• このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

憧れの〜遥かな尾瀬へ〜

至仏山・尾瀬ヶ原( 関東)

パーティ: 2人 (やぎやぎ さん 、ほか1名)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

行程・コース

天候

曇り、時々晴れ(山ノ鼻…9時頃22℃)

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 関越道・沼田IC(~45k)…鳩待峠(マイカー規制除外日)
朝7:00に到着、残り3台で満車になり…ギリギリでした(下段のみで上段駐車場は閉鎖)
水洗トイレ(100円)・駐車料金2500円/日(先払い)

この登山記録の行程

鳩待峠(08:00)・・・山ノ鼻(09:10)[休憩 15分]・・・牛首の手前(09:40)[散策 20分]・・・山ノ鼻(10:40~11:10)[自然研究園散策 10分]・・・展望テラス・お花畑[休憩 20分]・・・至仏山(14:55)[休憩 10分]・・・小至仏山(16:00)・・・オヤマ沢田代(16:25)・・・鳩待峠(17:20)

コース

総距離
約13.1km
累積標高差
上り約916m
下り約914m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

憧れの尾瀬ヶ原と…オゼソウが残り咲く至仏山を歩いてきました。
今回ばかりは…「日帰りでは、惜しすぎる…泊まりたい〜」…と心底、思わされました。

水芭蕉やニッコウキスゲも見ごろが過ぎて、初秋の花が咲く尾瀬ならいけるかな…と踏んで
家を出発した時は雨、沼田IC付近では濃霧。こんな天気だから少ないかな…と思いきや、鳩待峠・駐車場は、ギリギリ残り3台でした。昨年秋に溢れて撤退していたので…とてもw嬉しかったです。
始めのうちは、霧雨や小雨がありましたが、歩き始め30分くらいの間。それ以降は、ほとんど晴れか曇り。尾瀬ヶ原の上空だけ…ぽっかりと青空がのぞいているような不思議な有難いお天気でした。
鳩待峠〜山ノ鼻では、熊目撃情報が多く、大きな実がなる水芭蕉の実をクマが好むことから…水芭蕉の大きな葉ごと刈り払いがされていました。クマよけの鐘も設置され、注意喚起がされていました。
山ノ鼻VCで情報収集して、山小屋で登山バッチや花の本を入手してから‥湿原を牛首へ向けて散策しました。あたりでは、コバノギボウシやオゼアザミ、サワギキョウ、シュロソウ、タカネアオヤギソウ、オゼミズギク、ナガバノモウセンゴケ、ミヤマウスユキソウ‥などが見られ…植生の多さに驚かされます。少し秋めいた尾瀬ヶ原は、オゼミズギク(黄)とサワギキョウ(紫)で優しい反対色の花畑に彩られ…湿原の奥とへ伸びる木道では、花を楽しむハイカーの列が途切れとぎれ…続いていきます。
池塘では、ヒツジグサ、オゼコウホネなどが見られました。どこまでも続く木道の先に燧ケ岳と夏空が広がり、これこそ‥尾瀬…という風景に魅入り…なかなか引き返すことができませんでした。
できることなら、泊まりたい〜。もっとw‥じっくり散策したかった・・・(泣)
山ノ鼻へ引き返し、至仏山を目指します。山頂は雲がかかっていましたが、ほぼ山が見える状態。800mほど一気に登る直登。はじめは、樹林帯。木と石で造られた階段の上には、湧き水が流れ、小さな沢を登っていくような感覚。高度を上がるに従って尾瀬ヶ原の全体像が見渡せ、ほんの入口しか歩いていなかったことに気付かされます。広いな〜尾瀬って。
森林限界を超えると、蛇紋岩の滑りやすい石に気を使いながら歩きました。水も流れるので余計に滑りやすくなります。岩がゴロゴロとした感じは、八方尾根によく似ています。同じ蛇紋岩地帯なので植生もそっくりです。中間点(1400m)を過ぎると霧に巻かれ眺望は叶いませんが、ホソバヒメシャジンやオオバギボウシ、イワシモツケ、イワイチョウ、ホツツジ、ホソバノヒナウスユキソウ、ホソバコゴメグサ、タカネトウチクソウが彩り楽しんで登れました。花に気を取られながら…歩いていたら。頂上まで3時間は軽くかかってしまいました。まずいな…という意識はありました。(山頂15時)
山頂まで行き合う人もなく(一方通行)山頂にたどり着いても人けなく・・ますます心細くなりました。
それでも至仏山で咲くという「オゼソウ」に山頂直下でやっと出会え、ミヤマシャジンやホソバノツメクサ、キンコウカなどが群れ咲く様や…山頂から小至仏山の山らしい光景に驚き感動していると・・次第に黒い雲が迫ってきました。
稜線上で雷には会いたくないので早く進もうとしますが、足元が岩場で危ういので…なかなか進まず。遠い雷鳴に追い立てられるように鳩待峠を目指し…クマ鈴を大げさに鳴らして歩きました。

