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雪が残る雲取山~眺望を楽しむ、登山道には困惑~

雲取山( 関東)

パーティ: 1人 (モーちゃん さん )

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行程・コース

天候

晴れ。気温小袖P6:00 0℃、雲取山頂12:30 12℃、小袖16:30 15℃。生暖かい弱い南風 。

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 小袖駐車場(丹波山村村営)を目指す。カーナビには「山梨県丹波山村小袖(たばやまむらこそで)」と入力。鴨沢バス停のすぐ先を右折して100m進み、左側の林道に入る。所要時間約5分間。朝夕はイノシシやシカが飛び出すので、前方に注意。約40台駐車できる。トイレは冬季閉鎖(3月14日より使用可)。鴨沢バス停に水洗トイレ有。バス待合所奥に登山届※電車・バス利用の場合はコースタイムより早く歩かないと日帰りが難しい。◎小袖Pが数日間使用できなくなる予定(3月16~20日)は4月に延期。しばらくは通常通り使用可能。

この登山記録の行程

自宅4:28・・・5:51鴨沢(登山届・トイレ)5:54・・・6:00小袖駐車場6:15・・・6:18登山口6:21・・・7:47堂所7:50・・・8:25七ッ石小屋下南分岐8:28・・・巻道(アイゼン履く)・・・9:25七ッ石小屋下北分岐9:28・・・9:45ブナ坂9:50・・・雲取奥多摩小屋・・・11:12昼食11:52・・・小雲取山・・・12:30雲取山頂(休憩・トイレ)12:55・・・13:10小雲取山13:12・・・富田新道・・・13:18分岐13:20・・・13:36奥多摩小屋(アイゼン調整)13:46・・・14:17ブナ坂14:19・・・巻道・・・14:29七ッ石小屋下北分岐・・・14:49七ッ石小屋下南分岐(アイゼン外す)14:57・・・15:24堂所15:26・・・16:26登山口16:28・・・16:30小袖駐車場17:00・・・18:45自宅。

コース

総距離
約20.1km
累積標高差
上り約1,465m
下り約1,469m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

 富士山と南アルプスの眺望が楽しめました。特に南アルプスは山座同定することができました。北から甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳・北岳・間ノ岳・塩見岳・悪沢岳・赤石岳・聖岳等々。場所は、七ッ石山巻道(樹木の間)とブナ坂からです。雲取山頂には、昼過ぎ到着した時は、霞がかかってしまいました。10時を過ぎると、水蒸気が上がり、眺望が楽しめなくなります。

 もしかするとアイゼン歩きも少しは楽しめると思っていたのですが、こちら誤算でした。2月28日雲取山では降雪、近くの七ッ石小屋では雪ではなく、雨が降ったそうです。これでは、サラサラ雪ではなく、湿った雪で、まもなく融けてしまうなと思いました。
 アイゼンを手に持って付けたり、外したりしている人もいました。午後は泥濘や水たまりが多くなり、どこを歩けば良いか困惑しました。

 登山道の様子(往路)ですが、
○登山口~堂所~七ッ石小屋下南分岐
ほとんど積雪はなかったのですが、圧雪された雪が凍結している場所もありました(登山口から約3分。廃屋の前。堂所の手前等)。日陰は泥濘が深い所がたくさんありました。
○七ッ石山巻道(七ッ石小屋下南分岐~七ッ石小屋下北分岐~ブナ坂)
日向には雪はありませんでした。巻道に入ってまもなくカチンカチンの凍結箇所がありました。巻道は全体としては緩やかな上り坂ですが、やや急登や急坂もあります。下山して来た登山者は巻道で滑って3回も転倒したそうです。慌ててチェーンスパイクをつけたと聞きました。七ッ石小屋下北分岐の先にも凍結箇所がありました。下山して来た人は、みんなアイゼンかチェーンスパイクを付けていました。
○ブナ坂~雲取奥多摩小屋~小雲取山~雲取山頂
ブナ坂は、日向が多く、雪が少ない代わりに融雪していて、泥濘があります。日陰や巻道には積雪がありましたが、トレースがあります。小雲取山への急登は積雪が多いのではないかと思い、ゴム製の滑り止めから軽アイゼンに履き替えました。ところが予想が外れて、急登部分は日向にあるため、かなり融雪していました。登山道は水が流れていました。小雲取山から雲取山頂までずうっと積雪がありましたが、シャーベット状になっていました。

