行程・コース
天候
1日目:うす曇り時々晴れ間 2日目:晴れ
登山口へのアクセス
バス
その他:
登山前日:南アルプス温泉ロッジに宿泊(芦安)
* 行き:芦安~(バス)~夜叉神峠登山口
* 帰り:青木鉱泉~(タクシー)~韮崎駅
この登山記録の行程
【1日目】
夜叉神峠登山口(05:50)・・・夜叉神峠(07:00)[休憩 15分]・・・(途中休憩:20分)・・・杖立峠(09:05)・・・苺平(11:00)・・・南御室小屋(11:50)[休憩 45分]・・・薬師岳小屋(14:05)
【2日目】
薬師岳小屋(05:10)・・・薬師岳(5:15)[休憩:20]・・・観音岳(06:20)[休憩 55分]・・・アカヌケ沢ノ頭(08:45)[休憩 10分]・・・賽の河原(9:00)・・・地蔵岳(オベリスク下9:30)・・・[休憩:20分]・・・鳳凰小屋(10:45)[休憩 15分]・・・五色ノ滝(11:40)[休憩 5分]・・・南精進ノ滝(14:05)・・・青木鉱泉(15:45)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
紅葉が色づき始めた山の景色と夏の名残の花を楽しむ山行です。
* 登山前日:芦安駐車場隣の南アルプス温泉ロッジに前泊
* 1日目:夜明け前、バスで夜叉神峠登山口へ
登山口付近には夏の名残の花が咲いていました。
比較的緩やかな登山道を歩き、夜叉神峠に到着! 雄大な姿を現す筈の北岳を始めとする白峰三山は山頂付近に雲がかかり山裾しか見ることができませんでしたが、杖立峠への途中、少しずつ雲が切れ始め、木々の間から富士山を眺めることができました。南御室小屋そして薬師岳小屋手前の砂払岳まではうっそうとした樹林帯が多く、様々な苔やキノコが見られ、木漏れ日を浴びた苔はとても綺麗でした。
樹林帯を抜けると、白い砂が現れ、岩塊の砂払岳に到着です。薬師岳の尖った岩峰や穏やかな印象の観音岳が見え、長い長い樹林帯をひたすら歩いた先で頂いたご褒美のように感じられました。
砂払岳から白砂と紅葉の登山道を少し下って、薬師岳小屋に到着! 改築後1年余りの小屋は木の香りが感じられ、気持ち良く過ごせました。夜空には満天の星が煌めき、降り注いできそうでした。
* 2日目:朝食をお弁当に、日の出前に出発しました。
薬師岳山頂手前で一輪の白いタカネビランジを見つけ、夏の名残に感動! 山頂で御来光を待ちました。雲がかかり日の出ははっきりしませんでしたが、北岳や富士山を望むことができました。また、朝の陽射しを浴びて、紅葉し始めた山肌が黄金色に輝きとても綺麗でした。
気持ちの良い稜線歩きを楽しみつつ観音岳に到着! 白峰三山・甲斐駒ケ岳は雲がかかり全容は見えませんでしたが、昨年登った仙丈ケ岳は綺麗に見えていました。山頂付近の岩陰で朝食^^朝陽を浴びながらまったりとしたひと時を過ごしました。
観音岳から稜線伝いに白砂の鞍部を過ぎ露岩帯を登りアカヌケ沢の頭に到達する手前で、夏の名残のホウオウシャジンに出逢うことができました。数輪でしたが、楚々とした姿は儚げで花の季節を惜しむかのようでした。アカヌケ沢の頭からの景色は、地蔵岳の岩搭がそびえたち後方には八ヶ岳を従えているかのようでした。
アカヌケ沢の頭から賽の河原に下り、地蔵岳に到着! 木陰にザックを置いて岩塊をよじ登りましたが、オベリスクの頂上に到達するのは難しく途中後退しました・・・登れる人は凄い・・・
ここで、ドンドコ沢の急な下りを前に腹ごしらえ。
砂の登山道を下ります。タカネビランジが所々に咲いていました。砂を滑るように下り、鳳凰小屋へ。そして、「女性にはちょっと大変かも」と小屋の方に言われつつも、ドンドコ沢沿いの登山道に向かいました。覚悟はしていたもののかなりの急傾斜で、倒木が登山道を塞いでいる所もあり、だいぶ荒れていました。言われた通り、大変でした。
下山後、青木鉱泉でゆっくり疲れを癒す予定でしたが、下山時刻が遅れたので、そそくさと汗を流し、予約してあったタクシーで韮崎駅に向かい、帰途につきました。
想像以上に体力を必要とするコースでしたが、紅葉と夏の名残の花々に出逢うことができた充実の山旅でした。
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