• このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

雨の尾瀬ヶ原散策と至仏山登山

尾瀬ヶ原・至仏山( 関東)

パーティ: 3人 (ヤマちゃん さん 、ほか2名)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

行程・コース

天候

2日間=30%大雨/40%小雨/30%曇り/ごくわずか晴れ

利用した登山口

鳩待峠  

登山口へのアクセス

タクシー
その他: 溝の口駅0000⇒車⇒関越道沼田IC⇒戸倉第一P0330/0620⇒乗合タクシー⇒鳩待峠0705

この登山記録の行程

【1日目】
鳩待峠(07:33)・・・山ノ鼻(08:50)[休憩 15分]・・・牛首・・・牛首分岐(尾瀬ヶ原三又)(09:35)[休憩 5分]・・・竜宮十字路(10:12)・・・見晴(下田代十字路)(10:42)[休憩 45分]・・・東電小屋分岐・・・東電小屋(12:03)・・・ヨッピ橋(12:25)・・・牛首分岐(尾瀬ヶ原三又)・・・牛首・・・山ノ鼻(13:45)

【2日目】
山ノ鼻(07:19)・・・至仏山(10:54)[休憩 10分]・・・小至仏山(12:00)・・・オヤマ沢田代[休憩 40分]・・・鳩待峠(14:42)

コース

総距離
約23.6km
累積標高差
上り約980m
下り約980m
コースタイム
標準9時間5
自己11時間40
倍率1.28

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

せっかくの3連休だったので、東日本登山部で尾瀬ヶ原と至仏山に一泊二日で行ってきた。
最初は大清水から入って、尾瀬沼を経て燧ヶ岳に登り、下山後 尾瀬ヶ原を抜けて山の鼻で一泊して、翌日 至仏山に登って帰ってくる計画だった。
が、残念ながら雨予報だったので計画を、鳩待峠から尾瀬ヶ原周回をして山の鼻に戻って一泊して、至仏山に登ることに変更した。
金曜日の仕事のあと0時に溝の口駅に集合して車で出発。
関越道 沼田ICで降りて戸倉第一Pに3時半に到着。
現地ではまだ雨は降ってなかった。
当初の計画からは余裕が出来たので、6時頃の乗り合いタクシーで鳩待峠に向かうことにして少し仮眠した。
5時半から朝食を食べて準備をして6時20分の乗り合いタクシーに乗り込み、7時過ぎに鳩待峠に着いた。

既に雨が降りだしていたので雨対策をして7時半に出発した。
外来植物の種子を持ち込まないようマットで十分 泥を落として登山道に入る。
しばらくは石畳が続くがその後 木道となり、200m程を1時間かけて下っていくと山の鼻に着く。
雨は結構強く降っているが、木道歩きなので問題はなく、途中左手に至仏山が雲の中に見え隠れしている。
しばらく歩いていると、歩荷さんに出会った。
90Kg程度の荷物だと仰っていた。
我々への食材やビールを運んでくれているとは頭が下がる・・・ご苦労様です・ありがとうございます。

8時半に山の鼻に着き、ビジターセンターに寄ってから、見晴に向けて尾瀬ヶ原の木道を歩いていく。
天気が良ければ木道の先に燧ヶ岳が、振り返れば至仏山がそれぞれ見えるのだが、残念ながら両山共に雲の中である。
少し草紅葉が始まっている。
雨は強く降ったり、小降りになったりで、朝早かったせいか、雨のせいか観光客は比較的少なかった。
尾瀬はもちろん水芭蕉が有名だが、途中 秋といえども さすがは尾瀬で、まだまだ花が咲いていて、雨で滅入る気持ちをもり立ててくれる。

10時40分に見晴に着き、立派な見晴無料休憩所で早めの昼ごはん(おにぎり)を食べた。
食べてる間に雨もずいぶん小降りになり、食後 出発時にはレインウェアもいらない程度になった。

帰りは東電小屋・ヨッピ吊橋ルートを歩いた。
尾瀬の木道にはTEPCOと改修年が刻印されている。
これは尾瀬の群馬県側が東電の所有地によるものであり、元々はダムを作る計画であったものが、反対運動から国立公園に指定されるに至り、環境保護活動を行っている。
我々 訪問者にとってはありがたいことである。
ただし、竜宮小屋から北東の福島側の木道は東電管轄ではないようで、メンテナンスが不十分であり、少々残念である。
しばらく歩いていると燧ヶ岳の雲がやや薄くなり、なんとか頂上付近まで見えるようになった。
池塘と草紅葉が綺麗である。
もう1~2週間で見頃になるのだろう。

