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大朝日岳(古寺鉱泉〜鳥原山ルート)

大朝日岳( 東北)

パーティ: 1人 (ダイノジ さん )

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行程・コース

天候

曇りのち雨

利用した登山口

古寺鉱泉駐車場  

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 月山インターから大井沢方面へ車で30分程度で古寺鉱泉駐車場へ

この登山記録の行程

古寺鉱泉駐車場(05:45)・・・古寺鉱泉(05:50)・・・ハナヌキ峰分岐(06:50)・・・大朝日小屋(09:00)・・・大朝日岳(09:10)・・・大朝日小屋(09:20)・・・小朝日岳(10:45)・・・鳥原山(11:40)・・・畑場峰(12:40)・・・古寺鉱泉(13:25)・・・古寺鉱泉駐車場(13:30)

コース

総距離
約18.6km
累積標高差
上り約1,944m
下り約1,944m
コースタイム
標準10時間50
自己7時間45
倍率0.72

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

・前日のてんきとくらすの予報では強風でC判定ではあったが、近頃は天気が不安定で予報が外れることが珍しくないので、せっかくの3連休でもあり、とりあえず古寺鉱泉まで車で15分の大井沢キャンプ場まで向かい、前日泊で待機しました。翌朝はどんよりとした曇りでしたが、幸い雨も降っておらず、風も強くなかったので、一瞬でも晴れることを期待し、古寺鉱泉へ向かいました。
・古寺鉱泉へは林道終点の駐車場から歩いて5分くらいで、20〜30台は停められ、天気が良い時期には午前5時でも満車ということでしたが、天気が良くなかったため、午前6時前でも3台分くらい空いていました。
・早速、登山を開始し、第1のポイントの古寺山へ向かいました。1時間以上ひたすら樹林帯を登りますが、急登は無く、水場も丁度良い位置に2箇所、一服清水と三沢清水があり、いずれも近くの沢からホースで引いたもので、勢いも良く冷たくて気持ちが良かったです。
・古寺山までの間に昨晩避難小屋に泊まった方達5-6人とすれちがいましたが、昨日の日中の山頂の景色は半分くらいはガスっていて見えず、晩は一晩中強風だったそうです。今朝降りるときもガスっていたが、雨は降っていなかったそうです。
・古寺山までは雨も降っておらず、たまに風が吹きましたが、強くはなかったので、涼しく快適な道中でした。古寺山からは小朝日岳は見えましたが、大朝日岳はガスで覆われていて、全く見えませんでした。
・古寺山から小朝日岳と巻道の分岐に行く途中、ヒメサユリがチラチラと見えました。すでに盛りは過ぎているようで、代わりにニッコウキスゲが咲き始めていました。色の違う似たような花の混在は珍しかったです。
・分岐に差し掛かりましたが、目前に見える小朝日岳の斜面が急そうだったので、迷わず右の巻道へ。巻道は雪渓が残ってる場合、右側が直ぐガケで危険なのでやめるべきとのことでしたが、分岐前に少し雪が残っていましたが、前情報で巻道の雪渓はすでにない事を知っていたので、不安はありませんでした。巻道は平坦で歩きやすく楽なので、小朝日岳への道はむしろ下りの方が急で、また、順番からいっても、大朝日岳の後に小朝日岳だとなんだか物足りない感じがしたので、登りは巻道を通らない方が良かったかもと思いました。ただし、下山で鳥原山に寄る場合は登り下りとも小朝日岳を経由する事になります。
・巻道から本道へ合流し、しばらく行くと樹林帯から尾根の道に代わります。晴れていれば景色が開けるので徐々に近づく大朝日岳の周りの雄大な景色が見えるのでしょうが、あいにくの天気なので山頂は見えず、冷たい風も吹いてきて、左右の景色もほんの近くしか見えなかったので、ただひたすらつまらなく歩きました。幸いな事は風がミスト状で微風だったことでした。炎天下での尾根よりはまだマシかなと思います。
・なんか景色が代わり映えのない尾根を登って居たら急にひらけた場所に出ました。銀玉水です。前述の通り、さほど暑くなかったのと、先に石畳が見えたので、頂上が近いと錯覚し、広場の左側の銀玉水にはおりずに素通りしてしまいました。ただし、片道約3時間半の道のりで水場が3箇所でしかもどこの水場も豊富に水が流れているのは有難いことだと思います。炎天下の登山では頼りになることでしょう。
・石畳が見えると頂上が近いと思ったのは、秋田駒の男女岳とか、月山の例があったからですかね?石畳が出てくれば山頂が近いというのは勝手な思い込みに過ぎませんでした。
・山頂はまだかなと思いつつ、登っているとガスの中に大朝日岳非難小屋が見えました。中はどうなっているのかなと思いつつ、いつ雨が降ってくるかわからない状況でしたので、ここもまた素通りし、山頂へ向かいました。
・10分程度登ると大朝日岳の山頂に着きました。非難小屋の時と同じく、ガスっていたので、景色は全く見えず、風は強くないものの寒いくらいでしたので、5分も滞在しませんでした。本当はここでやっぱり大朝日岳は素晴らしかったと描きたかったのですが、天気だけはどうしようもありません。次回の楽しみにとっておきたいと思います。
・普通であれば、山頂か非難小屋で休みつつ、食事をとるのですが、雨や雷に変わるのが危険だったので、非難小屋にも立ち寄らず、そのまま下山に入りました。
・銀玉水の広場に岩があり、その影がちょうど風除けになるスペースがあったので、そこでお湯を沸かし、食事を取りつつ少し休みました。
・食事をそそくさと終え、上りで通らなかった小朝日岳へ向かうべく、雨がふらなければいいなあと思いつつ。道中を急ぎました。小朝日岳への登り返しが思ったよりも急で疲れました。その割には小朝日岳へ到達してもいまいち感動しませんでした。小の前に大に行ってるんだから、それもそのはずです。
・今回の下山は、せっかく大朝日岳にきたのだから帰りは違うルートで降りようと思ったのが間違いでした。小朝日岳から鳥原山方面に向かった途端、ゴーっていう強い風と共に滝のような雨が降ってきました。断続的に30分くらいは降りましたかね。あまりの急なスコールにレインウェアを着るのが間に合わず、上から下までビショビショになりました。
・それ以降の下山は苦痛以外の何物でもありませんでした。靴もグショグショで、掘られた登山道の泥のせいで何回か滑って転びそうになりました。鳥原山ルートは晴れているときはどうか知りませんが、この日はただ単調で長いコースに感じられました。
・地図では鳥原山から朝日鉱泉への分岐を過ぎると水場があることになっていましたが、水場の場所へ着きましたが、水場があったような形跡はありましたが、水は枯れているようでした。もっとも身体中がびしょ濡れで若干寒さを感じる中、今更水を飲んでもさほど意味はないのですが。
・今回の登山では悪天候の予報で無理をして決行するととんでもない目にあうという良い教訓になりました。まだ山頂ふきんで雷がなったりしなかったから、ましな方かもしれません。せっかく遠路、憧れの山に来ても、悪天候では良い思い出が全然残らないし、人命に関わることになってはそれこそ大変です。時には登山を見送る逆の勇気が必要だと思いました。それでも登るのが登山者という生き物なのでしょうが・・・。

