行程・コース
天候
1日目:晴れ後の濃霧/あられ雪 2日:快晴
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
美し森駐車場を利用。
この登山記録の行程
【1日目】
美し森駐車場(07:25)…大門沢林道入口(県界尾根登山口)(08:00)…県界尾根取付点(08:26)[休憩 3分]…小天狗(09:01)[休憩 5分]…大天狗(09:50)[休憩 10分]…巻き道分岐(10:44)…赤岳(11:19)[休憩 25分]…赤岳天望荘(12:09)[休憩 30分]…横岳(13:32)…大ダルミ(硫黄岳山荘)(14:05)
【2日目】
大ダルミ(硫黄岳山荘)(06:22)…硫黄岳(06:39)[休憩 20分]…大ダルミ(硫黄岳山荘)(07:12)[休憩 10分]…横岳(07:51)[休憩 12分]…枯木帯(08:59)[休憩 10分]…貯水池(10:03)[休憩 20分]…野辺山道登山口(県界尾根)(11:18)…JR鉄道最高地点交差点(12:23)…美し森駐車場(13:20)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
今回は毎年恒例で登っている南八ヶ岳を縦走登山してきました!
南八ヶ岳の主要コースでまだ通っていない県界尾根から赤岳に登り、横岳、硫黄岳に縦走し、横岳に戻り柚添尾根を通って下ってきました。
この2つのコースを通ることが今回の山行の目的でもあったので、登山地図に載っていない八ヶ岳林道を通ったり長距離車道を歩いて駐車場に戻ったりとコースプランとしてはあまり参考にならないと思います。
県界尾根は赤岳登山コースの中では難易度が高いコースです。大天狗の先から赤岳山頂まで険しい岩場の鎖場と高低差のある鉄梯子が続きます。特に悪天候時の下りは、足滑って滑落したら命に係わるほど危険コースで登山初心者にはお勧めできません。
さらに赤岳から赤岳展望山荘までの急な下りとその先の横岳までの岩稜地帯が険しく、鎖場やヤセ尾根、トラバースが続きます。1日目の後半は殆ど険路で鎖場や鉄梯子だらけの印象でした。またこの日は大天狗過ぎた辺りから天気が悪化しガスまみれで景色は殆ど見えず、赤岳展望山荘に到着した頃にアラレ雪が降り始め最悪の天気でした。 orz
2日目は高気圧に覆われ雲ひとつない大快晴となり素晴らしい景色を堪能できましたが、朝9時くらいまで気温が低い状況が続き風もかなり強かったです。
八ヶ岳はまだ積雪量は少ないですが、山頂付近の気温は氷点下で雪景色です。土曜日に天気が荒れ、富士山は全体的に真っ白、南アルプスや浅間山も雪で覆われていました。まだ軽アイゼンまでは必要ないと思いますが、チェーンスパイクがあると安心です。また、山頂付近は昼前でも氷点下になり風も強いためしっかり防寒対策してください。
▼アクセス
真教寺尾根と県界尾根のコースは美し森が便利です。JR清里駅からバスが出ていて駐車場も広く水洗のキレイなトイレや自動販売機、売店があり施設が充実しています。美し森展望台が観光地になっているので、遅い時間だと駐車場は満車になりやすいため早めに到着した方が良いです。美し森の先にも清里ハイランドパークの駐車場があります。なお、大門沢林道入口には駐車場はありません。
県界尾根のコースは大門沢林道入口からのルートと野辺山道登山口からのルートが紹介されていますが、八ヶ岳牧場の先にある野辺山道登山口からの県界尾根コースは現在通行止めになっています。手前にフェンスが張られていて通ることができません。また、交通機関がなく野辺山駅からかなり長い距離歩くことになります。付近に駐車場もありません。登山道は笹薮が生い茂り未整備の不明瞭です。
▼美し森~小天狗(県界尾根)
美し森駐車場から道路沿いを登っていくと大門沢林道入口に着きますが、今回は美し森山の展望台に登ってから、たかね荘から道路に戻って大門沢林道入口に向かいました。この日はあいにくの天気でしたが、晴れていれば展望台から南アルプスや八ヶ岳の景色を堪能できます。
