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古光山・後古光山から曽爾高原へ

南峰・古光山・後古光山( 東海・北陸・近畿)

パーティ: 2人 (うめぞー さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

晴れ時々曇り(風強し)

登山口へのアクセス

バス
その他: 近鉄名張駅の前にあるバスターミナルから8:05発 山粕西行きに乗って曽爾村役場前で下車、舗装路をひたすら歩き、ふきあげ斎場まで行けばそこが登山口

この登山記録の行程

近鉄名張駅(8:05)・・・曽爾村役場前バス停(8:50)・・・ふきあげ斎場(9:45)・・・南峰(10:30)・・・古光山山頂(11:00)・・・後古光山(12:00)・・・曽爾高原(お亀池)(14:00)・・・お亀の湯(14:50)・・・お亀の湯バス停(15:30)・・・近鉄名張駅(16:15)

コース

総距離
約12.1km
累積標高差
上り約1,023m
下り約1,030m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

今回はいつもの友人と前々から計画していた曽爾高原を散策するため古光山をメインに登って来ました。
ただ、この辺りの山域は峻険な場所が多いのと年がら年中、風が強いので服装には十分な注意が必要です。
特に古光山から後古光山までが斜度のキツイ岩場をロープにすがりながらの登攀になるので滑落注意です。
また、倶留尊山方面からでも今回我々が使った南峰方面からでもアプローチが約4kmほどあるので疲れないよう注意してください。
それではコース案内です。
前回、住塚山から鎧岳を縦走した時は名張駅で前泊したのですが少し早起きすれば同じ時間帯のバスに乗れるので今回は朝早くから行動しました。
名張駅を8:05発の山粕西行きのバスに乗り込み曽爾村役場前で下車します。
バスが来た方向に少し戻って漆部橋(ぬるべはしと言います。)を渡って突き当たりまで進みます。
橋の上から左側を見ると兜岳と鎧岳が綺麗に見えます。
突き当たりを右に進むと曽爾村老人福祉センターの看板があるので従い、左上に坂道を上がって行きます。
ここからはひたすらアスファルトの道を行くので疲れやすい方は注意してください。
しばらく進むと最初の道標がありますのでその先のY字路を左上に進みます。
しばらくは道なりにひたすらアスファルトの坂道を上がって行きます。
右側に2回目の道標が出て来たら登山口まで1.3kmと記載されているはずです。
まあ、ふきあげ斎場という火葬場まで行けばいいので目印はふきあげ斎場となります。
途中左側にいかにも登山口のような立派な林道が現れますが違うので注意してください。
ふきあげ斎場に着けば分かりますが斎場のとなりに(手前に)登山口があります。
ここで軽く休憩しておくといいでしょう。
この先はビックリするくらいの急登が待ち受けています。
服装のチェックや行動食を食べて少し足を休めておかないと南峰まで休憩場所がありません。
登山口から赤テープを追いながら一歩づつが高度を上げていく作業に変わって行きます。
登山道と言うより斜面を上がって行くような道がやがてロープにすがりながら上っていく道になるので雨の日の翌日などは細心の注意が必要です。
ロープが途切れたあたりからようやく道が緩やかになるので一息つける場所です。
そこからしばらく進むと南峰に到着します。
人が5人も立てばいっぱいになるほどの狭い岩場ですが景色はこの山域で最高の展望を誇ります。
360°のパノラマが広がるので十分に景色を楽しみましょう。
我々が着いた時には女性がお一人で景色を楽しんでおられたので挨拶すると人懐こい方で色々お話しさせていただきました。
聞くと倶留尊山方面からここまで縦走されたようで健脚な方ですが流石に体力は十分残っているけど来た道を引き返すのは疲れるので我々が来た道で下山するとのことでした。
鹿革の立派な腰当てを付けておられたので本当に山の好きな方なんだなあと感心しました。
女性がお先にと下山されたので我々の貸切となった南峰からの景色を十分に満喫したら古光山を目指します。
一旦、急で細い岩場の道を下りて行き、下りた分だけ登り返した先が古光山です。
ここで注意して欲しいのですが最初の道標はパイプで出来た立派なものですが台風の影響からか木に立て掛けたようになってます。
このせいで後古光山方面が三角点を越えた先のような錯覚を与えてしまいます。
また、道が無ければ?おかしいな?と気づくのですがこれまたややこしい事に立派な道がありますので注意が必要です。
正解は分かりにくいかもしれませんが山頂に到着した直ぐに右へ思いっきり下る急斜面への道です。
まあ、もう一つの道標をよく見ればフカタワ方面を示唆しているので従えば良いだけなのですが三角点に気をとられていると気がつかない可能性が高いです。
実際、我々も気がつかずそのまま進んでしまいムダな時間と距離を歩いてしまいました。
