行程・コース
天候
快晴
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
登山口から100mほど進んだ林道の路肩に駐車、9時の時点で登山口周辺は満車
この登山記録の行程
焼岳登山口(09:20)・・・中の湯新道分岐(10:50)[休憩 10分]・・・焼岳北峰(12:00)[休憩 60分]・・・中尾峠(14:00)[休憩 10分]・・・焼岳小屋(14:30)[休憩 10分]・・・峠沢(15:30)・・・焼岳登山口(16:00)[休憩 10分]・・・西穂登山口(16:10)・・・田代橋(16:20)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
今回のルートは、安房峠の途中にある中ノ湯から焼岳のピークを目指し、そのまま反対側へ抜けて上高地へ下りるというもの
朝8時頃には登山を開始する予定だったのですが、車中でぐっすり寝てしまい、到着が9時過ぎとなってしまったため完全に遅刻してますw
◆登り(中ノ湯~焼岳)
△序盤(中ノ湯新道分岐まで)
最初は森の中をそれなりの勾配で登っていきます。
景色こそあまり見えないものの、木々の間を清々しい気分で登れました。
この日は平地では40℃近い暑さになっていたと思いますが、この登山口の地点で標高が1600mを超えているため、体感的にはそれほど暑さを感じませんでした。
適度に休憩を挟みながら進みますが、特に見るものもないなあ・・・w
この区間、展望が開けず長い、途中ダレましたw
△中盤(中ノ湯新道分岐~)
序盤の森歩きに飽き始めてきた頃、ようやく前方の視界が広がり、景色に変化が出てきます。
遠くにゴツゴツとした岩山が見え、ここから先の景色には一段と期待が膨らむ。
ここから先が焼岳のハイライトで、進むたび木々が減っていき、最後には完全になくなり、視界が一気に広がります!
「おお!これはきれいだ!」
最近は、岩山登山のようなハードな登山にはあまり出掛けられないため、この景色は久しぶりでした。
ここから先は、ガレた道を結構な勾配で登っていくことになり、序盤の森の中とはだいぶ色合いが変わります。
直射日光を受けながらの山行となるため、帽子などによるしっかりとした対策が必要。
また、標高も2000mを超えてくるため、こまめな水分補給と、適度な休憩を入れていくことが重要ですよ。
△終盤(~焼岳北峰頂上)
最初は、このあたりの岩山が、目指す焼岳北峰の頂上だと思っていましたが、どうやら実際の頂上はもっと先のようでがっくりwまあ、登山しているとよくある話ですね(^^;
目の前の山からは硫化水素ガスと思われる煙が勢いよく噴き出しており、自然の神秘を感じます。
ここからは、目の前の山の裏側に回り込むように崖を進んでいきます。
この区間、断崖絶壁というわけではないけど、滑落したら大変。一人分の幅しか道がないし、ここは慎重に進みます。
下山者とすれ違う時は、念のため立ち止まり、先に行かせてから、焦らず慎重に。
無事抜けたら、山頂の手前に最後の難関があり、2m程度ではあるものの、ほぼ垂直に崖を登ります。右側は少し行くと断崖絶壁。ちょっとしたロッククライミングかな。
こういう所を登った経験のない私には結構スリリング。登れたのはいいけど、下山の時はどうしようと思ってました(^^;
◆山頂
最後の難関を何とか越えると、そこには360度の大パノラマが広がっていました!!