たかね荘からアスファルトの道路を通り、清里ハイランドパークを抜けさらにしばらく道路を登っていくと大門沢林道入口に着きます。
大門沢林道入口から大門沢沿いのゆるやかな坂の林道を登っていきます。途中、真教寺尾根・美し森に繋がる分岐があります。道は明瞭で危険個所は特にありませんでしたが、台風や大雨後の増水時は沢が氾濫する可能性があり、注意が必要そうです。
県界尾根取付点に到着すると目の前に南八ヶ岳の赤岳と権現岳が見えてきます。特に何もないポイントですが、ここから小天狗まで急な上り坂が続くため休憩しておくと良いと思います。
小天狗までは木が生い茂った樹林帯の急坂で、体力を使うツライ登りが続きます。傾斜がキツい坂道で下りでは通りたくない印象でした。小天狗は県界尾根の尾根沿いにあり、野辺山道の分岐点です。この分岐点はベンチや休憩できるスペースはありません。また木が生い茂っていて展望もありません。野辺山道は非常に不明瞭なコースで登山口は閉鎖されているため通らない方が賢明です。
▼~赤岳山頂
小天狗から大天狗まではなだらかな県界尾根を進みます。県界尾根取付点から小天狗まで急坂だったのでちょっと拍子抜けな感じです。県界尾根沿いから晴れていれば赤岳・権現岳、真教寺尾根が見渡せます。天気が良い日は富士山と奥秩父の山々も見えるそうです。
なだらかな坂道を登っていくと大天狗に到着します。大天狗も辺り一面木に覆われていて展望はありません。大天狗から赤岳山頂まで急坂と険しい鎖場、高低差のある鉄梯子、断崖絶壁のトラバース等、緊張感のある険路が続くためここでしっかり休憩しておくと良いと思います。
大天狗から急坂をぐいぐい登っていくと、巻き道分岐の手前辺りで鎖が設置されたトラバースに着きます。ここから険しい岩稜の鎖場・鉄梯子が続きます。この鎖場は足場がかなり悪く滑って落ちたら軽傷では済みません。しっかり鎖を持って全身使いながら慎重に登ってください。しかもこの日は雪があり、さらに危険度が増している状態でした。鉄梯子は高低差があり、ちょっと弱弱しい感じでした。グラグラして結構怖かったです。
何度か鎖場を越えると巻き道分岐に着きます。手前に赤岳展望山荘と横岳が見えてきます。巻き道分岐は赤岳山頂を巻いて赤岳展望山荘に繋がる道ですが、道が細いトラバース地帯です。ちょっと危険度が減った程度と思ってください。
巻き道分岐から赤岳頂上山荘までさらに鎖場と鉄梯子が続きます。緊張感が続きアドレナリン出まくりです。もうほんと勘弁して…と思いたくなります。手前に赤岳頂上山荘が見えてきたら山頂はもうすぐですが、焦らず慎重に登りましょう。
赤岳頂上山荘はその名の通り赤岳の山頂に建てられていますが、道標がある山頂は真教寺尾根・権現キレット側に5分程度歩いたところにあります。あいにくこの日は天気が悪く辺り一面ガスまみれでしたが、険しいコースを登り切った達成感はひとしおです!!
山頂は360度の大展望で、天気が良い日であれば素晴らしい景色が広がっています。南八ヶ岳一帯や硫黄岳側の北八ヶ岳、南アルプス、富士山、奥秩父、浅間山、遥か遠くに北アルプスも見えます。
赤岳の山頂は標高2900m近くあり10月中旬くらいから雪が降り始めます。日中でも気温が低いので休憩するさいは防寒対策しっかりしておくと良いと思います。
横岳を通って硫黄岳山荘に向います。赤岳山頂から横岳方面に下るとコル部に赤岳展望山荘があります。この岩稜はかなり急斜面で岩礫の急坂のため落石に注意して下る必要があります。積雪やアイスバーン化していると滑りやすいため慎重に進みます。
赤岳展望山荘に着くころにアラレ雪が降ってきました。orz まだ時間に余裕もあったので赤岳展望山荘で暖を取って休憩しました。14時までであれば軽食営業しています。
▼~横岳山頂
赤岳展望山荘から横岳方面に少し歩くと地蔵尾根の分岐点に着きます。分岐点にお地蔵様があり無事を祈って横岳に向います。その直後に突然霧が晴れ、横岳、雪化粧の赤岳と中岳、阿弥陀岳が見えました^^ お地蔵様に感謝です!
