行程・コース
天候
晴れのち曇り
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
甲津畑登山口(岩ケ谷林道起点)の先のスペースに駐車
この登山記録の行程
日帰り 山行 8時間18分
甲津畑登山口07:52・・・杉谷善住坊のかくれ岩08:09・・・甲津畑、避難小屋08:39・・・大峠分岐(仮称)08:51・・・蓮如上人旧跡09:02・・・清水頭10:41・・・南雨乞岳11:25・・・雨乞岳11:44・・・杉峠12:11・・・杉峠の頭12:30・・・タイジョウ分岐・・・12:39・・・佐目峠12:49・・・イブネ13:10・・・イブネ近辺13:24・・・佐目峠13:36・・・タイジョウ分岐13:50・・・杉峠の頭14:04・・・杉峠14:12・・・蓮如上人旧跡14:58・・・大峠分岐15:06・・・甲津畑、避難小屋15:27・・・杉谷善住坊のかくれ岩15:51・・・甲津畑登山口16:09
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
前から、鈴鹿第二位の高峰、雨乞岳には登りたかったが、先週、綿向山からその大きな雄姿を見てその気持ちが高まった。無積雪期は登山道が笹におおわれるようだし、積雪期に登りたかった。一方で、カタカナ表記しかないイブネ、クラシ。1000m以上の高地のコケの庭園も見てみたかった。さらに気になっていたのが清水頭など、雨乞岳に至る東の稜線。最近の絶景の山行記録(ヤマレコ)を拝見して、行ってみたくなった。
全部合わせると、積雪期だし一日で回れそうにない。でも、天気、体調をみて判断することとして、とりあえず出発。
登山口直前の道路は全面凍結の箇所もある、車が滑って左右にぶれるが、家にいても雪が積もれば同じようなことがあるので気にしないで進む。登山口には先行車1台、登山口の少し手前に2台駐車していた。今回は雪深いので、ワカンを持参、雨乞岳の急斜面の下降に備えてピッケルも持参した。ピッケルはカジタックスの33年前に購入したもの。家では、家の道路の氷割りに活躍している。
登山口から、ところどころ雪のないところもあるが、雪面は凍結しているので、チェーンアイゼンを着けて進む。このほうが滑るのに気を使わなくてすむので、脚の力を温存できる。いくつもの橋を越え(最初、数えていたが多いのでやめた)、ツルベ谷の大峠分岐を過ぎ、右側を気にしながら歩くと、蓮如上人旧跡の手前に赤ペンキを付けた岩と、いくつかの踏み跡が見つかった。奥の畑谷への入り口だ。さあどうする。自問自答。最悪、イブネを断念しても積雪期の稜線を歩くことを最優先に決めて、奥の畑谷へGO!
赤ペンキに教えられながら、徒渉しながら雪原を登る。しばらくすると広い雪原に出た。奥の畑、中央にはカマクラがある。ここだけ木が少なく雪遊びが楽しめそうだ。でも、一人だし、先を急ぐ。さらに木々の間を登ると再び広い雪原。こちらのほうが広く、さらに美しい。腕前が良ければ、素晴らしい写真が撮れそう。ここを過ぎると右に谷の音と聞きながら進む。時々、右の稜線に登りたくなるが、赤ペンキと踏み跡に従う。いつの間には複数あった踏み跡が1つに減り、それが右の稜線めがけて急登している。谷はまだ先まで緩やかに続いていて、そちらを詰めたほうが良いかと思ったが、トレースもないし、清水頭の近くに登れそうな尾根なので、私も急登しはじめた。トレースを参考に、ときどき別のルートで登る。木々の間を登るのだが、踏み抜いて腰まではまった。なかなか抜け出せない。どんだけ雪が積もってるのだろう。雪は足元で崩れてなかなか上がれない。でも、登れば少しずつ高度を稼げる。スノーシューで下降している足跡がある。ここを下ったのか(*_*; ワカンをけて登れそうな斜度ではないので、そのまま登ると先行者の足跡に合流。おそらく、そちらに従ったほうが良かったのだろうが仕方ない。斜度が少し緩くなってもなかなか稜線にたどり着けない。風が強くなり稜線に到達。正面に鎌が岳がドンと見えたときは感動した。この感動は、ここの登りを行かないと味わえないなあ。でも、だいぶ時間を費やしてしまった。イブネまで行けるかなあ。まずは、右に折れて清水頭までご挨拶。そこから南雨乞岳を目指す。雪原を歩くと、時々、踏み抜く。やはり笹原なのだ。雪が少なくい部分でも結構、足を取られる。岩峰を乗り越え、笹原が出ている部分を歩くと南雨乞岳への東からの直登になる。気持ちい良い登りだ。南雨乞岳頂上は小ぶりだが丸い山頂で、360度絶景。だいぶ霞がかっているのが残念。雨乞岳頂上に単独行の人が見える。ここからワカンを着けて雨乞岳への稜線を行く。ツボ足で踏み抜いている箇所がいくつもあるので、ワカンは正解だ。雨乞岳は広い頂上。池もあるのだろうが雪の下。時間の都合で東雨乞岳は諦めた。体力的にもそのほうが正解であったと、後でわかった。杉峠への下りは劇下り。雪は緩く、崩れ落ちる。ワカンのおかげで少しは楽だ。しかし、ここを登る人は大変だ。カメラを持った若者に出会ったが、かなりきつそうだった。
杉峠は風が吹き晒しており、休むことなく、イブネ目指して登る。下山時間は厳守のため1時間だけ登って引き返すことにした。杉峠ノ頭を越え、右に曲がってタイジョウ分岐(そちらからのトレースはない)、さらに右に曲がって降りると佐目峠。雪に埋もれかけた標識はあるがお尻岩は雪の下だろうか。ここからイブネへの登り。すでの予定時間を過ぎているが、登山口までの下山でスピードアップすることにして、特別に15分延長を許可した(自作自演)。南斜面の雪は湿って重く、崩れやすい。力を消耗する。途中で3名が降りてこられて少し話をして再び登る。南に太陽は認められるが弱く、西から黒いガス状の雲が迫っている。急いで登ると念願のイブネ。結構、雪が解けていてコケ類が結構きれい。風もそこそこ強い。クラシまで見えているが、まだ、少しかかりそうで、西からのガスでホワイトアウトするとあぶないので、残念だが戻ることにする。下山途中、天幕する若者4名に出会う。すごいなあ。4人ともテンション高めで元気が良い。素晴らしい仲間たちだな。杉峠ノ頭でパンを食べてエネルギー補給。ここから杉峠に降りて休まずに下山する。杉峠から下の雪面のトラバースや下降も結構厳しい。雨乞への登りも厳しいことを考えると、急ではあるが奥の畑谷経由が正解な気がした。林道歩きが結構長く、予定よりやや遅れて登山口に着いた。
フォトギャラリー:31枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | 登山靴 |
バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル |
帽子 | グローブ | サングラス | 着替え | 地図 | コンパス |
ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | 修理用具 | ツエルト |
健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ |
軽アイゼン | トレッキングポール | GPS機器 | アウターウェア | オーバーパンツ | バラクラバ |
オーバーグローブ | アイゼン | ピッケル | ワカン | ゴーグル | カラビナ |
安全環付きカラビナ | クイックドロー | スリング |
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