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三瓶山 ススキとお鉢巡り

三瓶山( 中国・四国)

パーティ: 1人 (みねるう゛ぁ さん )

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行程・コース

天候

晴れ

利用した登山口

定めの松   室ノ内展望台  

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 行き 早島IC→岡山道→中国道→松江道→雲南吉田IC→三瓶山
帰り 三瓶山→吉田掛合IC→松江道→尾道道→山陽道→早島IC
所要時間はどちらも4時間程度。岡山からなら山陽道・尾道道利用の方が安上がり。

この登山記録の行程

定めの松(08:00)・・・分岐(08:14)・・・扇沢分岐(08:45)[休憩 5分]・・・子三瓶山(09:00)[休憩 25分]・・・風越(09:40)[休憩 5分]・・・孫三瓶山(09:55)[休憩 5分]・・・奥ノ湯峠(10:10)[休憩 5分]・・・室ノ内展望台(10:25)[休憩 20分]・・・女三瓶山(10:56)[休憩 10分]・・・室ノ内展望台(11:15)・・・室ノ内池分岐(11:35)[休憩 5分]・・・扇沢分岐(11:59)[休憩 5分]・・・男三瓶山(12:47)[休憩 20分]・・・分岐(14:00)・・・定めの松(14:10)

コース

総距離
約11.2km
累積標高差
上り約1,349m
下り約1,349m
コースタイム
標準4時間40
自己4時間25
倍率0.95

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

以前から「一度行ってみたいなぁ~」と思っていた、三瓶山に行ってきました。

9月28日、平日に休みがとれたのと、
近づいていた台風24号がまだ来る前で天気が良かったので、
早速、三瓶山に!それに色づいたススキも見たかったので、
その様子見も兼ねて、
【1】(岡山から)三瓶山までの道のり
【2】ススキの様子(9/28)
【3】お鉢巡り
【4】その他
で、まとめています。

【1】行きは、自宅を出た後、岡山の早島ICから岡山道経由で中国道へ。
中国道三好東JCから松江道に入り、雲南吉田ICで降りて『西の原駐車場』へ。
駐車場はかなり広く、近くには売店ときれいな水洗トイレもあります。
でも朝早いと売店は開いていませんし、近くにコンビニもありません
自販機もありませんから、食料・飲料等の準備は万全に。
倉敷から西の原まで、片道4時間弱。

帰りは、松江道吉田掛合ICから松江道→三好東JC→尾道道→山陽道→早島ICで。
時間は行きの中国道ルートと大差ないですが、
無料区間が多い分、こっちのルートが少し安上がり。
ただし、松江道・尾道道は基本1車線なので、ゆっくりな方の車につかまると、
がくっとペースが…
山がちな中をくねくね走る中国道より、
比較的まっすぐな山陽道の方が走りやすく、
結果的には山陽道ルートの方が少し早い!?
ただ交通量は中国道の方が少ないので、その辺はお好きなルートで。

【2】気になっていたススキについて。
9月下旬、山頂部の穂は開きかけでしたが、綺麗でした。
でもまだ若く、葉は緑。色味としては「銀」。
あと一ヶ月後ぐらいでしょうか、金色に色づくのは。
9月28日時点の男三瓶・子三瓶・西の原の
ススキの写真を載せてありますので、
ススキの様子が気になる方はそちらもご参考に。

【3】登山開始。
西の原駐車場では、登山前にWebサイト「コンパス」を通じて
三瓶山の登山届けを出します。

まず、西の原のススキの平原を進んでいきます。
駐車場からの登山道入口がちょっと分かりにくいです。定めの松を見たら少し戻って、
芝の広がる広場に入ります。写真、アップしておきますのでご参考に。
当日はグランドゴルフ?ゲートボール?何かの大会を広場でしていましたが、
遠慮せずに端(端って時点で遠慮ぎみ!?)を歩かせてもらいましょう。
というのも、適当なところから入るとススキや藪が深い上に、
所々、実は電気柵があって、見えずに触れると危険です。
そして植生・環境を痛める原因にもなりかねません。
なので、遠慮せず芝生の広場に入って行きましょう。

西の原の平原を進むと、眼前に三瓶山主峰・男三瓶と子三瓶が迫ります。
男三瓶でも1200mに満たず、決して高い山ではありませんが、
間近で見上げるその勇姿から、登山道が急登であることが予想されます。
これはなかなか手強そう…実際、部分的にはかなりの急勾配。

男三瓶を最後に目指す事にして、まずお鉢巡りから。
男三瓶・子三瓶の分岐を、扇沢分岐(子三瓶方面)に向かって登ります。
西側は午前は日の当たらない斜面のためか、うっそうとしています。
一人ではちょっと心細い感じ…誰にも会いません。
でも、下草があって道ははっきりしているし、
三瓶登山道は分岐には必ず道標があって、よく整備されている印象です。

扇沢分岐からは、子三瓶・風越分岐・孫三瓶・奥ノ湯峠・大平山・室ノ内展望台・女三瓶と
お鉢巡りです。子三瓶、孫三瓶の山頂付近はやや急登ですが、
孫三瓶を過ぎてから室ノ内展望台までの道は全体的になだらかで、
日当たりも良く、明るく開けた雰囲気もあって軽快に歩けます。
特に奥ノ湯峠~大平山間はハイキングコースって感じで、のんびり散策できますよ。

