登っていきます。
木に赤い標あるので標頼りに進みましょう。道標が少ないので迷いやすいです。
川を渡ったり滝があったりとマイナスイオンな登山道です。
鳳凰小屋までの歩行時間が短いのは良いとしても、距離が短く標高差があるということは、殆ど急登になるってことです…
登山口付近は工事中のため、舗装された道を歩きます。
川を渡ると登山道に入ります。
しばらくずーと樹林帯ですが、川が近いせいか涼しい感じでした。
川の水は透き通っていて冷たくてとても気持ち良いです。
気温が高い日だったので、冷たい自然の川は最高の癒しです。
最初の滝は南精進ノ滝です。この滝は本流の登山道から外れたところにあります。滝から登山道には戻れます。
中々の迫力で滝マニアにはたまりません。
南精進ノ滝の越えてしばらく登ると今度は鳳凰の滝の分岐に出ます。
鳳凰の滝は登山道から外れていて、この分岐に戻ってこないといけません。
しかも結構通りにくい道で標もなく、マイナーな道です。
余程の滝好きか、どうしても行きたいのなら止めませんが、あまりオススメできない道です。
だいたいこの辺りから坂が急になってきます。
他のハイカーさんたちはゼーハーしながら登ってました。
鳳凰の滝の分岐から鳳凰小屋に進むと、白糸滝に出ます。
ここも見どころですがちょっと狭いので、休憩する場合は場所に気を付けましょう。
白糸滝からさらにぐーと登ると一番の見所である五色ノ滝に出ます。
登山道からちょっとだけ外れますが、壮大な素晴らしい滝なのでぜひ近くまで行ってみましょう。
かなり近くまで行けるので天然マイナスイオンを浴びれます。
五色ノ滝からさらにぐーと登り、沢まで来たら鳳凰小屋は近いです。
▼鳳凰小屋
この日の鳳凰小屋はすんごい人数でした。テント場は満タン状態、寝る場所は1敷き布団に2人で歩くとこまで布団が敷いてありました。
登山シーズンのしかも連休初日なので覚悟はしていました。
鳳凰小屋のトイレは有料です。200円掛かります。
水場は無料です。とても冷たくておいしい水です。
夕飯は鳳凰小屋の名物カレーライスです。おかわりできます。
鳳凰小屋からは地蔵岳、観音岳・薬師岳に行ける分岐があります。
観音岳・薬師岳のが地蔵岳の山頂より展望開けているので、日の出目当てならこちらのが良いかも。
【2日目】
▼~地蔵岳
鳳凰小屋を3時半くらいに出ます。3時くらいからガサガサとうるさいので起きてしまいましたが。
真っ暗の中、独りで地蔵岳山頂に向かいます。さすがにちょっと怖かったですw
鳳凰小屋から地蔵岳の山頂までは約1時間程度掛かります。自分のペースでは40分くらい。
この道も急登です。途中から日向山・甲斐駒ヶ岳のような砂道になります。
砂で足取られて登りにくいです。
地蔵岳の山頂はアカヌケ沢ノ頭の近くにあります。頂上は岩の上ではないので注意してください。
山頂の目の前にあるバカでっかい岩は有名なオベリスクです。
一応登ることもできるみたいですが、この日はやめときました。
お地蔵さまがたくさん並んでいるところに山頂があります。
富士山が見えましたが、日の出と反対側でした。
日の出と富士山の背中側は南アルプスです。
お地蔵さまの地点からちょっと観音岳に進んだところに展望があります。
北岳・間ノ岳を中心に南アルプスを一望できます!
ここから観音岳までは展望の良い稜線を歩きますが、ほんとうに素晴らしい南アルプスの風景です。
甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳、塩見岳まで見渡せます。
天気が良ければ北岳と仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳の間から北アルプスも見ることができます。
▼~観音岳
地蔵岳から観音岳・薬師岳までは稜線沿いを歩きます。
岩が多いのでグローブあると良いと思います。
森林限界のため視界は良く抜群の展望ですが、日中は日差しが強烈なので気を付けましょう。
帰りのことも考慮すると早い時間から歩くのが良いと思います。まだちょっと寒く感じます。
地蔵岳から観音岳まではちょっと距離があります。約1時間程度歩く感じです。
地蔵岳の山頂は狭いですが、360度の大パノラマです!