まあ、我々には道迷いも良い経験をしたくらいの笑い話なので「間違えたな〜」と笑いながら本線に復帰してフカタワ方面へ下って行きます。
ここは気をつけて下ってください、普通でもかなり滑りやすくロープを使って下りていくのですが万が一、滑落すると大怪我では済まないくらいの斜度です。
斜度がようやく緩やかになったところがフカタワです。
今度は後古光山へ登り返しとなるのですがロープが幾重にも張られた危険地帯となっており、落石および滑落注意です。
むやみに上るのではなくルートをシュミレーションしてから上りましょう。
また両手は空けておきたいのでストックは仕舞いましょう。
まさしく天狗様が住んでおられたとの伝説がしっくりくる急峻な山域です。
岩場をクリアした先が後古光山山頂です。
ここは古光山よりも見晴らしが良いのですがそれほど広くはないので大人数での休憩には不向きです。
我々はここでお昼ごはんを食べて休憩を取りました。
するとフカタワへの下りで出会ったカップルが追いついて来たのでしばらく歓談しました。
聞けばこの方達は翌週のトレランに参加するためトレーニングしていたそうで古光山から引き返して来たそうです。
南峰の事をご存じなくて教えてあげたところ残念そうにされてました。
情報を交換していると曽爾高原は観光客ですでにいっぱいとの事、「行かれるんですか〜やめた方がいいですよ〜」と仰ったので亀山に登るか?どうするか?はとりあえず近くまで行って見て決める事にします。
ここで大人数の登山客が来たのでカップルは先へと行かれました。
この人数でここで休憩するの?と思っていたらなんとか登山道を避けながら食事を取られていました。
ほとんどの方が初めてのようでリーダーに「ストックしまった方がいいですか?」と聞いておられたのでお節介とは思いながら「この先は急な岩場なのでしまった方が良いですよ。」とアドバイスします。
時間が押していたのか?我々よりも先に出発されたので我々も重い腰を上げて出発します。
後古光山山頂からは急な階段を降りて行きます。
一旦、草原の道に出るので見晴らしの良い場所で倶留尊山などを眺めると良いでしょう。
ここから樹林帯に入ると長い階段を下ります。
出た先はアスファルトの道を横断するのですがここが長尾峠となります。
道標に従い亀山方面へ向かいます。
ちなみにここから亀山までは1kmもないので直ぐに行けるのですが亀山から亀山峠は狭い稜線の為、観光客が多いと交通渋滞となってしまい思うようには下りられないので亀山方面への分岐のたびに躊躇します。
先程のカップルが行かない方が良いと仰ったのとお風呂に入りたかった事が重なって友人と相談した結果、お亀池を目指します。
お亀池に到着すると人人人・・・・うわぁ〜となります。
それでも何とかお亀池を見学して亀山方面を仰ぎ見るとアドバイスを聞いてやめて良かった〜と思うほどの人がいました。
遊歩道を少年自然の家方面へ下って行くとちょうど人が途切れたので慌てて景色を写真に収めます。
駐車場を見ると満車状態で更に行列になっていたのでまだ14時くらいでしたが早々にお亀の湯へ向かいます。
曽爾高原のバス停にいらっしゃった運転手さんに帰りのバス情報を聞くと15時30分にお亀の湯へ着くと教えていただきます。
ただ、その際は立って頂くことになると思いますと言われて次のバスの時間を聞くと17時とのこと、しかもこのバスでさえ座れる可能性は低いとの事だったので15時30分に間に合うようにお亀の湯へ向かいます。
車道ではなく林道が設けられているので林道を歩きましょう。
また、林道はショートカットになっているのでお亀の湯への最短距離でもあります。
(それでも曽爾高原からは20分はかかります。)
我々はお亀の湯で汗を流して余裕を持ってバスに乗り込みますが結構キチキチに人を詰め込みます。
直ぐ後に臨時バスが出ているのでもう少し人を振り分けて欲しかったです。
(後ろのバスはガラガラで余裕で座れる状態でした。)
16時15分に名張駅に着いた我々は特急を利用して京都に18時に到着するとそのまま飲みに行きました。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え
地図 コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え)
ナイフ 修理用具 ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品
虫除け ロールペーパー 非常食 行動食 テーピングテープ

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登った山

古光山

古光山

953m

よく似たコース

古光山 奈良県

山頂部に5つのコブをもつ峻険な岩稜の山

最適日数
日帰り
コースタイプ
縦走
歩行時間
4時間25分
難易度
コース定数
19
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