行程・コース
天候
晴れ(至仏山~小至仏山の尾根上は強風)
利用した登山口
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
2018年8月4日(土)
自宅発⇒所沢IC⇒関越道 沼田IC⇒R120⇒R401⇒県道63号線⇒尾瀬高原ホテル(前泊)
2018年8月5日(日)
尾瀬高原ホテル発6:30(路線バス・事前チケット購入制)⇒鳩待峠着7:00
*朝食・トイレ・準備体操後出発
この登山記録の行程
鳩待峠(07:40)・・・山ノ鼻(08:30)[休憩 15分]・・・至仏山(12:00)[休憩 30分]・・・小至仏山(13:20)[休憩 15分]・・・オヤマ沢田代(14:30)[休憩 10分]・・・鳩待峠(15:30)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
4年ぶり3回目となる至仏山登山、今回は初めて鳩待峠から山の鼻経由の周回コースにチャレンジすることにしました。
鳩待峠から山の鼻までは下りという登山道としては珍しいコース。
山の鼻から至仏山までは上り専用ですが、蛇紋岩の急登が続き、ゆっくり休みながら登って行きました。
森林限界を超えて大分登って来たんだけどなぁと思いながら後ろを振り返ると、尾瀬ヶ原や燧ヶ岳が見えて来ましたが、まだ「中間点」。
実際にここから更に斜度はきつくなり、鎖場もあるので集中が必要でした。最後は木の階段が続きますが、階段の合間に高山植物が多く見られ、癒されながらも最後の力を振り絞って登頂。
小至仏山までは一旦下って上り返し。その後、オヤマ沢田代までは段差がある岩の下りで、苦手なため大分時間がかかってしまいました。
その後は土がメインの下りだったため、スピードアップして歩くことができ、鳩待峠に無事ゴールすることができました。
今回は一日中晴れで、森林限界の上では遠くの山々まで眺望が良く、高山植物も多く見られて、絶好の登山日和となりました。
鳩待峠では、花豆のソフトクリームが名物のようですが、私はかき氷(レモン味)でクールダウン&水分補給しました。
鳩待峠から戸倉への復路は、売店の隣でバス・タクシー共通チケットを購入し、駐車場まで歩き、バスの時間まで空いている場合は、乗合タクシーが随時発車してくれるので、時間をロスすることなく戻って来ることができました。
詳細は以下の通り。
【尾瀬高原ホテル(戸倉スキー場前)】
鳩待峠から尾瀬にアプローチする時はいつもこちらで前泊します。
フロントは2階で、チェックイン時に翌朝のバスのチケットを時間指定して購入します。尾瀬のガイドマップやバス時刻表ももらえます。
夕食は18時~、朝食は6時~で1階のレストランでいただきます。
私たちは、朝食をお弁当(おにぎり弁当とおこわ弁当の2種あり・
500mlペットボトルお茶付)に変更してもらいました(チェックイン時に依頼)。
下山後は入浴可能で、バスタオルとフェイスタオルを預かったままにして、使用後は 脱衣所のタオル入れに戻しておけます。
【戸倉~鳩待峠】
6:30発のバス(大きめのマイクロバス)に乗車。スキー場前が最後の乗車地で、ここからの乗車は私たちを含めて4名。車内は乗車定員満員で補助椅子使用。舗装した山道を登って所要時間約30分で鳩待峠到着。
前回2014年に来た時と比べて、鳩待峠は送迎・路線バス・タクシーを含む車両用の駐車場が従来の場所より50m位手前に設置されていて、鳩待山荘前まで歩かなければなりませんが、登山者だけの広いスペースが確保されていて良くなったと思いました。
営業前の休憩所(食堂)で朝食を摂り、裏にあるトイレ(協力金:100円、男女別)に行き、外で準備体操後出発。
【鳩待峠~山の鼻(距離3.3km・標高差191m)】
鳩待峠から山の鼻までの道は以前は急降なイメージでしたが、木道や階段が整備されて大分歩きやすくなっていると感じました。
所々に山の鼻までの距離が書いてある標識が木道上にあり、目安となります。
登山なのに最初は下りというのが珍しいですね。
途中で青年の歩荷さんを抜かしましたが、挨拶しても返してもらえない程、荷物が重そうでした。