※午後は気温が上がり、一段と融雪が進み、凍結部分は大変少なくなりました。七ッ石山巻道に数か所残っているだけでした。そこでも、アイゼンをはかず、下山している人もいました。翌朝は、また凍結するので、アイゼンは必要です。転倒だけでなく、滑落に至ると生命にかかわります。ダブルストックとロングスパッツも用意しましょう。

 感心したことがあります。七ッ石小屋下南分岐で18歳ぐらいの隊列を整えた集団(約25名全員男性)が登って来ました。私が休んでいると一人一人例外なく「こんにちは」と目を合わせて先に挨拶するのです。指導が行き届いているなと思い、感心しました。行先を指導者らしい方に尋ねると雲取山はやめて、七ッ石山と鷹ノ巣山を登るんだそうです。

水平距離は約20.1㎞。歩数は35.187歩。所要時間は上り5時間35分(昼食を除く)下り3時間35分。衣服調整を4回、アイゼン脱着交換を3回。

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フォトギャラリー:45枚

6時に到着すると、17台が駐車していた。トイレは3月15日から使用できる。
七ッ石神社解体物資搬出のためのヘリポートになる予定は4月に延期)。

登山口にある看板。2018年版。

日向は雪がない。

日陰では融けた雪が凍結していた。

森林整備ため、伐採している。落石に注意。

伐採された樹木。

広葉樹林帯は太陽光が燦々と降り注いでいる。

堂所。以前御堂が建っていたそうだ。

登山道が右へトラバースする。熊が沢から上がって来たことがあるので、注意。奥多摩では冬季も活動している個体がいるそうだ。熊鈴を用意したい。

ここは富士山のビュー・ポイントだ。

ズームしてみる。きれいだ。雲取山頂に着くころは霞がかかってしまう。

巻道に入って15分も歩くと南アルプスが見えてくる。山座同定してみるのも楽しい。甲斐駒ヶ岳。

仙丈ヶ岳。

白根三山(右から左へ北岳・間ノ岳・農鳥岳)。

右は悪沢岳・左は赤石岳。他にも塩見岳と聖岳が目視できた。

七ッ石小屋北分岐に到着。七ッ石小屋や水場へ行ける。

凍結箇所が多くなる。滑り止めが必要。

積雪がやや多く、5~10㎝あるが、トレースがついている。

富士山がよく見える。

やっとブナ坂に到着。雪が大変少ない。

ここからは富士山と南アルプスの眺望が楽しみ。

もう一枚。

ブナ坂は雪が少ないが・・・

泥濘が酷い。

靴跡が残っている。

ダンシングツリーさん、また来たよ。今日は特に暖かいね。

南アルプスが霞んできた。中央に見える突起は塩見岳。左端は聖岳。

ヘリポートから眺めた雲取山。中央の奥に赤い屋根の避難小屋が見える

飛龍山(大洞山)

巻道の様子。トレースがあるので、歩きやすい。

急登は日向にあるため、雪が大変少ない。融けて水が流れている。

ここで昼食。左の倒木の雪をどけて腰かける。ゴム製の滑り止めから軽アイゼン(6爪)に履き替える。

小雲取山の急登。下部は日陰のため、雪が残っている。

登山道には、ここでも雪が融けて水が流れている。

小雲取山の先から雲取山頂方面か(左奥)。

雪道が続く。ここはアイゼン歩きが楽しい。サクサクと心地よい音がする。

雲取避難小屋外壁に下がった温度計。何と約12℃もある。暑いわけだ。上衣はシャツ2枚になった。

振り返って石尾根をパチリ。

雲取山頂の様子。登山者は6名。

霞んだ富士山。春霞が広がっている。

樹木の間から見えた浅間山。

さあ、下山だ。融雪が進んで、登山道は水溜り。泥水まみれ。

小雲取山。富田新道を経由して奥多摩小屋へ向かう。歩きにくかったので、やめた方が良い。

登山道でシカの足跡を発見。ブナ坂で7匹目撃した。

下山時は、ブナ坂は泥沼と化していた。どこを歩けばいいのかな。

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装備・携行品

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登った山

雲取山

雲取山

2,017m

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