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フォトギャラリー:11枚

古寺鉱泉の駐車場です。午前6時前に着きましたが、悪天候にもかかわらず20台ほどすでに止められていました。

駐車場から歩いて5-10分で古寺鉱泉が見えてきます。ここから右へ川を渡り、古寺鉱泉の方に行くと古寺山方面、川なりに真っ直ぐ行くと鳥原山方面になります。

古寺鉱泉から1時間ほど登ると一服清水があります。近くの沢からホースで引かれており、水量は豊富です。

古寺山から望む小朝日岳。大朝日岳はガスで見えず。

ニッコウキスゲに似た形のピンク色のヒメサユリ。すでに終わりかけで、2、3箇所しか咲いていませんでした。

小朝日岳手前の分岐。ここから右へ行くと小朝日岳をカットする巻道へ。標識の後ろに雪が少し残っていましたが、巻道には雪渓は残っておりませんでした。

小朝日岳〜銀玉水の間の尾根。晴れていれば左右が一望できさぞかし眺めが良さそうですが、残念ながら曇りで近くしか見えません。登山道に雪渓が2、3箇所残っていますが、写真の通り、少しだけです。

銀玉水からの石畳の階段。山頂は近いかと思いきや、まだまだ先でした。

大朝日岳非難小屋。荒天にも関わらず前夜は満員だったとか。3連休でしたからね。

エーデルワイス?

小朝日岳山頂。

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装備・携行品

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登った山

大朝日岳

大朝日岳

1,871m

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