行程・コース
天候
1日目:晴れ時々曇り、2日目:晴れのち曇り・時々雨
登山口へのアクセス
電車
その他:
スーパーあずさ(立川-茅野)利用(約2時間10分)
茅野駅-桜平登山口第2駐車場 タクシー(約40分)¥7100
この登山記録の行程
【1日目】
桜平(11:00)・・・夏沢鉱泉(11:20)[休憩 5分]・・・オーレン小屋(12:25)[休憩 55分]・・・峰ノ松目(14:20)[休憩 20分]・・・オーレン小屋(15:20)
【2日目】
オーレン小屋(06:05)・・・箕冠山(07:00)・・・根石小屋(07:10)[休憩 20分]・・・根石岳(07:40)・・・東天狗(08:10)[休憩 5分]・・・西天狗(08:40)[休憩 5分]・・・東天狗(09:05)・・・中山峠(10:20)[休憩 5分]・・・黒百合平(10:30)[休憩 60分]・・・唐沢鉱泉分岐(11:30)・・・八方台分岐(12:30)・・・渋ノ湯(13:30)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
台風続きの2018年秋。
今回も台風後の強風が心配された為、より堅実に出発日を一日遅らせ日曜日に変更。お陰で、茅野駅からのオーレン小屋送迎が利用出来ず、タクシーで桜平まで、7100円の出費。GWは、タクシーがすんなり捕まったが、さすが秋の行楽シーズン!駅前待機のタクシーは全て予約済み。待つこと20分、漸く乗車。1時間は待たされるかと思ったので、一安心。
いつもは第一駐車場まで登ってくれるタクシーだが、今回は第2駐車場でストップ。路上駐車が多くてUターンが出来ないのか・・・。来たからにはどこかに停めないといけないのは分かるが、第3駐車場まで戻る潔さもハイカーには持ってもらいたいわ。かなり離れてるけどネ・・・。
前の週の台風で、登山道が大分荒れているとの事だったので、最初からスパッツを装着していざ登山開始。心配していた風もなく、所々に見える黄色や赤が美しい。登山道すぐの橋が見事に流されてしまっていたが、しっかり仮の橋が設置されていた。山小屋の方々総出で復旧作業を進めてくれたようで、何とも有難い限り。
去年今年と2回GWに歩いたお馴染のコースとあって、あっという間に夏沢鉱泉到着。トイレに寄りたい気もしたが、靴を脱ぐ手間とオーレンまで後小1時間なので、少しおやつを食べてすぐ出発。いつか温泉入ってみたいな~と思ってるんだけど、なかなか機会がない。冬のスノーハイクがいいかな。
夏沢鉱泉からオーレン小屋まで、特に危ない所もなく、順調に到着。体力不足の友人コマPには夫が付き添っていたので、私と三男で先にオーレン小屋にチェックイン。今回は、2階右手の中部屋?を我々4人と3人家族2組で共有。入口傍の一畳分のスペースが全員のザック置き場で、後は全て布団が敷き詰められる感じ。壁にザックを置ける棚をつってもらえると、荷物整理が楽なんだけどなー。まー、一人一枚布団を確保できるだけ有難いか。
小屋で昼食後、天候次第と思っていた峰ノ松目へ登る事に。オーレンのパンフレットには南八ヶ岳八峰が一望できるみたいな事が書かれていたはずなので、前から一度は登ってみたいと思っていた所。小屋のスタッフにルート確認すると、倒木で左にまかないといけない箇所が一か所と、頂上手前に少しだけ急な岩場があって手を使って登らないといけないらしい。その他は、特に心配なし。三男は岩登り大好き。楽しみだね~と期待を胸に出発。
地図のコースタイムには40分となっていたので、楽勝と思いきや、意外に山頂まで遠かった。
後で知った事だが、峰ノ松目はカモシカが良く出没する地帯らしく、途中すれ違った3人グループの方も目撃したらしい。もしかしたら、我々の近くにもいたのかな。カモシカ遭遇ならず、残念!!
