行程・コース
天候
曇り時々晴れ
利用した登山口
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
中央自動車道~長野自動車道 松本ICより沢渡まで35㎞約50分位
沢渡第2駐車場一日600円(二日1200円)
沢渡バスターミナルよりシャトルバスで上高地へは片道¥1250往復¥2100(今回は4名で乗合タクシー利用¥4200一人につき¥1050でした)
この登山記録の行程
【1日目】
上高地バスターミナル(05:44)・・・河童橋(05:47)[休憩 3分]・・・明神(06:26)[休憩 1分]・・・徳沢(07:07)[休憩 1分]・・・横尾(07:56)[休憩 10分]・・・一ノ俣(08:48)・・・槍沢ロッヂ(09:18)[休憩 5分]・・・ババ平(09:57)[休憩 2分]・・・水俣乗越分岐・・・天狗原分岐(11:29)[休憩 2分]・・・グリーンバンド(12:20)[休憩 2分]・・・槍ヶ岳殺生ヒュッテ(13:15)[休憩 5分]・・・槍ヶ岳山荘(14:12)[休憩 50分]・・・槍ヶ岳(15:27)[休憩 10分]・・・槍ヶ岳山荘(16:00)
【2日目】
槍ヶ岳山荘(07:06)・・・ヒュッテ大槍(07:56)[休憩 8分]・・・グリーンバンド(08:26)・・・天狗原分岐・・・水俣乗越分岐・・・ババ平(09:52)[休憩 2分]・・・槍沢ロッヂ(10:16)[休憩 1分]・・・一ノ俣(10:45)・・・横尾(11:25)[休憩 10分]・・・徳沢(12:21)[休憩 2分]・・・明神(13:02)[休憩 3分]・・・河童橋(13:37)[休憩 4分]・・・上高地バスターミナル(13:45)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
10月も三週目で紅葉もピークを過ぎ各所で小屋閉の時期、当日天候次第で中止も覚悟しましたがテンクラでは指数Aだったので初の槍ヶ岳へ上高地から槍沢コースで小屋泊で計画。
車で沢渡駐車場駐車後バスタで上高地へは平日シーズンオフ期で始発は5時40分発6時10分上高地バスターミナル着と一時間遅い到着は長い道のりの槍ヶ岳までの長いコースタイムを考えると痛かったのですが、沢渡にて乗り合いタクシー3名とご一緒しませんか?と言う事で料金も1050円バスの料金と同じ金額で済みました。なので予定の30分位早く上高地に到着、スタート出来ました。
お天気は薄曇り気温も15度位この時期の上高地としては寒くもなく登山日和。
明神、徳沢、横尾までの11㎞各一時間のハイキング道を快調に約2時間程で到着。横尾では早朝8時前にもかかわらず登山者が結構いましたが、ここからはほとんどの登山者は涸沢方面へ。
槍ヶ岳迄11㎞の道のりの本格的な登山スタート。
槍沢ロッジまでは緩やかな沢伝いの道のり。途中野生の猿の群れに遭遇その距離1㍍という近さにびびりながらも目を合わさないよう平静を装い事なきを得て通過(^^;
一ノ俣、二ノ又の綺麗な沢の橋を渡って槍沢ロッジに約1時間程で到着。
次のババ平まで徐々に登りも急になってきましたが、この辺りのもみじやダケカンバ、ナナカマドの見事な紅葉を眺めながら槍沢ロッジから30分位でババ平に到着しました。
ババ平のテント場(一張り¥1000)はトイレもあります(有料)
ここから大曲り天狗原分岐辺りまで槍沢沿いの登りですが、既に上高地より15㎞約5時間経過。高山病なのか身体の疲れが急激に襲ってきました。大曲りを過ぎた後まだはるか先のにグリーンバンド、天狗原分岐辺りからのこのグリーンバンドまでの急登がとにかくきつかった。
ババ平からグリーンバンドまで約2時間30分位かかってしまいました。
ここ迄来るとやっと槍ヶ岳の姿を見る事が出来ます。
振り返ると槍沢の綺麗なⅤ字谷と常念岳の頭も。
槍ヶ岳山荘迄1500mのマーカーがあり右手に殺生ヒュッテも見えもう後一頑張りと思いきやここからがとにかく長く辛い急登でした。近いようで足取り重く中々近づきません。
ガレ場の急登をつづら折りに繰り返し繰り返し・・・。
もうバテバテでグリーンバンドから山荘迄も約2時間もかかってしまいました。
トータル河童橋から22㎞ コースタイムは8時間30分位。もうふらふら(^^;)
一時間程山小屋で休憩したのちヘルメットを装着して槍ヶ岳の山頂へ。
山頂直下の二つの鉄梯子迄は岩場と鎖場でかなり急角度ではあるものの足場がしっかりしていて一歩一歩慎重に登れば岩登りの経験が多少なりとあれば問題ないレベルに思います。
幸い風もほとんど無く上っている最中は見通しも良好で山頂まで20分位で山頂登頂!