室ノ内展望台から女三瓶は、東の原からリフトがでている事もあってか、
こちら側には平日でもわりと人がいました。
室ノ内展望台から女三瓶山頂へは道も石敷で一番手が入っており、
ここは普段着・運動靴でもお手軽に登れる感じです。

なお、女三瓶~男三瓶間の稜線は、崩落のため現在通れません。
通行禁止の札とロープもあります(公的に禁止されています)。
時折、それらを無視して通られる方の話を聞きます。
技術があれば縦走可能なのかもしれませんが、
ルールを守る事は、登山者として、安全上最低限度のマナーでしょう。
命に関わる事でもあるので、行けるからと安易に考えないようにしましょう。
ルールが守られなければ、一部の無謀な登山者の為に
三瓶山自体が入山禁止にもなりかねません。

さて、女三瓶から男三瓶を目指す、現在のルートです。
一端北の原登山ルートの分岐まで降りて男三瓶を目指すルートが
今現在、一番最短になると思います。
しかし今回はお鉢巡り風!?にしたいので、
女三瓶山頂から室ノ内展望台へ戻り、
室ノ内池の横を通って男三瓶山頂を目指すルートを取ります。

室ノ内池までは軽快な下りですが、お鉢の中の最底辺である池を過ぎてからは、
男三瓶山頂まで標高差400mほどを登っていきます。
特に扇沢分岐を過ぎてからの登りはかなり急登で、岩場・ロープもあります。
上に登山者がいるときは落石注意!!間隔はしっかりあけて。
ここだけはヘルメットあってもいいぐらいです。
もちろん、自分の下に人がいるときも、落石させない様十分注意しましょう。

この急登で一気に高度を稼いで、開けたところでふと振り向くと、
標高961mの子三瓶がすでに眼下。
なかなかハードな登りですが、そこを超えると男三瓶の山頂はあと少し。
そして山頂付近になると、ふっとなだらかになって、
一気にススキの原が広がります。

子三瓶山頂付近もススキが一面に広がっていましたが、男三瓶のそれは規模が違います。
男三瓶のススキを見た上でなら、ゆっくりしたい方は
子三瓶のススキの原に行くのはありですね。
でも、三瓶山に行ったなら男三瓶の山頂のススキの原は、
一度は見ておくべきです、絶対に!
その分、人も多いですが…。

男三瓶山頂では、姫逃池ルートから小学生や園児の、
遠足かなって思える一団も登ってきました。
4、5才ぐらいの子達もあがって来ていますから、
姫逃池からは、ルートとしては他より穏やか。
でも引率の先生・保育士さんは、気を遣うし大変ですよね…
お疲れ様です ^^;

帰りは、男三瓶から西の原へ直接向かう道を下ります。
山頂から下ってすぐはガレ場が続きますが、こちらはこちらで、なかなかの急登。
これを登るとなると、ちょっと気合い入る感じ。
ただこちらは扇沢分岐からのルートと違って樹木がなく、
開けているので雰囲気は明るいです。
登りなら、景色を楽しみながら行ける感じです。
さて、少し下って樹木が出てくると、道はつづら折りになります。
後は道なりに下るだけで、道幅はちょっと狭めですが、
西の原駐車場まで無事戻りました。

【4】三瓶山は道がきちっとしていて、分岐には道標もあり、
整備がしっかり行き届いています。
自然は豊かで、植生は変化に富んでいて楽しいです。
コースによっては軽快なハイキング、
コースによってはガレ場の急登と、
実力や気分によっても様々なコースを選択できます。
男三瓶・子三瓶のススキの原の素敵さは言わずもがな。
これに紅葉が加わると…素敵さ、さらに倍増ですね!

三瓶山は初心者からベテランまで、
自分にあった体力と目的で、いろんなルートがとれる山です。
また、どの登山口も設備がしっかりしている印象です。
強いて問題点をあげるなら、主峰・男三瓶でも1200mに満たないので、
夏場はかなり暑そうといったところでしょうか。

おまけですが、この日はクロスバイクを車に積んできました。
下山後、せっかくなので三瓶山裾野をちょっとサイクリング、
と思って乗ってはみたものの…
軽快に気持ちよく坂道を下っていきました。すると…
駐車場への帰りの坂道の上りが、まぁ登山後の足にくることくること。
いつもなら勢いで軽く上がれる様な坂でも足はプルプル(汗)

帰りかけに、ソフトクリームを食べに東の原の売店に立ち寄りました。
こちら側には自転車道があるので、
また三瓶山に行く機会があったら、次はこの自転車道も走ってみたい。
初めての三瓶山でしたが、かねてより気になっていた事もあって、
思った以上に、とっても充実した一日となりました。

来て良かった!!

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ホイッスル 医療品 虫除け 熊鈴・ベアスプレー 非常食 行動食
テーピングテープ トレッキングポール
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登った山

三瓶山

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