期待していた山頂からの眺めは、何と!松林で何も見えず、がっかり。
だから、峰ノ松目??なのか・・・
とは言え、山頂手前にあるビュースポット?からは、硫黄岳から赤岳、阿弥陀岳の稜線がくっきり見えます。正面には去年泊まった赤岳展望山荘、硫黄岳に向かうアリンコのような登山グループ、眼下には赤岳鉱泉、などなど確かに暫し見とれます。これが、パンフレットにあった素晴らしい眺望なんだな。
3時半に小屋に戻り、さっとお風呂に入るとお待ちかねの馬肉すき焼き。前回は体調不良で食べられなかったので、今回はしっかり頂きます。が、何と!これを楽しみにしていたコマPが今度はダウン。山盛りの馬肉を夫と二人でひたすら食べ続けました(苦笑)。
しかし、よくよく見ると小屋のあちこちに貼ってある注意書きには、必ず「体調の悪い方は遠慮なく声を掛けて下さい」と。実際に気分が悪い時には、そんなはり紙全く気が付かなかったのだが、もしスタッフに申告していたら、秘薬でもあったのかな??ちょっと気になりました。
就寝前、ひと眠りして少し回復したコマPも一緒に、夜空を見に外へ。
テント場の方に移動すると、満天の星空が広がっていました。天の川もくっきり!このところ、ず~っと曇り空だったので、久々の宇宙空間を満喫しました。
2日目
朝食が5時半という事だったので、お弁当(カリカリ梅おにぎり2ヶで¥350)に変更してもらいました。が、実際には5時から朝食が始まったので、これなら食べてからでも6時に出発出来たな~と。
されど、おにぎりはおにぎりで使い勝手が良いので、これもやっぱりありだな。
ささっとおにぎりを1つ食べ、予定の6時より大分前に出発準備完了!と思いきや、またもコマPがトイレから戻ってこず、20分も待つことに。。。既に外で待機していた息子が凍えそうだったので、夫と先に行ってもらい、根石小屋で落ち合うことに。
オーレン小屋から箕冠山まで、登山道が大分荒れているとの話でしたが、さほど気になるような所もなく、朝の木漏れ日が輝く中、快適に進みます。途中、追い付くことはないだろうと思っていた、息子チームにも合流。箕冠山を過ぎると、すぐに稜線に出ます。
5月に来た時は、強風荒れ狂う寒々しい根石岳でしたが、今回はまぶしいばかりの太陽と眼下には一面の雲海。今回こそ登りたい西天狗岳もくっきり見えて、テンションが一気に上がります。
根石に登る前に、小屋に寄って、トイレと息子が楽しみにしていた甘酒(生姜風味)を頂くことに。
前回来た時は、根石小屋で4~5時間天候回復を待ったので、泊まってもいないのに、非常に懐かしい。こんなすごい所に建つのに、お風呂まであって、お酒のメニューもすごいある。いつか泊まってみたいな~。雲上の名水もただで頂けるので、絶対行く価値あり。
と、ついついのんびりした間に、さっき感動した雲海があっという間に上がってきて、辺り一面ガスの中。ひっ、ひど~い。今日は1日晴れ!と思っていたので、かなりショック。とは言え、去年は雪、前回は風で登れなかったのだから、景色がなくとも登れるだけましか、と言い聞かせながら、根石岳・東天狗・西天狗と進みます。
西天狗への登り返しは結構きつかったな。景色が見えると大分違うんだろうけど・・・とやっぱり恨み節になりがち。山頂で記念撮影して、先を急ぎます。高見石まで、その内晴れてくれればいいな~と淡い期待も無残に、なんと雨まで降ってくる始末。あ~あー。
何となく朝から元気のなかった三男。天狗の奥庭との分岐辺りで首回りを確認すると、ん?またもや少し微熱があるよう。天候も安定しない事もあり、予定していた高見石小屋は諦め、中山峠から黒百合平経由で下山することに決定。曇で景色もなかったせいか、黒百合ヒュッテまで思っていたより遠く感じられた。
黒百合ヒュッテに到着し、昼食と休憩。ダウン気味の息子に小屋の方が毛布を出してくれたが、ハンモックに揺られて少し落ち着けたよう。黒百合ヒュッテの充実したメニューに少し興奮して、我々はビーフシチューセットを注文。山バッチもかわいいのが揃っていて、根石小屋で買ってしまった事を後悔。(根石小屋さん、ごめんなさい。)
因みに、この黒百合ヒュッテ、トイレ利用は200円です。オーレン小屋のように水がないので、天水利用のよう。200円は仕方ないのかな。小屋で休憩する場合、一品注文が条件で、そうでなければ休憩料を支払う必要ありです。
1時間ほど休憩の後、空も晴れ、温泉目指して渋の湯まで下山開始。息子も下りで調子が戻ったようで、夫二人どんどん先に進みます。で、山と高原の地図のコースタイムでは1時間半でしたが、結果2時間。雨上がりなので、石や木道が滑りやすく、大分気を遣いながら下りました。
渋の湯に着くと、既にバス停前にザックの列。皆さん、ザックで順番を確保してお風呂に行かれている模様。茅野駅までは1時間あるので、座れないと悲劇。我々も最後尾にザックを置いて、いざ渋の湯へ。
ネットでは入浴料700円ってなってましたが、1000円でした。ダメ元で「子供料金はないんですか?」と聞くと、「800円」との返答。わざわざ聞かなかったら、フツーに1000円取られていた気がするな。聞いて良かった。
で、残念な事に、お風呂場にはボディシャンプーはあるが、髪を洗うシャンプー類は用意されていませんでした。ちょっとショック。渋の湯は冷泉なので、入るのに勇気がいりますが、せっかく来たので、温かいお風呂(たぶん普通のお湯)と交互に入ります。バスの時間が気になって(お風呂場に時計なし)、あまりのんびり入れず、急いでバス停に戻ると外はかなり冷たい風。疲れた身体に、急激な体温変化が加わってか、いつもの頭痛が始まってしまい、帰りはヘロヘロでした。
初めて訪れた秋の八ヶ岳。眩しい秋空は拝めなかったけれど、西天狗岳に登れてめでたしめでたし、かな。
フォトギャラリー:18枚
桜平第2駐車場前
流されてしまった橋
峰の松目山頂
山頂からの眺め
峰の松目途中より赤岳稜線
オーレン小屋2階より
名物の馬肉すき焼き
根石岳直下からの雲海
根石小屋と西天狗岳
雲上の名水を頂く息子
東天狗岳から西天狗岳への稜線
天狗の奥庭との分岐
中山峠から黒百合ヒュッテへ
黒百合ヒュッテ
ビーフシチューセット
黒百合ヒュッテからすぐの下山道
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル |
帽子 | グローブ | 着替え | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 |
腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | 健康保険証 | ホイッスル |
医療品 | 熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ |
ライター | |||||
【その他】
・簡易無線 ・エマージェンシーシート |
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