残念ながら山頂ではガスって北アルプスの展望を望む事は叶いませんでしたが山頂にたどり着けた喜びと達成感で今回は充分満足です。
このまま深いガスに包まれてこの日の夕日は勿論星空も眺め見る事が出来ませんでした。
山小屋では40名位かなテント場は2張り位あったと思います。
山小屋では5時頃から夕食で2交代制私は素泊まりなので受付前で自炊させてもらって夕食。
部屋は左右、上下2段ベッドになっていて6名×4で大体真ん中を開けて各端に充てる感じで充分余裕あるスペースで眠れました。因みにトイレは室内の2階と外にあります。小屋内は消灯までストーブが点けられていて温かくて消灯後も保温性の高い布団で問題なし。ゆっくり休むことが出来ました。
翌朝5時30分。 昨晩のガスガスとうって変わって少し雲はあるものの晴れ模様。
常念岳方面からオレンジ色に包まれ日の出前から富士山、南アルプスの甲斐駒ケ岳、北岳、八ヶ岳連峰とオレンジ色に照らされたシルエットが既に綺麗で感激!
日の出時刻から約20分程でようやく雲の切れ間から燃えるような太陽が♪一斉におおっ!と歓声とシャッター音が鳴り響いて皆一様に凄~い♪ 槍ヶ岳山荘はオレンジ色に染まってモルゲンロート状態でした。5分位でオレンジ色はなくなって一気に明るくなりました。
昨日の苦労の甲斐があぅったと言うものです。でもとにかく寒い風速は10m程あったと思います。
4枚重ね着に更にダウンでちょうど良いくらい。手は冷たいと言うかもう痛いくらい。
下山は7時山荘からヒュッテ大槍の尾根道からグリーンバンドへ下山。
ヒュッテ大槍からの槍ヶ岳も見事でした。
西岳から大天井岳、燕岳への表銀座縦走路の眺め、富士山、南アルプスの山々に前穂高岳のギザギザ頭等々どこを見ても素晴らしい眺め。ヒュッテ大槍を経由して二度おいしい槍ヶ岳を楽しんだ気分でした。東鎌尾根からのこの周回はお勧めです。但しヒュッテ大槍迄の岩場の縦走は結構高度感もあり鉄梯子、切れたガレ場あり重いザックを背負った状態でしたら慎重に。
殆どの山小屋が小屋閉めしてるので大曲りや各分岐等の標識は抜かれてありません。
岩に書かれているマーカーかGPS等で確認しながらになります。雪渓が無いので夏道ははっきりしていますし暗くならなければ迷う事はないと思いますが。
ババ平辺りはまだまだ紅葉は綺麗で充分楽しむ事が出来ると思いますよ♪
ただ朝、夕急激に冷えて-3~4°の気温になるとダウンや冬用の手袋は欠かせません。
雪がいつ積もったとしても不思議はないと感じました。
河童橋には14時前に到着。帰りは7時間位で帰ってこれました。
下山後帰りに沢渡の梓湖畔の湯¥720が露天風呂もあってバスターミナルから直ぐなのでお勧めです。
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5:40 上高地バスターミナルに到着!
登山届はこちらで提出して
3分位で河童橋に到着
穂高岳
焼岳
最初はこんな感じから
6:26 約35分で明神に到着!
徳沢のキャンプ場
7:07 明神から30分位で徳沢に到着
明神岳を回り込んで前穂高が少し
横尾のキャンプ場
横尾大橋
7:56 横尾ロッジ
距離的には上高地と槍ヶ岳迄11㎞と半分
でもこれからが本番!
直ぐに右蝶ヶ岳、左槍ヶ岳への分岐
まだまだ平坦な登山道
紅葉も
水量が豊富で苔むして癒されます
整備された登山道が続きます
8:48 一ノ俣
一ノ俣の橋
二ノ俣
二ノ俣の橋
紅葉と清流が良いです
少し登り坂になってきました
9:18 槍沢ロッジ到着
ロッジからの眺め
ベンチもあります
槍の穂先を少し見る事が出来ます
ヘリポート
ナナカマド
もみじにダテカンバなどが綺麗でした
ニセ槍見(笑)
まだまだ綺麗です
9:57 ババ平(赤沢岩小屋)
正面の建物は有料トイレです
テント場 一張り¥1,000
夏だとここを起点にするのもありだと思いました。
ババ平からの眺め
この辺りから更にきつくなってきました
大曲り近辺
左側にツバメ岩が見えてきました
天狗原分岐右に槍ヶ岳
小屋閉め後ここの標識は抜かれているので
マーカーで確認
グリーンバンド(槍沢モレーン)へ
ひたすら登ります
12:20 グリーンバンド到着
こんなハイマツ帯です
槍ヶ岳山荘迄1500m
ここでようやく槍ヶ岳とご対面
振り返ると常念岳もちょこっと頭を出してます
こんなガレバをつづら折りに登ります
晴れてきました
後1200m
播隆窟
坊主岩小屋
唯一の残雪
振り返っては休憩
もう疲れで全く余裕なし
でも常に目の前の槍ヶ岳に励まされながら
後1000m フラフラで泣けてきそう
槍ヶ岳殺生ヒュッテ
槍がなかなか近づきません
こんなガレ場です
殺生ヒュッテが遠くになりましたが
つづら折りのガレバ登り
槍ヶ岳は中々近づかず(^^;)
後110mで肩
やっと来た~今槍の山頂に立ちたい
振り返ると槍沢のU字谷♪
合流点来ました
山荘への最後の階段
14:12 槍ヶ岳山荘に到着
上高地から8時間30分位かかりました。
山荘の宿泊は素泊まり¥6,500
夕食付は\8,500
目の前の槍沢U字谷の景色
そして直ぐ横に槍ヶ岳
山頂まで200mです
山頂へアタック!
