行程・コース
天候
2日間ともに晴れ
利用した登山口
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
団地0000⇒名神・中央道 諏訪南IC⇒美濃戸口⇒美濃戸0445⇒美濃戸口0530
※美濃戸P:満車 ⇒引き返して 美濃戸口のJ&Nさんの駐車場に駐車(帰りに食事すれば無料で停めさせてもらえる、連泊可)
この登山記録の行程
【1日目】
美濃戸口(06:32)・・・美濃戸(07:24)[休憩 15分]・・・堰堤広場・・・赤岳鉱泉(09:28)[休憩 32分]・・・行者小屋(10:30)[休憩 60分]・・・赤岳天望荘(12:52)[休憩 42分]・・・横岳(14:40)[休憩 79分]・・・赤岳天望荘(16:49)
【2日目】
赤岳天望荘(07:17)・・・赤岳(07:53)[休憩 20分]・・・中岳のコル(09:14)・・・行者小屋(10:13)[休憩 34分]・・・美濃戸(12:52)[休憩 20分]・・・美濃戸口(13:58)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
9月 二度目の3連休は山竹の会で、百名山 15座目となる八ヶ岳に一泊二日で行ってきた。
八ヶ岳はなだらかな山容の北八ヶ岳と、峻険な岩峰の南八ヶ岳からなる連峰である。
今回は南八ヶ岳を廻り主峰である赤岳(標高2899m)を目指す。
当初の計画では美濃戸に車を停めて、北沢ルートで赤岳鉱泉を経て、硫黄岳~横岳を廻って赤岳展望荘で宿泊(予約済)し、翌日 ご来光を見て 赤岳~中岳~阿弥陀岳を踏んで、中岳道から文三郎道~行者小屋~南沢ルートで美濃戸に戻ろうとしていたが・・・。
事前の天気予報では3連休 中日の日曜日は晴れで変わらなかったが、月曜日はずっと雨の予報でヤキモキしていたが、直前になり晴れの予報に変わりラッキーだった!
残る問題は美濃戸の駐車場に停めれるかどうか? であった。
事前に調べると やまのこ村駐車場は予約できるのだが、電話で確かめると休日はダメだそうで、高速を降りた頃に電話で予約できるとのことであった。
土曜日の夕方に荷物を積み込み、0時に団地を出発した。
名神~中央道 諏訪南ICで降りて、やまのこ村に何度も電話するも話し中。
つながらないまま現地に4時過ぎに到着したのだが、美濃戸口の駐車場は既に満車状態。
何台かが美濃戸方面へ向かったので、しかたなく我々も向かったのだが、この道がエゲツない!!
狭いボコボコの道で且つ最近の雨で泥濘もあり、WISHでは底は擦るわ、スタックするわ、挙げ句 対向車が何台か来て離合するのに苦労するわで、なんとか美濃戸に4時45分に到着。
駐車場受付は5時からと書かれているものの既に満車の様子。
5時になり係員が出てきて、素っ気なく「満車なのでお帰り下さい」との一言で、我々の苦労は即終了。
まぁ、もちろん我々の勝手なので責めるつもりは毛頭ないが、様々訪れた山々の中でもここの駐車場事情は、八ヶ岳の人気を前提にすると大きな課題かな? と思われる・・・。
仕方なく来た道を美濃戸口迄戻り、改めて駐車場を探す。
道路脇や色んなところに既に駐車しているが、あまりルールは無視したくない。
幸い明るくなってきたので色々探してみると、J&Nさん というレストランがあり、そこの駐車場には帰りに食事をすると停めても良いよ(しかも連泊可)と書いてくれていた!!
捨てる神あれば、拾う神あり というところか??
幸い1台分 空いていたので、停めさせていただき、準備をして6時半にスタートした。
美濃戸口から美濃戸までは約1時間かかるのだが、この往復2時間が結構 山行に影響する。
残念ながら今回は美濃戸に停めれなかったので、予定を変更して北沢ルートで赤岳鉱泉に行き、行者小屋を経て地蔵尾根を登って赤岳展望荘に向かうことにした。
先ずはさっき往復した林道を歩いて7時20分に美濃戸に到着。
そこからしばらくは苔むす林道をなだらかに登っていく、その後木道や岩盤となり北沢を何回か渡って、9時半頃に赤岳鉱泉に着いた。
ここまで来ると目指す赤岳がはっきり見える。
前回の腸腰筋痛を色々調べると、サポートタイツを使用しなければ痛くならなかった、というネット情報があったので、今回サポートタイツ無しでトライした。
そのせいか、歩き始めて3時間だが痛みはなかった。
赤岳鉱泉で少し休憩して歩くこと30分、行者小屋に10時半に着いた。
少し早いが、ここでお昼ごはんにした。
赤岳鉱泉も行者小屋も3連休ということもあり、沢山のテントが張られていた。
結局 今年もテントが買えずに今日に至っており、羨ましいなぁ と思いつつ、先ずは持参のビールで乾杯して、おにぎりとカップ麺を食べ、食後のコーヒーを飲み、1時間ほど休んで地蔵尾根に向かった。
ここからは階段があり、その後 赤ザレや岩場も出てきて梯子や鎖を使って登っていく。
ここの階段にはマムートのマークが貼ってある。
地蔵の頭に12時半に着いたが、天気予報通りの快晴で久しぶりの絶景に感動した。
北アルプス、槍穂はもちろん立山、後立山、南アルプス、中央アルプス、御岳、乗鞍、富士山と360°の展望だ!!