横岳は複数のピークがあります。赤岳側から二十三夜峰、日ノ岳、鉾岳、石尊峰、三叉峰、無名峰、奥ノ院と続いています。奥ノ院の先まで鎖場が続く岩肌が険しい岩稜地帯です。足場の狭いヤセ尾根や鉄梯子もあります。鉄梯子は県界尾根の梯子より短く頑丈です。
三叉峰に柚添尾根の分岐点があり、この分岐点を過ぎると横岳の山頂に到着します。あられ雪が降っていて濃霧で真っ白だったので、写真だけ撮って硫黄岳山荘に向いました。翌日も横岳通る予定だし。
横岳の山頂からの下りで鉄梯子があり、その先にナイフリッジのトラバース地帯があります。足場が悪いので鎖をしっかり握って進みます。
台座ノ頭を横切り坂を下ると硫黄岳山荘に到着します。硫黄岳山荘は横岳と硫黄岳の間にあり、稜線上に位置しています。硫黄岳は20分程度で登れますが、この日天気が悪かったので翌日に登ることにしました。
▼硫黄岳山荘
この日は硫黄岳山荘の宿泊者は少なかったようです。1階のレストランに収まる程の人数で寝床もたっぷりスペースありました。
トイレは水洗のウォシュレットで温水のシャワー室もあります。びっくりです!なお、シャワーの利用は15分500円で、19時くらいまで利用可能です。
乾燥室やあちこちにストーブやコタツがあり暖を取れます。時間内であれば山荘内で名物のカレーライス等、軽食注文できます。また飲料水は宿泊者無料で提供しています。
この日の様に気温が低い日は凍結防止のため、19時以降蛇口は利用できなくなります。ウォシュレットトイレやシャワーも利用できません。共有のトイレは利用可能です。
▼~硫黄岳山頂
翌日、早朝山荘で朝食をいただき日の出を拝んでから硫黄岳山頂に向いました。雲ひとつない大快晴でしたが気温が低く山頂手前は強い風が吹いてました。
硫黄岳の山頂は硫黄岳山頂から20分程度掛かります。比較的なだらかな斜面で特に危険個所はありません。前日に降った雪が積もっていましたが、アイスバーン化していませんでした。ケルン地帯を抜けると硫黄岳の山頂に到着します。
硫黄岳の山頂はとても広く360度の大展望です。北八ヶ岳側に天狗岳、その先にの蓼科山が一望でき北八ヶ岳全体を見渡すことができます。南八ヶ岳の険しい岩稜とは真逆で緑に覆われているのが解ります。北八ヶ岳の右側、爆裂火口側の先に浅間山、根子岳、四阿山が見えます。浅間山にもうっすら雪が積もってるのが見えました。北八ヶ岳の左側、遥か雲の先に北アルプスと乗鞍岳、その左に御嶽山、中央アルプスが見えます。反対側、南八ヶ岳側手前に南八ヶ岳の阿弥陀岳、中岳、赤岳、横岳が間近で見れます。赤岳と中岳の間に権現岳と三ッ頭の山頂も見えました。さらに奥に南アルプスも見えます。方向的には硫黄岳山荘と横岳側に富士山がありますが、硫黄岳山頂からだと横岳に隠れて見えないと思います。
爆裂火口はかなり迫力のある断崖絶壁ですが、崩れやすい火口のため近づきし過ぎないように。なお、爆裂火口の北緑は立ち入り禁止です。絶対に近づかないように。
▼~横岳山頂
いったん硫黄岳山荘に戻り、ちょっと休憩して横岳山頂目指します。前日下りてきた道をピストンで登っていきます。風がかなり強く体感温度も下がり指の感覚が無くなるほど寒かったです。
稜線沿いまで登ると目の前にすっかり雪に覆われた富士山が見えました。振り返るとなだらかな山頂の硫黄岳が見えます。山頂付近のトラバース地帯を慎重に通り、その先の鉄梯子を登ると横岳山頂に到着します。
横岳の山頂から赤岳、中岳、阿弥陀岳と続き赤岳の奥に権現岳とさらに奥に南アルプスが見えます。諏訪方面には霧ヶ峰、さらに奥に乗鞍岳、反対側は富士山、瑞牆山、金峰山、国師ヶ岳、甲武信岳の奥秩父の山々、硫黄岳側は手前になだらかな山頂の硫黄岳、奥に浅間山が見えます。
何といっても横岳から間近で見る赤岳はとても迫力があり見応えがあります!富士山もキレイに見え、朝霧が張っていて幻想的な光景でした。