北東方向には上高地の建物を確認でき、その向こう側には穂高岳が聳え立っています。
周囲には、登ってきた途中に見えた岩山が間近に見えます。
周囲を北アルプスの山々に囲まれた環境。普段低山を中心に登っている私としては、なかなかお目にかかれない絶景が広がっていました。
「やはり登山はこうでなくてはな!」
普段は都会の喧騒に飲まれてストレスを溜め込む日々。こういう日くらいのんびりしたいと、ゆっくりと昼食をいただき、十分な休憩を取りました。
◆下り
△序盤(焼岳北峰頂上~焼岳小屋)
登る時の最後の難関であったロッククライミング箇所は、一人ずつゆっくり下ります。
下る時はどうしても恐怖感が増すので、反転して後ろ向きになりながら慎重に降りました。
皆さんここはさすがにゆっくりです。とにかく事故のないようにね。
降りた先の分岐ポイントで上高地方面へ。
ここからは、結構な急斜面を降りて行きます。細かな砂利が多い道となるため、油断するとすぐに足元がズルズル滑り始めます。
ここで滑落したら笑い話にもならないので、とにかくゆっくり、慎重に進んで行きました。
下りも景色は一級品で、むしろこちらのほうが景色が良いのではないかと感じるほどでした。
途中、振り返って焼岳を見返すと、とても自分が登ってきた山とは思えないほど険しい山に見えました。我ながらよくこんな山を登ってきたな、と
焼岳小屋に到着するとひとまず休憩。
ここでは飲み物などが販売されており、宿泊もできるらしく、休憩している方か何人かいました。
△中盤~終盤(焼岳小屋~上高地)
焼岳小屋を後にし、ここからはひたすら森の中を下っていきます。
視界が悪く特に見所もないので、疲労が蓄積した下山時には苦痛な区間かもしれません。
普通の山道をしばらく降りていくと、突然鎖場が登場。
そこまで急坂ではないものの、疲労もあるので滑落しないようにゆっくり下ります。
無事ここを越えた後、なんと今度は梯子で崖を降りる区間が登場!
おいおい、こんなの聞いてないぞ。
高低差にして6~7mくらいだとは思いますが、まさかこんな区間があるとは思っておらず、少し気が引けました。
こりゃ上高地側からのルートのほうが険しいね(^^;
この区間を慎重に切り抜け、再び延々と下山していきます。
しばらく進むと途中から平坦な道になり、そこからは単なる体力勝負。
ただただ淡々と、かなり長い時間歩き続けました。
明らかにこちらのほうが長い……
疲労で最後は無言になりつつも、何とか上高地の入口までたどり着き、無事帰還に成功。
上高地に着いたらすぐに温泉探し!しかし訪れた施設はことごとく営業終了・・・
出発が遅すぎましたな(^^;)
仕方なくタクシーを使い、車を停めた中ノ湯まで戻ってしまいました。
今回の焼岳、私個人の満足度としては85%!
途中ダレる区間がありますが、頂上付近の景色は素晴らしいの一言に尽きる。
また登ってみたいと思える山でした。今度は逆走してみようかなあ?
フォトギャラリー:22枚
地図上で中ノ湯新道分岐とある場所です。
ここから視界が開けてきます。
ここからは道がゴツゴツ
ここで団体と遭遇。
挨拶を交わしながら追い抜いていきます。
進行方向左側の斜面。
晴れてますな☀️
山頂かと勘違いしたところw
硫化水素ガスが吹き出てます
登り切って振り返るとこんな感じ!
すごくきれい!
反対側には何やら池が見えます
そして硫黄噴出口。
シューシューいってます(笑)
この硫黄地帯の脇を抜けます。
ここは滑落注意!
最後の難関、○印の間から登ります。
よじ登る動作になります
到着!ここが焼岳北峰の頂上、2444m!
上高地方面を臨みます
登ってきた道。
ここから見ると高度感がある
入山口方面
下山道方面
焼岳小屋の表記。
ここを左折して上高地方面に降ります
下山中も素晴らしい景色!!
ここが焼岳小屋。
少々休憩します
上高地側の難関。
梯子を降りていきます
こんな区間もアリw
転落注意!!
上高地に到着、無事生還!(笑)
有名な河童橋
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 傘 | タオル |
帽子 | グローブ | サングラス | 着替え | 地図 | ノート・筆記用具 |
腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | 健康保険証 | 熊鈴・ベアスプレー | 非常食 |
行動食 | トレッキングポール |
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