山頂へ①
山頂へ②
山頂へ③
山頂へ④ガスが・・・。
山頂へ⑤
山頂へ⑥
山頂へ⑦
山頂へ⑧急ですが結構しっかり足場があります
山頂へ⑨小さな鉄梯子もあって
山頂へ⑩
山頂へ⑪
山頂へ⑫クライマックスの梯子が見えてきました
山頂へ⑬下を見るとこんな感じ
登りより下山が怖そう(^^;)
ラストの鉄梯子①
そして最後の鉄梯子②
3180m槍ヶ岳山頂
やったー!
一瞬晴れた水晶岳方面
直ぐガスに囲まれてしまいました
三角点
正面表銀座縦走路大天井岳に影槍ヶ岳
翌朝5時半過ぎ うっすら明るくなってきました。
常念岳、蝶ヶ岳のシルエットの後ろには八ヶ岳、富士山、南アルプス
空がオレンジ色に染まってきて
槍ヶ岳はシルエット状に
常念岳の上から昇ってきました
そしてしばらくすると
雲の切れ間から太陽が顔を出してきました半分槍ヶ岳と日の出
徐々に槍ヶ岳の姿も
ダイヤモンド常念岳
槍ヶ岳山荘もオレンジ色に染まって
モルゲンロート
大喰岳(おおばみだけ)も
槍ヶ岳山荘と槍ヶ岳
笠ヶ岳方面
双六岳方面
テント場からの大喰岳(おおばみだけ)
一張り¥1000で30張り可
そして常念岳方面
(左)笠ヶ岳 (右) 双六岳方面
左前から西岳、常念岳、蝶ヶ岳
後ろにうっすら八ヶ岳と浅間山、富士山、甲斐駒ケ岳、北岳等々
裏銀座縦走路
西鎌尾根 三俣蓮華岳、鷲羽岳、水晶岳方面
蝶ヶ岳の後ろに八ヶ岳連峰、富士山、南アルプスのズーム
右上のは冬季小屋
自炊場は受付前でさせて頂きました
今回割り当てられたベッド
綺麗です
7:00出発!
槍ヶ岳ともお別れ
槍ヶ岳山荘さんお世話になりました
再度西鎌尾根 三俣蓮華岳、鷲羽岳方面
西岳・大天井岳方面東鎌尾根へ
ヒュッテ大槍を目指します
こんな感じの道のり
マーカーがきちんと記されているガレ場です
正面には常にこの眺め
常念岳、蝶ヶ岳
結構高度感あります
岩場や痩せた岩尾根道
梯子もあります
巻き道
振り替えって槍ヶ岳を眺めて
槍沢のU字谷
殺生ヒュッテもあんなに下にあって
表銀座、大天井岳~燕岳の眺め
最高の尾根道東鎌尾根 大天井岳、常念岳を正面にのんびり空中散歩
結構大きな岩の尾根道もあります
この辺りは歩きやすいので安心です
東鎌尾根から表銀座縦走路方面
ズーム
そこからの槍ヶ岳
東鎌尾根のガレバをヒュッテ大槍へ
槍沢の谷方面
更に進みます
ここに来ないと見れないです
槍ヶ岳の立山方面裾野の眺め
槍沢と前穂高岳
大分山小屋に近づいて来ました
そして小屋からの槍ヶ岳
常念岳、蝶ヶ岳
8:00 ロッジ大槍からの槍ヶ岳
山荘から一時間かかりました
西岳、大天井岳へはこちら
常念岳方面
グリーンバンドへ下山
こんなザレ場をつづら折りに下ります
結構急ですが危険個所はありません
所々にこんな霜柱が
槍沢の谷側
グリーンバンドに戻ってきました
さようなら槍ヶ岳
大曲りに来ました
9:52 ババ平
10:16 槍沢ロッジ
沢沿いの気持ちのいい下山です
梓川源流脇の登山道は気持ちが良い
11:25 横尾に帰ってきました
12:21 徳沢
前穂高岳かな
13:02明神
明神岳
13:37 河童橋に帰って来ました
最後に梓川と穂高岳 また来年
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
タオル | 帽子 | グローブ | 着替え | 地図 | コンパス |
ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | 健康保険証 | 医療品 |
非常食 | 行動食 | トレッキングポール | GPS機器 | ストーブ | カップ |
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