行程・コース
天候
曇り→晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
峠の茶駐車場に駐車。舗装された綺麗な駐車場で、トイレも有り。
朝五時半過ぎに到着した時点ではガラガラだったが、昼過ぎに戻ってきたら満車。
この登山記録の行程
0600 峠の茶屋駐車場出発
0645 峰の茶屋跡
0715 茶臼岳山頂
0805 峰の茶屋跡
0840 朝日岳山頂
0920 清水平
0950 三本槍岳山頂
1100 朝日岳山頂
1150 峰の茶屋跡
1215 峠の茶駐車場
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
栃木県の那須岳に挑戦してきました。主峰である茶臼岳と、最高峰である三本槍岳、その中間に位置する鋭鋒の朝日岳の三座を縦走してきました。
朝5時半過ぎに峠の茶屋駐車場に到着。曇り気味で山頂付近はガスっているな、という感じの天候でした。
準備を整えて駐車場奥の階段を登り、登山開始。はじめは樹林帯ですがすぐに樹木の背は低くなり、森林限界を超えます。最初は風は心地よい程度の風速だったものの、稜線に近づくにつれて風は強くなってきて稜線へ上がるとかなりの強風でした。とはいえ峰の茶屋跡があるため、建物のかげで風をしのぐことができました。ベンチもあるので小休止には良いと思います。人も多く集まる場所なので、日・時間によっては混雑しますね。
登山口から峰の茶屋跡の区間、茶臼岳への取り付きとお鉢回りはなだらかな斜面であり難しい場面はありませんでした。お鉢回りをするとき、峰の茶屋方面とロープウェイ山頂駅方面への分岐が少しわかりづらいのでそこは注意です。ガスっていたため茶臼岳からは何も見えず、霧と強風にさらされただけでした・・・。
茶臼岳を後にし、間違って山頂駅まで降りるルートをたどってしまい、すぐに気づいたものの無駄な登り返しをすることになりました。。とはいえ若干標高が下がった時に展望が開けたので、ガスは絶妙な高さにあったのでしょうw
一旦峰の茶屋跡へ戻ります。自分たちは比較的早い時間から登っていたので、周囲に人は少なかったのですが、茶臼岳の山腹を見ると続々と登ってくる人が見えました。お昼を山で、という日程ならそのくらいの時間のほうがちょうどよいのかもしれませんね。
峰の茶屋跡から朝日岳まではすこし難しい場面が出てきます。まずは剣が峰というピークの西側斜面をトラバースしていきますが、ここは足場も広くて緩やかです。風が弱い場所であるので植物が多く、少し背の高い樹木も茂っています。そこを抜けると小石や岩がごろごろしているところに出、傾斜も急になり始めて鎖場が現れます。
道中全体を通して危険個所はないのですが、この箇所だけは例外で緊張感があります。峰の茶屋跡から行く場合は、まず比較的急な痩せ尾根気味の岩場がでてきます。岩場自体の難易度は低めなので、足場の具合をしっかり確かめつつ鎖を補助的に持って登っていけば大丈夫です。痩せ気味の尾根なので、高所恐怖症気味の自分には少し高度感がきつかったです。そのあとは急な斜面をトラバースする鎖場が出てきます。足場が狭かったり、岩が谷側に向けて斜めになっている個所があるのでここも慎重に歩を進めました。岩に滑り止めの木材が打ち込んでありましたので有効に使わせてもらいつつトラバースの鎖場を越え、あと一登りすると朝日岳・三本槍岳の分岐に出ます。広いので休憩にもよさそうな場所でした。
三本槍岳方面が完全にガスでおおわれていたので、まず朝日岳から登るかということになりました。特に険しいところがあるわけではなく、あっさりと登頂・・・するも何も見えずすぐに分岐地点へ戻りました。
三本槍岳へ行くかどうかを思案し、トレースは明瞭でなだらかな稜線でありGPS機器もあることから向かうことに。三本槍岳へむかうには途中でアップダウンを繰り返し、2、3の小ピークを越えていく形になります。途中、清水平の周辺で木道になり、休憩用のベンチスペースがあったりします。ガスがなければとても開けたところです。
