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猫魔ヶ岳・雄国山

猫魔ヶ岳・雄国山( 東北)

パーティ: 1人 (myowken さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 八方台登山口までマイカー。この時期は磐梯山ゴールドラインの交通規制に要注意。

この登山記録の行程

八方台登山口(7:45)…猫魔ヶ岳山頂(8:30-8:50)…猫石(9:10)…雄国沼休憩舎(10:15)…雄国山山頂(10:40-11:05)…雄国沼休憩舎(11:30)…猫石(12:35)…猫魔ヶ岳山頂(13:00-13:15)…八方台登山口(13:50)

コース

総距離
約11.9km
累積標高差
上り約808m
下り約808m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

最近寒かったり仕事がきつかったりで早起きがしんどいので、
登山道まで2時間程度で楽しそうなところということで、
そのうち登りたいと思っていた山の一つである猫魔ヶ岳をチョイス。
八方台からスタートする猫魔ヶ岳やまびこ探勝路にちょっと尾ひれをつけて、雄国山まで行く計画。

磐越道を進む道中、霧が深くてちょっと嫌な予感がしたが、ゴールドラインの途中で雲を抜け一安心。
午前7時半前に八方台に到着。特に混雑はなく、普通に駐車できた。
適当な登山届をポストに入れてスタート。

登山道の木々はほぼほぼ葉が落ちており、路面は落ち葉だらけ。
さらに週半ばには磐梯山が初冠雪ということで、当然こっちもちらほらと雪が。
そういうわけで、全行程で足元に気を使う必要があった。

いくつかあるピークの直前に少し急になるが、基本的にはなだらかで展望のある尾根を行く。
スタートから20分ほど行くと、猫魔八方台入口の道標があり、ちょっとした展望スペースがある。
この日の午前中は特に南側が広く雲海に覆われており、猪苗代湖から会津盆地まで真っ白、その上は雲ひとつない青空だった。

道標を過ぎると、少しずつ雪の量が増していく。(と言っても、そういう装備が必要なほどではない)
粘土質で滑りやすい路面が落ち葉や雪に覆われており、非常に歩きづらい。
踏み跡を見た感じだと、どうもこの日、私より前にこの道を通った人がいないような気がした。八方台では磐梯山に向かう人は結構見たんだがな。

しばらく行くと、ごく短い急登と岩場を経て猫魔ヶ岳山頂へ。
ここは本当にに眺めがいい。磐梯山からの展望も素晴らしかったが、磐梯山から磐梯山は見えないのだ。
南側一面に広がる雲海を眺めながら、コーヒーブレイク。
先述の通り、この日は雄国沼まで降りるつもりだったのだが、もうここでタイムラプス動画撮りながら文庫本でも読んでいたい気分になってしまった。
というのは、雄国沼がこの雲海の下にあるのではないかと思ったから。
復路の登りが長くなるというのも不安なポイントだった。

20分ほどそんな気分を味わった後、気を取り直して先へ。
一等三角点を過ぎて一旦下り、猫石へと登り返す。
厩岳山への分岐を過ぎるとすぐ猫石。石っつーか岩じゃねーかと思ったが、ここでも少し休憩し残りのコーヒーを啜る。
雄国沼に雲はかかっておらず、その向こうには雲海が、さらに遠くには頭を真っ白に染めた飯豊山が見える。
というわけで、予定通り雄国沼を目指す。

猫石からはしばらくはまずまずの傾斜の下り。これ帰り登るんすよね…。
地面が粘土質で滑りやすいことはを除けば、ブナ林の間をいく快適な登山道。
途中3回渡河する箇所があるのだが、3回目は明らかに沢の幅が広い。
…で、滑って左足がくるぶしまで水没しました。冷てぇぇ。
昨年の安達太良山以来、コロンビアのセイバー3ロウをずっと履いているのだが、
渡河も雨に降られたこともなかったので、オムニテックの防水性を試す機会はなかった。
で、今回左足を完全に沢に突っ込んでみて、図らずも防水性を検証する機会を得たわけだが、
そもそもローカットでくるぶしまで沈んだらどうにもならない。次はミッド買うよ。
でもその後しばらく歩いてたら、ほとんど気にならないぐらい靴の中は乾いた。やるじゃんオムニテック。
いずれにしてもこれは重大インシデントなので今後注意していきたいところ。

3回目の渡河から間も無く雄国沼に到着。沿岸を歩いていくと橋があり、ここで第一登山者発見。
八方台をスタートしてからここまで、すれ違いも追い越しも追い越されもしなかった。
水辺から吹いてくる清々しい風を浴びながら行くと、休憩舎に到着。
そんなに疲れを感じていなかったので、そのまま雄国山を目指す。

雄国沼から雄国山への登山道は歩きやすく、尾根に出てからは展望もある。
山頂近くなると傾斜が出てきて階段になるので、まずまずきつい。
30分ほどで山頂に到着。山頂にはちょっとした展望台があって、猫魔ヶ岳や雄国沼のほか、飯豊山など遠くの山々も見える。

ここで昼食のため大休止。帰りの行程もそれなりにあるので、適当に食べてきた道を引き返す。
復路で最初の渡河は先述の往路3回目の沢なのだが、同じ轍は踏まない。少し上流側の石を伝って、無事に通過。
で、ここから猫石までがきつい。
下りのときもダラダラ下っていく印象が強かったが、登ってみると思ったより傾斜や段差が辛い。
ヒイヒイ言いながら登る。猫石から先も、とにかくピークの前で急に登る印象。

でも帰りに登る方が身体的には楽かもしれない。
この夏の苗場山は本当にしんどかった。
まあ仮に何かの間違いで、苗場山の山頂をスタートして和田小屋までピストンできるようになったとしても、しんどいことに変わりはないだろうが。

帰りの猫魔ヶ岳山頂、すっかり雲海は晴れ、磐梯山から猪苗代湖、会津盆地まで一望できた。
猪苗代湖と磐梯山をこれだけ近く、一緒に眺められるのはこの山の特権だろうな。
また少し休憩を取り、最後の下り。猫魔ヶ岳山頂からの下りはこんなに急だったっけと言う感じ。
だいたい1時間弱で八方台に到着。お疲れ様でした。

歩いてみた感想としては、八方台から登るなら磐梯山よりこっちがオススメということ。
ブナ林、展望の尾根歩き、渡河あり、沼あり、展望あり、登りも下りもそれなりで歩きやすい。
トレッキングの楽しさが全部詰まっているような気がした、そんな山行でした。
八方台からだと帰りの登りがきついので、ラビスパから猫魔を目指してもいいかもしれない。

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装備・携行品

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登った山

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