行程・コース
この登山記録の行程
中ノ湯(05:15)・・・中の湯温泉旅館(05:50)・・・焼岳登山口(06:00)・・・中の湯新道分岐(07:05)[休憩 5分]・・・焼岳北峰(08:15)[休憩 60分]・・・中尾峠(10:05)・・・焼岳小屋(10:20)[休憩 5分]・・・峠沢(11:30)・・・焼岳登山口(11:50)・・・西穂登山口(11:57)・・・田代橋(12:00)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
梅雨明けを機に少し早い夏山へ行きたくなり、北アルプス初級編?の焼岳へチャレンジすることにしました。
中の湯バス停から山頂を経て上高地へ降りるルートです。多少のぬかるみはありましたが、歩きにくい所はありませんでした。早朝には山頂にガスがかかっていましたが、登頂する頃には期待通り晴れてくれて、快晴とはいかないまでも良好な展望が得られました。
蒸し暑く、山頂でもTシャツ1枚で十分でしたが、虫が多く、腕と耳を数か所ブユにやられました。ブユは刺された時は少し腫れる程度で痛みも痒みもありませんが、2~3日してから痒くなり1週間以上治らないので侮れません。
正午頃に下山し、上高地をぐるりと散策、温泉に浸かった後、高速バスで帰路につきました。
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中の湯バス停は、釜トンネルの入口にあります。バスを降りたのは、同じバスから2人、同時刻に着いた別のバスから5~6人。
橋を渡って安房峠方面へ。安房トンネル手前で国道158号旧道方面へ右折します。
つづら折りの車道を早朝散歩。鳥の声が清々しい。カーブ毎に「○号カーブ」の表示がありました。
7号カーブの先に中の湯温泉旅館があります。旅館へ向かう道の右側に沿って山道がありますが、少しわかりにくいです。
つづら折りの車道をショートカットするように山道を10分ほど登ると・・・。
登山口の駐車場を横切ります。朝6時ですが駐車場はいっぱい。
すでに汗をかいたので長袖シャツを脱ぎ、靴ひもを締めなおして、いざ出発。
伐採したてと思われる切り株。最近整備したようです。
1時間ほど登ったところで森を抜け、焼岳が姿を現しました。・・・が、山頂はガスの中。
この辺りから高山植物が増えてきました。これはツマトリソウ。
ゴゼンタチバナ、秋には赤い実が成るらしいです。
サラサドウダン
ナナカマド、紅葉が有名ですが、花も可愛らしい。
アカモノ(別名イワハゼ)、これも赤い実が成るらしいです。
アオノツガザクラ
ツガザクラ
ツガザクラ(つぼみ)
まるでお花畑のようです。
山頂のガスが晴れてきました。これは期待できそうです。
目の前に立ちはだかる南峰。
そして目指すは、噴気立ちのぼる北峰。
コイワカガミ
南峰と北峰の間の鞍部に到着。南峰は立入禁止です。
鞍部から火口湖の正賀池を見下ろします。
噴気口のすぐ脇を通って北峰へと進みます。硫黄臭が北アルプスにいることを実感させてくれます。
今にも崩れそうな溶岩ドーム。
最後の岩場を這いのぼると・・・。
北峰の山頂へ到着!
まだ少し雲が多いですが、風も弱く展望は十分。日差しが和らいでちょうどいい感じです。
絶景を眺めながら食すカップ麺は贅の極み。予定より早く到着したので、1時間ゆっくりと景色を堪能しました。
上高地を見下ろします。梓川の右端には、焼岳の噴火でできたという大正池が見えています。
穂高連峰の稜線は雲の間に見えたり隠れたり。
中尾峠方面へと下ります。途中、コイワカガミの群生地がありました。
眼下には、焼岳小屋までの尾根ルートが見通せます。
上高地が自然豊かな森だということがよくわかります。
ガレ場を下りきって振り返ると、あちこちで噴気が上がっていました。
立ち木の姿が冬場の厳しい環境を物語っています。
「危険地域」の看板を過ぎると・・・。
ここから先は快適な尾根歩きでした。
小さなピークを越えて、焼岳小屋へ到着。
ここからはつづら折りの下りがひたすら続きます。
森林帯に入ると、すぐに垂直のはしごがありました。
下から見るとこんな感じ。
大正池が近くに見えてきました。
ヤマソテツの群落。
真上から見ると、目が回りそう。
沢まで下ると傾斜が緩やかになります。枯れ葉で分かりにくいですが、なんと雪が残っている所がありました。
上高地の登山口へ無事到着。
遊歩道を10分ほど歩くと・・・
ゴールの田代橋。上高地は外国人観光客で賑わっていました。
コーヒーと行動食のパンで一服。
焼岳を見返してみます。山頂はまだ晴れていますが雲は多いようです。
穂高連峰。いつかあの頂に立つ日は来るのでしょうか。
上高地温泉ホテルの温泉で汗を流します。800円。