トータル18Kmほどを6時間かけて歩いて、宿泊先である尾瀬ロッジにチェックインした。
山小屋とはいえ観光地 尾瀬の小屋であり、6畳和室に3人はありがたい、しかも風呂つきである。
夕食は17時からで風呂は16時からなので、着替えをして早速ビールで乾杯!!
風呂に入ってみんな1時間半ぐらい昼寝をしたzzz。
晩ごはんのメインは牛肉の陶板焼き。
あとは やまくらげやサラダ、ポトフ等。
牛肉は柔らかくて美味しかった❗❗
歩荷さんに感謝である。
ゆっくり食べても時間は18時になっていない。
買ってきた焼酎を飲みながら山談義に花を咲かせたが、共通意見は今日もしも晴れていて、燧ヶ岳に登っていたら、今頃3人ともグロッキーで翌日の至仏山なんて絶対にムリだったというもの。
確かに事前にネットで燧ヶ岳、尾瀬ヶ原、至仏山、一泊二日で調べてもほとんどヒットしなかったのは、かなり無理な行程だったのかもしれない・・・。
残念ながら雨がまた降りだして、満点の星空も見れずに21時頃に就寝した。


翌日曜日の朝食は6時からだったので、5時50分 まで結構ガッツリ眠れた。
朝食も鮭メインの、山では贅沢なものであり、朝から栄養十分である。
ただ、天候は残念ながら引き続いての雨。
この尾瀬では少なくともDOCOMOはつながらない・・・。(後で聞くとauは所のにより繋がるそうだ)
今どきほとんどの山頂でもつながるのに、唯一残念なトコだ。
なので情報はロッジのデータ放送なのだが、昨日の情報では降水確率ゼロだったのに・・・。

雨の準備をして7時過ぎに出発。
ロッジを出てちょっと湿原を歩くとすぐに登山口である。
山の鼻からの登山道は登り専用である。
正直、至仏山はなだらかな山だと思って少し舐めていた。
入山早々 木段やガレた結構な登りが続く。
至仏山は蛇紋岩が多く、脆くて滑りやすいらしく、更に雨なので結構注意しなが登る。
その上、雨続きのせいか登山道が沢になっている・・・。
登るのぼる、永遠 登り続けてる感じ。
木段、ガレ場、岩場、鎖場と色んなパターンを登っていく。
雨でなければ結構面白い登山道だが、行程の1/3あたりから腸腰筋が痛くなり始め、1/2辺りから腰も痛み始めた・・・。

コースタイムの倍以上をかけてようやく至仏山 登頂。
道中 雨が降ったり止んだりで汗だくになるので、レインウェアを脱いだり着たりと忙しく、山頂に着くとほぼホワイトアウト状態。
本来なら尾瀬ヶ原越しの燧ヶ岳が見えるのに・・・。

狭い山頂に結構な人がいたので、撮影だけして小至仏へ向かう。
小至仏へも岩場の連続で、しかも東面から巻き上がってくる霧雨がスゴくて、最後のピークをスルーしていく登山者も多かった。
でも岩場の紅葉を見つけて少しハッピーになれた。

小至仏山を越えると西面になるので風雨もなくなり、鳩待峠に向けて下っていく。
最初はまだ岩場が続くが、ある程度下ると木道になる。
木道になっても雨で濡れているので気は抜けない。
途中のベンチでカップ麺を食べて、食後のコーヒーで一息いれる。
下山再開してしばらく進むと、最後の尾瀬の展望がようやく開けた。
晴れ間も少しのぞく木段を下っていく。

小至仏山頂から約2時間半、ようやく鳩待峠まで戻ってきた。
ここまで下ると良い天気。
周りの観光客の話では尾瀬ヶ原は良い天気だったみたい。
ちょっと悔しいけど、至仏山と燧ヶ岳は見れてないはず!
尾瀬組は綺麗な靴だけど、こっちの下半身は泥まみれ。
この小汚なさが小さな優越感なのかな!?
ともあれ雨の中を無事下山できた。

乗り合いタクシーに乗り、戸倉に戻り駐車場に程近い 尾瀬ぷらり館で温泉に浸かり、少し疲れを癒して帰路についた。
2日間で26Km/16時間の活動だった。

続きを読む

フォトギャラリー:27枚

すべての写真を見る

装備・携行品

登った山

至仏山

至仏山

2,228m

よく似たコース

至仏山 群馬県

尾瀬を代表する高山植物と展望の山 鳩待峠から至仏山へ往復 日帰り

最適日数
日帰り
コースタイプ
往復
歩行時間
4時間
難易度
★★
コース定数
18
至仏山 群馬県

山ノ鼻から高天ヶ原、至仏山に登り鳩待峠へ 日帰り

最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
4時間45分
難易度
★★★
コース定数
21
登山計画を立てる