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白馬岳 天気に恵まれ大雪渓から栂池へ

白馬岳 小蓮華山( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 2人 (tarzan さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

1日目:☀時々☁のち一時☂  2日目:☀時々☁夕方雷雨

利用した登山口

猿倉   自然園駅  

登山口へのアクセス

マイカー
その他:  関越自動車道~上信越道を経て長野ICで高速を降りて1時間。八方第2駐車場に午前3時に到着しましたが、ほぼ満車状態でした。駐車場は無料です。
 猿倉へはタクシーを利用しました。¥3,200。4名で相乗りすればバスより安くなります。
 帰りは栂池自然園よりロープウェイ、ゴンドラを乗り継ぎ¥1,920。栂池高原からはバスで八方第2駐車場まで戻りました。バスは¥520でした。

この登山記録の行程

【1日目】
猿倉(06:40)・・・白馬尻(07:50)[休憩 35分]・・・葱平(11:05)[休憩 35分]・・・村営頂上宿舎(13:45)

【2日目】
村営頂上宿舎(03:50)・・・白馬山荘(04:20)・・・白馬岳(04:40)[休憩 70分]・・・三国境(06:20)[休憩 10分]・・・小蓮華山(07:20)[休憩 15分]・・・白馬大池山荘(09:20)[休憩 70分]・・・天狗原(12:30)[休憩 25分]・・・自然園駅(13:40)

コース

総距離
約16.1km
累積標高差
上り約2,054m
下り約1,459m
コースタイム
標準10時間55
自己12時間35
倍率1.15

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 お盆休み中の天気予報とにらめっこをしながら、晴れる日を狙って白馬岳へ行ってきました。猿倉から大雪渓を登り村営頂上宿舎でテント泊、翌日は白馬岳から稜線歩きを楽しんだのち栂池へ降りる王道のルートです。
  ♦1日目 猿倉~村営頂上宿舎♦
 猿倉荘では登山相談所が開設されておりコース上の注意事項も聞く事が出来ます。登山届を出し出発です。気温は18℃前後ですが、歩き始めると汗が止まりません。1時間ほどで白馬尻小屋に到着です。小屋の前から大雪渓が望めます。涼しい風が火照ったからだを冷ましてくれます。
 小屋から灌木帯を少し登るとケルンが立っている。ここでチェーンスパイクを装着して落石に注意しながら雪渓を登ってゆきます。時折り天狗菱側からガラガラと落石の音が響きます。雪渓上で座って休むと危ないのでひたすら歩き続けます。およそ2時間、大雪渓も終わりになり一休みしたいところですが足場も悪く落石を誘発するのでチェーンスパイクを外したら速やかに移動します。
 葱平(ねぎかっぴら)で大休止して残りの急登に備えます。お花畑に入ると頂上宿舎が見えますがここからが遠い!折れそうな心に鞭うってようやく頂上宿舎に着く頃には雨が降り始めました。テントを張っていると大雨に。雨脚が強くなってきたので白馬岳には明朝の日の出を見る事にして早々に就寝。
  ♦2日目 村営頂上宿舎~白馬岳~白馬大池~栂池
 日の出が5時頃なのでテント場を4時に出発しました。真っ暗な中ヘッデンの灯りを頼りに白馬山荘に向けて登ります。山荘に着くと山頂に上る人たちで混み合っていました。頂上では思いのほか寒さを感じる事もなく30分ほど日の出を待ちます。少し雲がありましたがとてもきれいなご来光です。1時間以上写真を撮りまくってから白馬大池に向かう稜線を歩きます。風もなく寒くもなく眼下に広がる雲海を眺めながら歩く至福の時が永遠に続けばよいのにと思える瞬間です。
 小蓮華山から船越の頭へ向かう途中で雷鳥にも出会う事ができました。白馬大池はまるで絵葉書のようです。遠くから見える池の色は青いのですが、近くで見ると透明度の高い綺麗な水でした。白馬大池山荘で昼食をとり栂池自然園に向かいますがここからが意外ときつかった。
 天狗原までは大きな岩の上を歩くので不慣れな人は注意が必要だ。疲れた脚にはダメージが大きい。栂池自然園からロープウェイ乗り場まではアスファルトの道を歩く。ロープウェイに乗ると夕立になりバスを待つ間に本降りとなった。
 今年は暑いので高山植物も早く咲き始めたそうです。見頃のピークは越えてしまった感があります。コースはよく整備されており道迷いの心配はないが、白馬大池~乗鞍岳~天狗原は濃霧で視界が悪い時にはペンキマークを見失わないように注意したい。
 お盆休みの晴れ間にも関わらずコース上もテント場も混み合わずラッキーだった。白馬山荘の宿泊者も少なかったようだ。
 
 

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フォトギャラリー:69枚

駐車場は満車。目の前の八方尾根スキー場には厚い雲が・・・。

猿倉荘に着く頃には晴れ間も見えてきた。これは期待できそうだ。

林道をしばらく歩くと・・

登山道らしくなってきた。

そして白馬尻小屋に到着

雪渓を歩く人が見える

ここでチェーンスパイクを装着

いよいよ雪渓を登ります

こんなクレバスも所々にあります

突然ガスが発生したり、晴れたり目まぐるしく変わります

ここで休みたい所ですが落石が多い場所なのでアイゼンを外したら速やかに移動しましょう。

葱平で大休止。冷凍して持ってきたゼリーで生き返る。

2時間ぶっ通しで登ってきた。

天狗菱が間近に迫る。

避難小屋を過ぎると・・

お花畑の向こうについに見えた!頂上小屋。

ミソガワソウ

ミヤマトリカブト

頂上小屋に着く頃に雨がポツポツと・・・。

テントを張り終えると大雨になりました。間一髪セーフ!

雨あがりには夕焼けも見る事ができた。

一瞬、雲の切れ間に白馬岳

月も出て明日が楽しみ

翌朝真っ暗な中、白馬山荘を目指します。

小屋の周りには既に大勢の人がいた。

富山県側と

長野県側で

夜明けが近い

遠くに富士山も。

雲海に浮かぶ富士山

穂高連峰と槍ヶ岳

目の前には剣岳。

見渡す限り雲海

富山湾と能登半島

これから歩く稜線

トウヤクリンドウ。たくさん咲いています。

小蓮華山から見る白馬岳。

小蓮華山のシンボル

イワツメクサ

チシマギキョウかな?

突然現れた雷鳥さん

気持ちの良い稜線を行く

振り返れば小蓮華山からの稜線

まるで絵葉書のような景色

日差しが強く暑い

近くで見ると透明度が高い

こんな岩がゴロゴロしている

ミヤマダイコンソウ

幻想的な池塘

冷たくておいしかった銀嶺水

ロープウェイ乗り場に到着。雨が降り始めました。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ タオル
帽子 グローブ サングラス 着替え 地図 コンパス
ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ 修理用具
健康保険証 医療品 虫除け 熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー 非常食
行動食 テーピングテープ 軽アイゼン トレッキングポール ストーブ 燃料
ライター カップ クッカー カトラリー

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登った山

小蓮華山

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2,766m

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