富士山、八ヶ岳、鳳凰三山の地蔵岳、薬師岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳、塩見岳、赤石岳~光岳側、北アルプスと有名な山々を全て見渡せます。
過去、南アルプス山行の中でこの日の観音岳の風景が一番感動しました!
ちょっと寒かったですが、予定より長居してしまうくらい見惚れてしまいました。
▼~薬師岳
薬師岳まで再び稜線沿いを歩きます。歩くといっても殆ど岩道ですが…
観音岳を過ぎると甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳や地蔵岳は見えなくなります。塩見岳や赤石岳・荒川岳側が良く見えます。
20~30分程度で薬師岳の山頂に着きます。薬師岳からは富士山が良く見えます。白根山山の北岳・間ノ岳、農鳥岳も良く見えます。
観音岳の山頂より広いので休憩するには良いポイントです。山頂の岩のところはロープがあり立ち入り禁止です。
薬師小屋は山頂から5分程度の場所ありますが営業していないので注意してください。
ここを過ぎると南アルプスの風景とはお別れになります。下山前に見納めしておきましょう。
▼~下山
下山は中道から下りました。この道は終始樹林帯・林道で全く展望はありません。
川や滝とかのスポットもないので、この道から登るのは精神的にキツそうです…
ほんとなーんにもない道で人も少ないのでちょっと不安になります。
途中から林道に変わり、歩きやすい道に変わります。
中道登山道入口からは車が通れるほど整備された平たんな道になります。
なお、薬師岳山頂から青木鉱泉までは3時間程度掛かります。
登りも下りも急登ばっかりで中々しんどい山行でしたが、山頂からの風景はその苦労に見合う最高の絶景だったと思います。
観音岳山頂の展望はほんと最高でした!薬師岳の展望も素晴らしいです!
今度は地蔵岳のオベリスクに挑戦したいと思います!!
フォトギャラリー:99枚
青木鉱泉からスタート!かなり立派な山荘です。日帰りの温泉施設もあります。
ドンドコ沢の登山口は青木鉱泉の敷地内にあります。
鳳凰三山登山道の全体像です。
登山口から歩いてすぐに川があります。水が透き通っていてキレイです。
しばらく樹林帯を歩きます。日差しが強い日は涼しげです。
登山道のすぐ近くに川があります。
何回か沢を渡ります。水が冷たくて気持ち良いです♪
川の水はとても澄んでいます。さすが南アルプスの天然水!
分岐から南精進ノ滝に行くことが出来ますが、滝を通らないルートもあります。どちらも登山道に合流します。
南精進ノ滝。近くまでは行けません。道は狭いので休憩場所には適してないです。
ちょっと流れが強い川も渡ります。ローカットの登山靴だと水に遣っちゃうかも。
鳳凰の滝にも行ってみました。持ってた地図では鳳凰小屋から白糸の滝まで行けるぽかったですが、滝で行き止まりでした。獣道みたいな無整備の道を歩くので、余程用事なければ寄らなくても良いと思います。
鳳凰の滝?に到着。
奥に見えるのが滝だと思いますが、普通の川です。周り見渡しましたが、ここから登山道に合流する道はなさそうなので、来た道を戻りました orz
分岐まで戻りました。
やっと山が見えてきました。観音岳か薬師岳だと思います。
白糸滝です。ここも狭いです。
白糸滝からぐんぐん登った先に五色滝があります。この滝は迫力があり、かなり近くまで行けます。天然のマイナスイオンが浴びれます!滝付近まで急な下りがあります。
奥に見えるのは鳳凰三山のどれかですが、頂上付近がガスってきました。
この沢を渡ると鳳凰小屋に着きます。
鳳凰小屋に到着!連休初日ということもあり、凄いハイカーの数でした。水が豊富でとてもキレイなのでここで補給しておきましょう。
翌日の早朝、真っ暗な中、鳳凰小屋から単独で地蔵岳へ!頂上までは鳳凰小屋から1時間程度です。そこそこ急登で途中から砂道に変わります。砂は足取られて登りにくいです><;
山頂のオベリスク!岩の頂上まで行けるそうですが、今回はやめときました。
山の反対側は北岳と間ノ岳が!