清水平から三本槍岳の間は樹林帯・・・というほど樹木が鬱蒼としているわけではありませんが展望が望めない区間です。風もあまり通らずに暑かった・・・。
三本槍岳に到着するもやはりガスで何も見えず。少し待ったのですがガスは薄くなったり濃くなったりを繰り返すものの晴れる気配はなく、撤収することに。しかし標高を下げてガスを抜けると、茶臼岳・朝日岳山頂のガスはきれいになくなってました。
茶臼岳まで行くと時間がかかりすぎるかなと思い、朝日岳の取り付きまで戻った時点で体力的余裕があればもう一度登ろう、という判断をしました。ガスが切れたことで途中の小ピークから望む茶臼岳や朝日岳、那須野、山の東側の様子がよくわかり、なかなかにダイナミックな山の景色を味わいました。
朝日岳に登り返すと、予想通りに抜群の眺望でした。すごい数のトンボが飛び交ってましたw
帰りはそのまま来た道を戻り、鎖場を超えて峰の茶屋跡を経て峠の茶屋駐車場へ。
道中はたくさんの花が咲いていました。知識不足により断定できる種類はすくないですが・・・。
フォトギャラリー:43枚
登山口は峠の茶屋駐車場の奥にあります。
登山口
登山口周辺にはノリウツギ(アジサイの仲間)の白い花が咲いていました。
ヤマブキショウマ?
コメツツジ?
マルバシシモツケ?
ウラジロヨウラク
序盤は緩やかです。
樹林帯を抜けてもなだらかな斜面。峰の茶屋跡へ向かっていきます。
イワオトギリ?
ハクサンオミナエシでしょうか
ウラジロタデ
茶臼岳山頂。何も見えず・・・。風も強し。
少し高度を下げると展望が開けました・・・が、ロープウェイの駅へ向け降りてしまっていました。痛恨のミス・・・この後登り返しました。
峰の茶屋跡へ戻って、朝日岳・三本槍岳方面へ続く道を確認。目の前に見えるピークは剣が峰。その山腹をトラバースです。
斜度は緩く、植物の背も高め。風が弱いからかな?
マルバシモツケと思って撮りましたが全然違いますね。なんだろうこの花・・・
シラタマノキ
しばらくすると岩と砂利の荒涼とした感じに。この後、朝日岳の取り付きに着くまでは何か所か鎖場が続きます。精神的余裕がなく登り時の写真は撮れず。
これが見たかった!ヒメシャジン(ときいていたのですが、撮った写真の個体は萼に鋸歯がないことからミヤマシャジンの線も?)。ところどころに群生していました。薄い紫の花がかわいらしいです。
風が弱い場所で、花を風下に向けて咲かせているんですね。
トラバースの鎖場。
朝日岳山頂(1回目)。なんも見えず・・・
朝日岳を降りて、三本槍岳方面へ。この時点では結構霧が出ていましたが、道は明瞭であり、なだらかな尾根なので慎重に歩くという判断で出発。
三本槍岳に向かうときに白いヒメシャジン(orミヤマシャジン)がいました。
いくつかのピークを越えて三本槍岳へ向かいます。
清水平。木道や休憩用のベンチがあります。
シャクナゲは少し遅かった感が
三本槍岳がちかづいてきます。
ハナニガナ?
三本槍岳山頂に着くも、ガスで何も見えず・・・
三角点
しばらく待ってみましたがガスが消える気配がなく、撤収・・・
オニアザミ?
下っていると茶臼・朝日方面はガスが消えていることに気づいたので、朝日岳へ登り返すことに
二度目の朝日岳。とても良い景色でした。
那須方面
茶臼岳方面。
小さな石の鳥居がかわいい
下り時は少し余裕があったので、鎖場の様子を。
鎖場。
筑波山の「弁慶の七戻り」みたいな岩w
峰の茶屋跡を通って登山口へ戻る。
下山
下山後はやま吉那須本店でじとじとラーメン
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 帽子 | グローブ |
サングラス | 着替え | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | ツエルト |
健康保険証 | 熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー | 行動食 | トレッキングポール | GPS機器 |
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