*山の鼻から至仏山のコースタイムは、標準:2時間20分とありましたが、尾瀬ハイキングガイド(50円:於VC)は、標準:3時間とありました。また…小至仏山〜オヤマ沢田代へもアップダウンがあるので40分では無理があるように思えました。(現地標準:1時間)
つまり、山の鼻から至仏山を経て鳩待峠へ戻るには、最低でも5時間以上、かかると…心しておいた方が良いよさそうです。

続きを読む

フォトギャラリー:128枚

すべての写真を見る

装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 地図 コンパス
ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ツエルト 健康保険証
医療品 虫除け 熊鈴・ベアスプレー 行動食 テーピングテープ カップ

みんなのコメント

ログインして登山記録にコメントや質問を残しましょう

  • やぎやぎ さん、こんにちは。
    やはり尾瀬は魅力的ですね。たくさんの方々が出かけるのも納得です。この素晴らしさはじっくり味わいたいし、朝夕の、時に神秘的な光の中での美しい風景もまた格別のものがあるように思います。宿泊できれば、一風呂浴びてさっぱりしたところで、サンダルばきで木道の散策なんていうのも尾瀬ではできますしね・・・
    たくさんの花の写真の中にコウホネがありましたね。随分探したつもりなんですが、まだこの目で見たことがありません。

  • すてぱんさん こんにちは。いつもコメントありがとうございます。
    本当に…魅力的で素晴らしかった〜。また行きたい〜。
    水芭蕉やニッコウキスゲ・アヤメの群生も見て見たいし…草黄葉も見てみたい。
    至仏山は、厳しい上りでしたが、さすが、花の山…天空の花園は素晴らしかったです。
    すてぱんさんも以前行かれて「天国だ〜」と表現されていましたが、本当に…その通りだと思いました。
    コウホネは、東高根森林公園でも見られるのですよ。オゼコウホネより数倍大きくて驚くと思います。

  • 東高根森林公園!高校生時代の甘酸っぱい記憶が…(^ ^)
    ゴールデンウィークの残雪期の尾瀬も静かでオススメです!

  • (笑〜)。
    残雪期も魅力的〜。行けるといいなぁ〜。

  • やぎやぎさん、こんばんは。
    尾瀬に行かれたのですね。私も尾瀬は大好きで何度も行っています。昨年の夏には至仏山に行ってきました。至仏山は花の宝庫と言われていますが、やぎやぎさんほど多くの花と出会うことはできませんでした。もっと山との会話を楽しめるように、最近は、花の名峰に足を運んでいます。天候には恵まれませんが、少しずつ花との出会いも多くなってきたように感じています。同じような花でも少しづつ違う花が多いことや簡単な図鑑では名前が分からない花も多いことなども分かってきました。その意味では、やぎやぎさんの記録はとても参考になります。次回の記録も楽しみにしています。

  • カメノコウタロウさん おはようございます。
    はい。行ってまいりました。
    カメノコウタロウさんが昨年7月に行かれてたのですね。至仏山からの眺望が素晴らしい様子が、写真から伺えました。
    植物は、この地特有のものが多いですよね。植物の本は、現地で購めると…ピンポイントのものが掲載されているので…あれば購入するようにしています。
    山ノ鼻ビジターセンターでも…その時期の動植物や尾瀬のなりたちが解説されていて勉強になりました。
    少し秋めいてきましたが、夏の疲れが出る頃です。お身体、大事になさってください。

登った山

至仏山

至仏山

2,228m

よく似たコース

至仏山 群馬県

尾瀬を代表する高山植物と展望の山 鳩待峠から至仏山へ往復 日帰り

最適日数
日帰り
コースタイプ
往復
歩行時間
4時間
難易度
★★
コース定数
18
至仏山 群馬県

山ノ鼻から高天ヶ原、至仏山に登り鳩待峠へ 日帰り

最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
4時間45分
難易度
★★★
コース定数
21
登山計画を立てる