行程・コース
この登山記録の行程
【1日目】
立山室堂(09:00)・・・一ノ越(09:26)・・・雄山神社(10:00)[休憩 20分]・・・大汝山(10:27)[休憩 10分]・・・富士ノ折立(10:45)・・・大走り分岐・・・真砂岳・・・南峰(11:43)・・・北峰(11:50)[休憩 20分]・・・南峰・・・別山乗越・・・剱澤小屋・・・剣山荘(12:59)
【2日目】
剣山荘(04:20)・・・一服剱・・・前剱・・・平蔵のコル・・・剱岳(06:11)[休憩 29分]・・・平蔵のコル・・・前剱(07:34)・・・一服剱・・・剣山荘(08:15)[休憩 20分]・・・剱澤小屋・・・別山乗越・・・新室堂乗越(10:00)・・・奥大日岳(10:55)[休憩 10分]・・・新室堂乗越(11:48)・・・雷鳥平・・・エンマ台・・・ミクリガ池・・・室堂ターミナル(12:45)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
晴れの予報どおり,天候に恵まれきれいな紅葉と,険しい岩登りを楽しめた。
自家用車で扇沢着7時。一番下の無料駐車場にギリギリ停めることができた。
扇沢7:30→(関電トンネルトローリーバス)→黒部ダム→(ダムの上を歩く)→黒部湖→(黒部ケーブルカー)→黒部平→(立山ロープウェイ)→大観峰→(立山トンネルトロリーバス)→室堂8:55
4つの乗り物で室堂まで。いくつも乗り継ぐのは大変だと思っていたが,実際は最初のトロリーバスに乗ってしまえば,あとはうまく接続されているので,いろんな乗り物に乗れたり,おもしろい駅員さん(特に,扇沢駅の平社員の宮里くん)の口上が聞けたりして,なかなか楽しむことができた。
室堂からは,素晴らしい紅葉を楽しみながら,雄山,大汝山,真砂岳,別山と,快適な3000m縦走を堪能できた。
1人だとお菓子をたべながら,ほとんど休憩しないで歩くので,13時には剣山荘に着き,剣岳や別山を眺めながら,生ビールで至福の午後を過ごすことができた。明日のためにヘルメットを借りておく(500円)。
2日目は4時出発と考えていたが,当然真っ暗なのでビビって躊躇していると,剣沢小屋からの2人連れが,通り過ぎるのを確認して4時20分に出発する。しかし,2人連れはガイドとそのお客さんということで,すぐに追い着き追い越してしまい,あとは真っ暗な中を単独で登ることになってしまった。
一服剣までは落ち着いて行けば,普通の登山道で,迷うことも無かった。武蔵のコルまで下ると,前劔まではガレ場もあって事故が多いところらしく,ちょっと怖い。(前日も大きな事故があった)
前劔山頂まで行くと,劔岳本峰がうっすらと見えて,異様な迫力だった。
登りと下りが分かれた鎖場が2か所あり,カニのタテバイに着くころにはすっかり明るくなっていた。ほとんど垂直の壁に,丈夫な鉄杭と鎖が設置してもらってあるので,登ることができる。ありがたい。有名な難所を1つクリアすると,すぐに山頂だった。6時11分に劔岳山頂に来るのは自分くらいらしく,しばらく1人占め状態で楽しく景色を眺めることができた。
下りは,すぐにカニのヨコバイがある。切れ落ちまくった岩壁をトラバースするのは5mだけだけど,かなり興奮した。鎖がなければ無理。ガイドブックなどで読んだ知識では,1歩目は横に伸ばすイメージだったけど,鎖につかまって真下に足を伸ばし,隙間に入れる感じだった。赤色で「ここ!ここ!」みたいな印があったように思う。1歩目さえ決まれば,あとはヨコヨコに進んでいけば問題無しだった。あとは元通りに小屋まで帰る。
ヘルメットを返して,劔御前小屋を経由して,室堂へ帰るつもりだったが,時間に余裕があったので師匠にメールで相談したところ,奥大日岳を勧めていただいたので,そちら方面へ行ってみる。ジャスト10時,新室堂乗越で通りすがりの方に地図を見せてもらうと,そこから山頂まで往き2時間,帰り1時間ということなので,ちょっと迷ったけど天気も持ちそうだし,そこから見える奥大日岳がかっこよかったので,頑張って行ってみることにする。足は疲れていたけど,今回は小屋どまりなので荷物が軽くて,けっこうとばすことができた。50分で山頂に着くことができて,さっきまでいた劔岳に手を合わせてから同じ道を帰る。帰りもなぜか50分。
あとは室堂まで下るだけだと思っていたら,雷鳥平からターミナルまで,恐ろしい階段地獄と,硫化水素地獄が待っていた。警報は鳴らなかったけど,目,鼻,喉に刺激を感じながら,観光で来てる方達の中を,心の中でヒイヒイ言いながらなんとかターミナルまで頑張る。奥大日岳山頂で,「登りはもう無いんだ!」と安心しきっていたので,今回の中で一番きつかったかもしれない。
1時ちょうどのトローリーバスに乗ることができた。黒部ダムでの乗り継ぎがけっこう厳しかったけど,14時21分扇沢到着。
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