▼横岳~貯水池(柚添尾根)
横岳山頂から柚添尾根の分岐まで下り柚添尾根から下山します。柚添尾根は横岳の最短コースですが、周回できるコースがないためピストン登山する人が多いようです。南八ヶ岳ではピストン登山はほぼしないので余り利用しなそうなコースですが、通ったことないコースだったので今回無理やり柚添尾根から下山するルートを計画しました。
横岳登山口にバス停はなく公共機関は利用できません。横岳登山口に駐車場はありますが収容台数が少なくシーズン中はすぐ満車になるとのことです。
柚添尾根の分岐から森林限界の急斜面を下ると樹林帯に入ります。分岐点から見下ろすと傾斜があるのが一目で解ります。これを登ってくるのは結構辛そうです。鎖場はなく危険地帯は殆どないですが、雪が残っていてかなり滑りやすくなっています。雨後は泥がぬかるんで歩きにくい箇所もあります。枯木帯の手前まで雪が残っていました。
枯木帯は特に何もありません。この先の貯水池まで距離があるため座る場所見つけて休憩しておくと良いです。
樹林帯をさらに下って下って下っていくと中沢に着きます。沢を渡ってさらに下ってくと貯水池に着きます。
貯水池は広々としたなだらかな場所で池とあずまやがあります。横岳側を背に左側に行くと横岳登山口ですが、美し森に戻る必要があったため反対の八ヶ岳林道を通りました。
▼貯水池~野辺山登山口(八ヶ岳林道)
先に言っておきますが、この道を通ることはオススメできません。八ヶ岳林道は野辺山登山口に繋がっていますが、野辺山のコースは災害の影響で現在フェンスで閉鎖されていて立ち入り禁止になっています。野辺山登山口に着いてから気が付きました orz
八ヶ岳林道は車が通れそうな砂利道や陥没したような未整備の箇所もありちょっと荒れた感じの林道です。野辺山登山口まで約1時間程度歩きます。殆どなだらかな道で一部坂道がありましたが急坂ほどではありません。クネクネとしたつづら道のような林道でショートカットできる道はありません。
林道歩いてくと進む方向の先に赤岳が見えました。頂上付近に赤岳頂上山荘とコル部に赤岳展望山荘がくっきりと見えました。
1時間程歩くと野辺山登山口に着きます。地図で見たら駐車場マークがありましたが駐車場らしき箇所はありませんでした。というか道がかなり荒れているので車は通れません。登山口からちょっと歩くと目の前に金網のフェンスがありました。ワイヤーでロックされていたので、戻るわけにもいかないので仕方なくフェンス乗り越えましたが、どうやら災害による通行止めのようです。どっかに書いといてよ…
八ヶ岳自然の家まで下りると車が通れそうな整備された道路に着きます。結局ここから美し森まで歩くことになりました orz
▼~美し森駐車場
八ヶ岳牧場の道路を下りJR鉄道最高地点交差点から道路に出て、八ヶ岳別荘地の坂を登り美し森の駐車場に歩いて戻りました…
野辺山駅まで歩いて清里駅まで電車使う手もありますが、バスもないので結局歩いてしまいました。
牧場付近は広々とした平原で手前に富士山、左側には奥秩父、右側に八ヶ岳が良く見えます。さすがに牛は放牧されていませんでしたが、のどかなところでした。
1日目の土曜日、関東甲信エリアの天気は荒れたようです。八ヶ岳はすっかり冬景色となってました。
まだ軽アイゼンまで必要なさそうですが、風が強いと寒さが厳しいので防寒対策はしっかりしておいた方が良いです。
今回の山行で南八ヶ岳の主要登山ルートはほぼ全て通りました。主要の山も全て登りました。
赤岳を代表とする南八ヶ岳の主要山は険しい岩稜地帯が多いですが、峰の松目や野辺山など展望も何もないところもあります。
コース多彩で山荘が充実していて都心からのアクセスも良いので、気に入ってる山域です。また来年以降も登りにいこうと思います!