絶景を少し楽しんだあと、赤岳展望荘に13時前にチェックインした。
数ある八ヶ岳の山小屋でなぜ展望荘にしたのか?
それは夕食・朝食がバイキングで、コーヒーも飲み放題という単純な理由である!!
しばし休憩して硫黄岳は無理だが、せめて横岳には行こうということで出発した。
横岳への登山道も鎖場の連続であり、体力も遣うが神経も使う。
結構な岩の登り降りやトラバースが続くが、あまり高度感がないので、いい練習になるルートだと思う。
帰りの最後の岩山の上部でロープを使ってロッククライミングをしている人達がいた。
大丈夫かな? と思いつつこっちは岩場を降りていると、突然「ラク~」という声が聞こえて、上から拳ぐらいの石が5~6個落ちてきた・・・。
そのうち1個が脚をかすめた。
上から「スミマセ~ン、大丈夫ですか?」と言ってきたので「OK!!」と応えた。
初めて 落石 を経験したが、あれを頭に当たらないように避けられるものなのだろうか?
まあ、良い経験になった。
確かにメットを被っている登山者がチラホラいたが、そろそろ買っておく必要があるのかな?
往復2時間チョイで山荘に帰って来た。
着替えをして5時から夕食である。
夕食は炊き込みご飯と豚汁にデザートも含めて10種類ぐらいから好きなだけ取れる。
根が卑しいので結構取ってしまい、お腹がいっぱいになってしまった・・・。
もちろんビールを買って、みんなで乾杯も忘れない❗❗
食後は談話室に行って持参の焼酎を飲みながら、何だかんだとお喋りをして時間を潰す。
談話室には1台だけマッサージチェアがあり、疲れた身体をほぐすことができるのがありがたい。
結局19時過ぎまで飲んだ後就寝した。
部屋は大部屋のざこ寝。
一人用のシュラフが折り重なるように敷き詰められ、もちろん寝返りもうてない状態。
俺は前回の白山でのイビキがうるさかったとのことで、一番端で寝かせてもらった。
お酒のおかげもあり(?)、よく眠れたほうだったが、翌朝4時過ぎに目覚めると、頭はガンガンで吐き気までするという、いわゆる高山病の症状が・・・。
赤岳展望荘の標高は2722mで、それほど高いというわけではないのに・・・。
残念ながら、朝食も食べる気がせずお茶だけ飲んで、ご来光を見に外に出た。
風が強く、東には若干の雲が出ていたが、綺麗なご来光を拝むことができた!!
モルゲンロートではないが、朝陽に輝く赤岳も綺麗だ!!
富士山も顔を出している・・・
準備をして6時40分に赤岳に向けて出発。
体調が戻らぬまま急峻な岩場を三点支持で登っていく。
およそ40分で山頂に着いた。
ここからは360°の展望が広がっている。
北・中・南アルプス、御嶽山、乗鞍岳、富士山・・・天気も良く絶景である。
山を登っていていつも思うが、空の青さが麓のそれとは全く違う。
パノラマ画像とTHETA撮影といういつもの山頂業務を終えて中岳へ向けて鎖場を下っていく。
岩峰は登りより下りの方が気を使う。
中岳を経てコルへ下りる。
中岳のコルから阿弥陀岳を見上げる。
ここで阿弥陀岳にチャレンジするか、中岳道~文三郎道を経て行者小屋に下りるかで、みんなで意見交換。
体調の悪い俺はチャレンジは無理なので下りることに決めていたが、みんなもコルから見上げる阿弥陀岳が想像以上に高く感じたらしく、チャレンジを断念して下ることにした。
ここからの下りは難易度の高いものではなく、ところどころで紅葉も始まっていた。
10時過ぎに行者小屋に着き、少し早めの昼ごはん。
行者小屋の行者ラーメンを食べた。
このラーメン、もちもちの水餃子が入っており少々ピリ辛である。
しばらく休憩して南沢ルートで美濃戸を目指す。
約2時間かけて美濃戸まで下り、美濃戸山荘でコーラを買ってしばし休憩。
ここからはボコボコの車道を1時間かけて下って美濃戸口へ戻る。
14時間前に美濃戸口に着いた。
3連休最終日のこの時間になると、あれだけあった車もほぼ無くなっている、
片付けをしてお世話になったJ&Nさんでシェフのおまかせカレーを頂いた。
大ぶりの野菜とお肉が入った、後からピリッと辛さが出てくる美味しいカレーだった。
2日間ありがとうございました!!
ご馳走さまでした。
帰りは八ヶ岳農場に寄って、近場のもみの湯で2日間の汚れと疲れを癒して、22時に無事 団地に戻った。
今回は一泊二日で21Kmを歩き、2週続けての20Kmオーバーは初めての体験であり、良い経験になった。
八ヶ岳は駐車場の問題はあるが、さすがに人気の山だと実感した。
ルートが豊富で、眺望バツグンの稜線歩きや、岩場・鎖場の登り降りがあって、飽きることがない山歩きが出来る。
程よい距離感で山小屋があり、初心者から上級者まで楽しめる山だ。
いずれ再チャレンジしたい山である。