槍ヶ岳…槍沢コース

小屋泊

槍ヶ岳（北アルプス・御嶽山）

2018.07.22（日）～2018.07.24（火）

パーティ： 4人 (ブルーベリーさん、ほか3名)

ブルーベリーさん

行程・コース

天候

晴れ

利用した登山口

上高地バスターミナル　

登山口へのアクセス

タクシー
その他：＊今回登山メンバーに加わって頂いたいつものメンバーのご主人運転の車で沢渡へ　⇒　＊タクシーにて上高地バスターミナルへ
（横浜4:00～8:00沢渡～上高地バスターミナル…＊登山スタート8:55）

この登山記録の行程

【1日目】
上高地バスターミナル(08:55)・・・河童橋(09:00)・・・明神(09:58)・・・徳沢(11:06)[休憩 34分]・・・横尾(12:45)[休憩 15分]・・・一ノ俣(14:05)・・・槍沢ロッヂ(14:50)

【2日目】
槍沢ロッヂ(04:54)・・・ババ平・・・水俣乗越分岐・・・天狗原分岐・・・グリーンバンド(08:38)[休憩 15分]・・・槍ヶ岳殺生ヒュッテ(09:47)[休憩 9分]・・・槍ヶ岳山荘(10:47)[休憩 45分]・・・槍ヶ岳(12:00)[休憩 20分]・・・槍ヶ岳山荘(12:55)

【3日目】
槍ヶ岳山荘(04:44)・・・槍ヶ岳殺生ヒュッテ・・・グリーンバンド[休憩 15分]・・・天狗原分岐・・・水俣乗越分岐(08:10)・・・ババ平・・・槍沢ロッヂ(09:17)[休憩 27分]・・・一ノ俣(10:18)・・・横尾(11:08)[休憩 18分]・・・徳沢(12:20)[休憩 10分]・・・明神(13:40)[休憩 25分]・・・明神池(14:15)・・・河童橋(15:30)[休憩 15分]・・・上高地バスターミナル(15:50)

コース

総距離: 約39.9km

累積標高差: 上り約2,547m; 下り約2,547m

コースタイム: 標準18時間5分; 自己20時間54分; 倍率1.16

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

憧れの槍の穂先を目指しての山行です。
今夏は日本全体が連日の猛暑、上高地も例年にない暑さということでした。それでも沢を渡ってくる風は涼しく、一時暑さを忘れさせてくれます。
＊１日目・・・上高地バスターミナル～槍沢ロッジ（宿泊）
　変化の少ない長い道のりは一層の疲れを感じますが、傍らに咲く花々や涼し気な水音に励まされながら歩きます。徳澤園のシナモン風味のコーヒーソフトの美味しかったこと！！元気をもらいました。
　槍沢ロッジには浴室があり、お風呂で汗を流した後、タオルや汗びっしょりの手袋などを洗って乾燥室で乾かしました。快適な山小屋でした。以後の登山に不要な物を預かって頂けるのも有り難いシステムです。
＊２日目・・・槍沢ロッジ～槍ヶ岳山荘～槍ヶ岳（槍の穂先）～槍ヶ岳山荘（宿泊）
　槍ヶ岳山荘まで標高差約１２００ｍを登ります。
　朝食をお弁当にして頂いて、夜明けとともに出発！　沢沿いの登山道脇には高山の花が増えて、登山者の目を楽しませてくれます。途中、雪渓を渡り、水場で冷たい水を汲み、グリーンバンドに到着！　目の前に槍ヶ岳の尖峰が現れ、素晴らしい景色に感動しました。
　ここから先は、しばらく岩塊の登山道を歩き、最後のガレ場の急登をジグザグに登り、槍ヶ岳山荘の建つ槍の肩に到着です。ガレ場の登山道脇には様々な花が咲き、幼鳥と思われる雷鳥が花を啄んでいました。
　山荘の受付を済ませ、荷物を置いて、いよいよ”槍の穂先”を目指して緊張感が高まります。三点支持と登りきるまでは下を見ない事を肝に銘じ、ベテランメンバーのアドバイスをもらい一歩一歩しっかりと登ります。最後の鉄梯子を登りきった先には槍ヶ岳山頂からの３６０度の絶景が広がっていました。大感動！！　
　暫し展望を楽しんだ後は、更なる緊張感をもって、慎重に下りました。
山荘に戻り、ビールで乾杯！！　槍の穂先登頂の感動と達成感を登山メンバーと共有できたことは大きな喜びでした。
＊３日目・・・槍ヶ岳山荘～上高地バスターミナル
　登って来た道をそのまま戻るのはもったいないと・・・槍の足元を通って殺生ヒュッテの裏の尾根に続く登山道を歩き、殺生ヒュッテを通って、本登山道に戻ることになりました。
　夜明けとともに歩き出し、岩場を下るのはいくらか大変ではありましたが、東側が切れ落ちた雄大な槍ヶ岳の姿を見ることが出来ました。また、穂高連峰・ジャンダルムの岩峰もはっきりと目にすることが出来ました。
　長い下りの登山道、疲れも増しますが、徳澤園のコーヒーソフトを楽しみに歩きます。やっぱり美味しい！！　元気が出ます。
　明神からは上高地の美しい景色を眺めながら、自然探勝路を歩きました。河童橋付近にサルが数頭いましたが、餌を与えることがないので、お土産店に入り込んだり食べ物を奪ったりという悪さはしないとのことでした。
　晴天下の槍ヶ岳山行は、思い出深い３日間となりました。ともに過ごし、お世話になった登山メンバーに感謝！！　心地よい疲れを感じつつ次の山行に思いを馳せます。