が、県界尾根、真教寺尾根、柚添尾根だけはしばらく遠慮しておきます^^;
フォトギャラリー:178枚
美し森駐車場からスタートします。高速道路走ってる時は晴れてましたが、美し森着くと少し霧が張ってました。
美し森から道路沿いを歩くと大門沢林道入口に着きますが、折角なんで美し森山(美し森展望台)から周ります。
この辺りはまだ紅葉がキレイです。天気良ければ観光客でいっぱいになりそう。
美し森展望台は木道で整備されています。
美し森山(美し森展望台)に到着。
ソフトクリームがとても一押しだそうですが、残念ながら店はまだ営業していません。というか寒くてアイス食べる気ないですけど…
観光客・ハイカーは一人しか居ませんでした。
この分岐を右に行くと、たかね荘側に行けます。左は羽衣池と真教寺尾根側です。去年はこの道から真教寺尾根登りました。
この辺りは平たんで歩きやすいです。
道標通りに進みます。
たかね荘でしょうか?人の気配がありません。
その隣の美し森ロッジ。キャンプ場やトイレがありました。トイレはここかこの先のハイランドパークくらいしかないので済ませておきましょう。
美し森ロッジからアスファルトの道路沿いを進みます。道路の分岐を左に行くと清里ハイランドパークです。その先が大門沢林道入口の登山口です。
大門沢林道入口。付近に駐車場はありません。左にある建物はカラマツロッジです。
ここから県界尾根の登山道です。
県界尾根取付点までは比較的ゆるやかな登り坂です。
県界尾根取付点まで大門沢沿いの道を歩きます。
写真だと見えにくいですが、沢の水が流れています。橋がないので増水時は注意が必要です。
紅葉したもみじがとてもキレイです^^
ここから美し森に行くこともできるようです。地図でみると真教寺尾根の賽ノ河原に繋がってそうです。その近くにリフト乗り場があります。
真教寺尾根が見えます。
県界尾根取付点まで来ると目の前に赤岳が見えます。山頂付近に建物が見えます。赤岳頂上山荘だと思います。
県界尾根取付点。特に何もないですが、ここから先は急登エリアなのでちょっと休んでおくと良いです。
県界尾根取付点から小天狗に向う途中、解りにくいですが右側に登山道があります。
小天狗まできっつい登り坂です。
晴れたり霧が出たり落ち着かない天気です。
写真だとこの急坂が伝わりにくい…うまく撮れません。
なんとか小天狗まで登りました^^;
ここは野辺山の分岐点になっています。
野辺山側は未整備の登山道で不明瞭なので行かないように。※翌日の下りで気が付きましたが野辺山登山口は閉鎖されていました。書いといてよ…
真教寺尾根側。またガスが出てきました。
晴れていれば景色良さそうなところ。
小天狗から大天狗まではなだらかな登り坂で、尾根沿いを歩きます。
大天狗手前は石や岩でちょっと荒れています。
大天狗に到着。ここも何もありませんが、座る場所見つけて強引に休憩します。この先の険路地帯がヤバそうなので…
雪が積もってました。この辺りはアイゼンやチェーンスパイクまで必要ないレベルですが、寒さを感じます。
赤岳の山頂に近づくほど傾斜が厳しくなってきます。
下界は晴れてるんでしょうか。
手前は真教寺尾根、奥は三ッ頭側の登山道だと思います。
だんだん雪が多くなってきました。幸先不安になります…
ついに県界尾根取の最難関地帯に到着。ここからトラバース、絶壁の鎖場、鉄梯子が赤岳山頂まで続きます。荷物が落ちないようにストックも閉まってグローブしっかり付けて登りましょう。