一級河川「川上川」の木橋を渡るともう少しで山の鼻到着です。
ソバナ、オオカニコウモリ、マルバダケブキ、シシウド、アザミなどが咲いていました。
山の鼻でのトイレは、ビジターセンターと至仏山荘の間の奥にあり(男女別)、登山前の最後のトイレとなります。
【山の鼻~至仏山(距離2.9km・標高差828m)】
至仏山荘の前を通り抜けた先にある尾瀬ヶ原との分岐を左折して進みます。初めは樹林帯ですが視界が開けると湿原になっていて、「植物研究見本園」もあります。
ワレモコウ、サワギキョウ、オゼミズギク、コバキボウシなどが咲いていました。
湿原を過ぎるといよいよ本格的な登りが始まります。
登山口の看板に「午前9時以降の入山は自粛してください」とあり、厳しい山行であることを改めて思い知らされました。
最初は樹林帯で木の根が階段状になっていたり、岩が敷かれた道となっています。
ここは「上り専用」となっていて、蛇紋岩の滑り易い道なので、ここを下るのは確かに危険ですね。一方通行なので、すれ違いに気を遣う必要がなくて助かります。
距離の割に標高差のある急登なので、写真を撮りながらゆっくり登って行きます。
タカネナデシコ、ウメバチソウ、ウスユキソウ、キンコウカなどが咲いていました。
山頂には石の標識があり、スペースはあまり広くありませんが、空いているスペースを見つけて昼食休憩としました。
【至仏山~小至仏山(距離1.1km・標高差66m】
食事で英気を養い、山頂標識の前で記念撮影(他の方と順番に撮り合う)後、小至仏山へ向けて一旦下って上り返します。ここの尾根道が西 風が強く、紐をしていても帽子が飛ばされそうになりました。
岩の段差がある下りは苦手なので、大分時間がかかってしまいましたが、無事に「小至仏山山頂」に到着。
ここにも石の山頂標識があり、急峻であまり休憩スペースはありませんが、魚肉ソーセージとゼリー飲料でスタミナ補給をして、下山しました。
【小至仏山~オヤマ沢田代(0.5km・標高差182m】
ここからも蛇紋岩の段差のある下りが続き、一度思い切り転んでしまい、右腕にいくつか痣が出来てしまいました。木の階段から木道まで下って来ても何だかフラフラでした。
オヤマ沢田代の手前の見晴らしの良い場所に木のテーブル&ベンチが 複数あり、ここでコーヒータイムとしました。
ここから少し行くと笠ヶ岳との分岐があります。更に下って行くとオヤマ沢の標識があります。
ハクサンフウロが咲いていました。
【オヤマ沢田代~鳩待峠(2.9km・標高差389m】
ここからは遅れを挽回するかのように一生懸命足を前に出して歩くようにしました。
もちろん途中で何回か給水休憩もとりました。
鳩待峠まで2.0km、1.0kmの標識を過ぎて、やっと鳩待峠まで戻って来ました。
ヤマタイムの標準所要時間は少々厳しいですね。
山の鼻の登山口に あった「上り約3時間30分・下り約2時間」というのが標準的なような気がします。私たちはそれよりも時間がかかりましたが(^^;)、こまめに休憩を取りまあ想定内といったところでした。
段差のある岩場の急降をどう克服するかという課題はあるものの、北 アルプスや八ヶ岳登山への最適なトレーニングとなりました。
フォトギャラリー:5枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 傘 |
タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 地図 | コンパス |
ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | 健康保険証 | ホイッスル |
医療品 | 虫除け | 熊鈴・ベアスプレー | 行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール |
カップ | |||||
【その他】 アームカバー、ラップショーツ、機能性タイツ、涼感バンダナ、涼感タオル、敷シート、携帯電話、携帯ティッシュ、ウェットティッシュ、日焼け止め、化粧ポーチ |