実はここが山頂です。オベリスクは山頂ではないのでご注意を。後ろにお地蔵さまがたくさん並んでいます。
山頂付近で日の出を待ちます。後から気が付きましたが、もうちょっと上まで登ったところのが景色良かったです。
大雲海の中からライジングサン!左の崖っぽいのがオベリスクです。
観音岳側の山です。
ライジングサンとオベリスク!
富士山も見えました!
ほんとに素晴らしい景色です。いつまでも見ていたいですが、先があるので進みます。
オベリスクの先に見える山が八ヶ岳です。
地蔵岳の山頂から数分登ったところにまた展望がありました。ここのが景色が良いですw
甲斐駒ヶ岳側が見えました!
手前は北岳と間ノ岳の白根三山!
塩見岳だと思います。
地蔵岳のオベリスクも見えます。
南アルプスの景色を楽しみながら観音岳に向かいます。地蔵岳の山頂からだと1時間程度掛かります。稜線沿いを歩くので、日中は日差しがヤバそう…
観音岳はこの道標よりまだまだ先です。
地蔵岳のオベリスクと八ヶ岳。だいぶ歩きました。
素晴らしい雲海です。3000m近い山は雲海がいいですねー!
甲斐駒ヶ岳がキレイに見えます。
そのお隣の仙丈ケ岳。
観音岳が見えてきました。稜線沿いにハイカーさんたちが歩いてるのが見えます。
後ろ振り向くと甲斐駒ヶ岳と仙丈ケ岳。南アルプスの名峰ですね。
観音岳の頂上に到着!ここは岩場になっていてちょっと狭いです。足元に気を付けましょう。
大パノラマ!こちらは富士山側。
塩見岳側。
白根三山!
仙丈ヶ岳!
甲斐駒ヶ岳!
八ヶ岳も見えます!
今度はこちらの塩見岳に行きたいなー。
薬師岳に向かいます。
薬師岳の頂上まで稜線沿いを歩きます。白根三山と塩見岳がよく見えます。
道は緩やか。
薬師岳に到着!
富士山が近くに見えます。
塩見岳がキレイです。
山頂の岩ですが、立ち入り禁止のようです。
観音岳側。
薬師岳の頂上は広いので休憩場所に向いてます。小屋は現在営業していないようなので気を付けましょう。
南アルプスの展望にお別れして中道から下ります。終始、ずーーと林道を歩きます。
途中の御座石に到着。
このばかでっかい岩が御座石だそうです。これ以外特に何もないです。
ずーと林道です。飽きてくるくらい林道です。
平坦な道もありますが、展望は特にないです。
中道登山口に到着。ここから整備された道になります。
車も通れるくらい整備されています。青木鉱泉までは20~30分程度歩きます。
青木鉱泉に到着!青木鉱泉には日帰り温泉があります。
鳳凰三山はCTは短いですが、その分急登が多いです。ただ南アルプスのキレイな川や迫力のある滝、そして南アルプスを一望できる大パノラマがあるところで、とても素晴らしい景色でした。また登りにこようかと思います。
装備・携行品
アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | トレランシューズ |
バックパック | ヘッドランプ | タオル | 帽子 | グローブ | サングラス |
着替え | 地図 | コンパス | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) |
健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 虫除け | 熊鈴・ベアスプレー | 非常食 |
行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール | GPS機器 | ||
【その他】
水 1.5ℓ+ペットボトル550ml ウィダーインゼリーx4、プロテインゼリーx2 1日目用の昼食 ※地図、コンパス、時計、GPS、カメラはスマフォアプリ |
みんなのコメント