最初の鎖場。写真だと伝わりずらいですが、かなり角度厳しく足場も悪いです。滑って落ちたら軽傷では済みません。
なんか貧弱そうな鉄梯子…怖いんですけど…
この鎖場は結構距離があります。しかも雪が残っています。慎重に登ります。緊張感がありもうアドレナリンでまくりです。
鎖場登って上から撮りました。この高度感伝わるでしょうか。下りはかなり怖いと思います。
巻き道分岐付近。赤岳展望山荘と横岳が見えます。
巻き道分岐。赤岳山頂を巻いて赤岳展望山荘に繋がる道ですが、足場が細く鎖のトラバース地帯です。巻き道の方が安全!って感じではなさそうです。
どこまで登っても鎖場が続きます。
長く細い鉄梯子。ぐらぐら揺れて怖いです。
ここも鉄梯子がありますが、右側から岩登ることもできそうです。
まだまだ気が抜けない鎖場が続きます。
赤岳の山頂が見えてきました。近いようで遠く感じます。
右側は赤岳展望山荘と横岳。
地蔵尾根方面から登ってる人たちが見えます。
最後まで鎖場が続く険路コース。すれ違った人たちは数人だけです。無事を祈ります。
こういう注意を無視して軽いノリで下る道ではありません。実感してよく解りました。
赤岳頂上山荘に到着!やっと緊張感和らぎました^^;
毎年恒例の赤岳山頂に向います。
赤岳山頂に到着!!
ガスまみれで何も見えませんが達成感はひとしおです!
横岳に向います。まずは赤岳展望山荘まで下ります。
山頂付近はかなり雪が残っています。
あられ雪が降ってきました orz
赤岳展望山荘に避難!山荘内の軽食いただきながら暖を取り、雪が止むのを待ちます。
ちょっと雪が落ち着いてきたので、横岳に出発します。
地蔵ノ頭。地蔵尾根の分岐点です。
お地蔵様にご挨拶(-人-)
お地蔵様からのご褒美か、急にガスが晴れてきました!
濃霧の中から横岳登場!
中岳、阿弥陀岳も見えてきました。
霧の中、間近で見る横岳はなんか凄い迫力あります。
足元はヤセ尾根。
岩稜が険しそうな横岳。
振り向くと赤岳側も霧が晴れてきました。
なんというイケメンな赤岳!
横岳側から見る阿弥陀岳、中岳は素晴らしい景色です。
険しい岩稜の横岳。山頂はまだまだ先。
横岳も鎖場だらけです。もう鎖ばっかりでな一日です。
赤岳、中岳、阿弥陀岳をセットで撮りました。
これが八ヶ岳の名峰赤岳です!なんとも美しい稜線です。
何が書いてあったのかよく解りません。
横岳も雪で覆われていましたが、アラレ雪で滑るような積雪ではなかったです。
横岳は複数のピークが連なっています。山頂と奥ノ院は硫黄岳側です。
ここが柚添尾根の分岐点。柚添尾根はガスに覆われて真っ白で何も見えません。
この鉄梯子を越えると…
横岳山頂に到着!
寒い!雪降ってる!誰もいない!ってことで早々に退却します。
山頂付近はヤセ尾根、鉄梯子で足場悪いです。
ここが横岳のトラバース地点。しっかり鎖持って慎重に通ります。
眼下は断崖絶壁で高低差があります。
比較的なだらかな道。
アラレ雪が強くなってきた中、何とか硫黄岳山荘に到着。天気悪いので硫黄岳は明日登ることにします。
翌日の早朝、硫黄岳山荘より日の出!
朝日に照らされた硫黄岳山荘。
硫黄岳に向かいます!
天気は回復しましたが、昨晩振った雪が残っていてさらに強風です><;
赤岳・阿弥陀岳側です。
この日は全国的に高気圧に覆われて雲ひとつない快晴日のようです。
硫黄岳。
硫黄岳山頂に到着!
