行程・コース
この登山記録の行程
新穂高温泉(04:25)・・・笠新道登山口(05:10)・・・2000mの草付・・・杓子平(08:00)・・・笠新道分岐(09:45)・・・笠ヶ岳山荘・・・笠ヶ岳(11:45)・・・笠ヶ岳山荘・・・笠新道分岐・・・杓子平・・・2000mの草付・・・笠新道登山口・・・新穂高温泉(16:10)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
新穂高温泉の蒲田川左岸にある無料駐車場には空スペースがあって駐車できました。ヘッドライトを点灯してすぐにスタートしました。蒲田川の左俣谷の橋が工事中で少し上流に仮設の橋が架けられていました。笠新道の登山口では、いつものようにホースから水が出ていたので、水を入れ替えました。岩が多い急な登山道を上って行くと、樹間から穂高岳や左俣谷の河川敷が見えていました。次第に焼岳や乗鞍岳がモルゲンロートとなってきました。槍ヶ岳と穂高岳の間の稜線付近が明るさを増して、大キレット辺りからのご来光となりました。途中でルリビタキ♂に少し似た何か分からない賑やかな野鳥のさえずりが聴こえました。観察してみるとメボソムシクイに似た小鳥のようでした。近くのやぶの中では似た小鳥が、「チィッチィッ」と地鳴きしていました。杓子平に到着すると笠ヶ岳山頂と抜戸岳が見渡せました。この先からは
高山植物のお花畑となっていて、まだ多くの花が咲き残っていました。特にミヤマリンドウはあちこちで咲き乱れていました。トウヤクリンドウは笠ヶ岳で2株見られた程度でした。抜戸岳の山頂付近まで到達する頃には上空に雲が湧き始めていました。抜戸岳の三角点にある山頂部に立ち寄ると、北アルプスなどの山並みが見渡せました。穂高岳は逆行気味でした。その後どんどん雲が湧きあがっていて、笠ヶ岳に向かうにつれて段々と視界が無くなって行きました。笠ヶ岳のキャンプ指定地の水場には残雪が少しだけありました。周辺ではイワヒバリが動き回って採食を行っていました。笠ヶ岳山荘から山頂に向かい、山頂に到着すると上空は完全に雲に覆われて全く視界が無くなってしまいました。条件が良ければ富士山も見られるようです。山頂部のハイマツの中で野鳥のさえずりが聴こえていて、観察していたらコガラでした。ライチョウらしき汚い鳴き声が聴こえていましたが、その姿は確認できませんでした。下山時には、登山道でイワヒバリとニアミスしました。山頂ではほとんど風も無く、日差しがないので歩行中は半袖でちょうど快適でした。ここから、標高差1,900m近く駐車場まで下って行きました。新・花の百名山に選定されている笠ヶ岳では、この時期にも多くの花が見られました。
【抜戸岳からのパノラマ展望360度】
笠ヶ岳→白山→黒部五郎岳→薬師岳→剱岳→立山→双六岳→水晶岳→鷲羽岳→野口五郎岳→唐沢岳→燕岳→槍ヶ岳→穂高岳→焼岳→乗鞍岳→御嶽山→笠ヶ岳 https://www.youtube.com/watch?v=nchmtAq9kh4
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