山頂付近は風は穏やかでした^^
硫黄岳の山頂はなだらかで非常に広大です。360度の大パノラマでこの日のように空気が澄んだ早朝の景色は最高です!
これが爆裂火口。間近で見ると凄い迫力です。
グランドキャニオンみたいです。
北八ヶ岳方面。手前に天狗岳がくっきりと見えます。さらに奥に蓼科山も見えます。
谷間に赤岳鉱泉が見えます。
美濃中山でしょうか。
雲海の先に浅間山と四阿山が見えます。浅間山の山頂付近にも雪が掛かってるようです。
この時間の太陽の日差しはキレイです。
右から阿弥陀岳、中岳、赤岳。
硫黄岳からは富士山は見えません。横岳に隠れてしまっています。
いったん硫黄岳山荘に戻ります。それにしても寒い…
横岳に向かいます。硫黄岳山頂は風穏やかでしたがすぐ下は風がとても強いです><;
硫黄岳のなだらかな山容。
稜線まで登ると目の前に富士山が!
横岳の山頂に登山者がたくさん居るのが見えます。
横岳山頂に到着!先日と全く違う景色です。
富士山側から右方面にカメラ撮ります。
富士山と赤岳。
赤岳どあっぷ。
赤岳と中岳、阿弥陀岳。奥は権現岳。さらに奥は瑞牆山と金峰山でしょうか。
権現岳をあっぷで
阿弥陀岳あっぷで。
南アルプス方面。眼下の街は諏訪でしょうか。
下界にちょっと雲掛かっています。
硫黄岳、左奥は北八ヶ岳の北端の蓼科山、右側に薄っすら浅間山。
硫黄岳あっぷで。
名残惜しい大絶景ですが、そろそろ下山します。
今回は杣添尾根から下山します。このコースはまだ通ったことがないです。
杣添尾根。横岳付近は急斜面です。
富士山良く見えます。
登りキツそう…
鎖場や鉄梯子、険しい岩稜地帯等の危険個所はないですが、横岳最短コースで一気に登るためかなり急登です。
結構雪残ってます。
八ヶ岳の冬って早いですよね。
枯木帯まで下りました。
特に何もないです。この辺りは樹林帯で景色もありません。
これが中沢かな。
橋は頑丈です。
貯水池まで下山しました。ここは平たんで広々としています。
美し森に戻るため八ヶ岳林道を通ります。が、あとで後悔しました。
林道は平たんな道ですが、一部かなり荒れているところもあります。
赤岳が見えます。
赤岳の山頂付近や赤岳展望山荘もくっきり見えます。
1時間ほど歩いて野辺山道登山口に到着。ここまで誰とも合っていません。野生の動物以外は…
なんかおかしいなと思ったら、どうやら通行止めでした。orz
戻るわけにもいかないので仕方なくフェンスをよじ登ります…
八ヶ岳牧場に出ましたが、牛は放牧されていません。というか閉鎖されてる?
八ヶ岳がくっきり見えます。
富士山もくっきり。かなり雪積もってますね。
やっぱ通行止めでした。書いといてよ…
八ヶ岳牧場付近の道路を下りながら八ヶ岳の景色を堪能。この位置からでも山荘が見えます。
登山口から1時間ほど道路を歩きJR鉄道最高地点交差点に到着。美し森遠い…
さらに道路を歩いて、別荘地の道路を登って登って美し森まで戻ってきました orz
遠かった…
装備・携行品
| シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
| トレランシューズ | バックパック | ヘッドランプ | タオル | 帽子 | グローブ |
| サングラス | 着替え | 地図 | コンパス | 腕時計 | カメラ |
| 登山計画書(控え) | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 熊鈴・ベアスプレー | 非常食 |
| 行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール | GPS機器 | ||
| 【その他】
水 2.0ℓ+ペットボトル550ml 2日分の昼食、アミノバイタルx1、ウィダーインゼリーx1(非常用)、プロテインゼリーx2(下山後用) ※地図、コンパス、時計、GPS、カメラはスマフォアプリ ※トレッキングポールは折り畳み式非常用(未使用) |
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