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丹沢山ラウンド 【天空の表尾根縦走】

塔ノ岳、丹沢山、鍋割山、三ノ塔、行者ヶ岳( 関東)

パーティ: 1人 (社団法人ランナー 龍(たつ) さん )

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行程・コース

天候

1日目 晴れ   2日目 濃霧&小雨のち曇り

利用した登山口

大倉  

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 東名秦野ICより大倉登山口ビジターセンター駐車場 付近の安い駐車場は満車 そこそこ混んでいる

この登山記録の行程

【1日目】
大倉(08:39)・・・牛首(09:34)・・・三ノ塔(10:55)[休憩 5分]・・・烏尾山(11:21)[休憩 5分]・・・政次郎ノ頭(12:09)[休憩 30分]・・・新大日(12:44)・・・木ノ又小屋(12:54)・・・塔ノ岳(13:20)[休憩 30分]・・・丹沢山(14:42)

【2日目】
丹沢山(07:29)・・・塔ノ岳(08:21)[休憩 20分]・・・金冷シ(08:54)・・・二俣分岐(09:14)・・・鍋割山(09:41)[休憩 30分]・・・後沢乗越(10:58)・・・二俣(11:15)・・・大倉(12:37)

コース

総距離
約25.2km
累積標高差
上り約2,797m
下り約2,797m
コースタイム
標準13時間55
自己9時間11
倍率0.66

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

晩秋になり、丹沢が楽しめるシーズンになってきた。
と、いうことで山小屋泊デビューを兼ねて、大倉から表尾根三ノ塔から塔ノ岳を経由し100名山の丹沢山。そして復路は鍋割山を経由し大倉に下山というメインコースをぐるっとラウンドしようという計画。

お楽しみポイントを要約した。

1.大倉登山口で丹沢クリステルに挨拶
2.表尾根でずーっと富士山を見ながら縦走
3.塔ノ岳で甘酒飲みながら富士山眺める
4.丹沢山で100名山踏破&山小屋泊デビュー&ビール飲みながら富士山眺める
5.久しぶりの鍋割山で極寒の中、鍋割名物鍋焼きうどんを食す。

おお、ちょっと考えただけで楽しさ盛沢山ではないか!
こりゃ、行かない理由が分からない。

丹沢は自宅からも近いので気楽な気持ちで出発。
東名高速でお決まりの事故渋滞も、どうせ山小屋泊だから
焦ることなくのんびり登ろうと気持ちに余裕が持てた。

さて、丹沢探検隊がこの旅をざっくりと振り返っていく。
登山初心者やアルプスに向けての練習にもってこいですので、
特にそのような方の参考になれば幸甚でございます。

出発は8:39 登山者の中ではかなり遅い出発だ。
大倉ビジターセンター(バスターミナル)から大きな吊り橋を渡り
山岳スポーツセンターを経て三ノ塔方面へ。
まあ、このルートは塔ノ岳までの遠回りルートだからか、

ぜんぜん誰もいない・・(いつも自分の選ぶルート誰も居ない)

登山って最短ルートだけがルートなの?(誰に話しているのやら)

道は明瞭だが案内板を見落とし、1回ルートミス。10分ロスした。
ロスした分は走って回収した。

三ノ塔の稜線に出るまでがきつかった。結局ここの登りが一番きつく、
他はそんなにきついところない。

三ノ塔を越えてからは徐々に人が多くなり、表尾根の鳥尾山の先にある
鎖場でいよいよ渋滞となった。
登山初心者も多いみたいです。
※スニーカーと軽装の人結構見かけたけど、丹沢は本格的な山であることを
分かっていただきたいと切に願っています。
ちなみに、予報で山の気温は最高6℃、最低マイナス6℃ですからね。

塔ノ岳を越えていよいよ夕方近くなる。そこで付近を歩いていた登山者たちと
宿泊するか、下山するかなど声を掛け合った。
そこで、まさか!とゾッとする会話がこれだ!

自分:どちらまで?
女性:鍋割経由で下山します。あなたは?
自分:丹沢山の「みやま山荘」で小屋泊するので時間に焦ることなく歩いてます。
女性:うらやましいです!
自分:泊まったりはしないんですか?
女性:泊まりたいのは山々ですが、混雑時は「1つの布団の中で2人で寝ることになるらしくて、それで躊躇しているんです」

げげーーー!

顔は青ざめ、冷や汗鳥肌レベルの恐怖・・
見ず知らずの人と1枚の布団の中で暖め合う・・のか
山小屋デビューどころか、そっちのデビューまでしてしまうのか(?)

真実は如何に!?

・・・2つの布団を3人で寝ることになりました いぇい(泣)
唖然としながら、小屋でビールを購入し暮れゆく富士山を眺めながら
ゆっくりと喉に流し込む。ああ、なんて綺麗な富士山なんだ。
現実を受け入れる。

小屋に戻ると夕食の時間になる。布団が一緒の方と山トークをしたり、(笑)
(あ、ちなみに男女は分かれていますからご安心ください)
山小屋の主人といろいろ話をしたり、のんびり贅沢なひと時を過ごした。
みやま山荘は比較的小さいが内装もトイレも綺麗で快適であった。
夕食は濃厚な焼肉定食でうまい!!野菜もしっかりとれるのがうれしい!

翌朝スタート後は予定時間より若干速いペースで進み無事下山へ。
想定外と言えば、鍋割山山頂で職場のお取引先のお世話になっている方と
ばったり遭遇。(普通、こんなところで会わないだろ・・)
お互い鳩が豆鉄砲を食らった顔で見つめ合う・・ど、どうも
今度一緒に登ろうと誘ってくれた。
単独登山だからこそ、そこでの知り合い、友達がたくさんできるのが楽しいのである。

結局、丹沢クリステルさんへの挨拶は最後になったけど、ちゃんとした。


ここまで読んで下さりありがとうございます。
写真も参考にしてください。

https://mountain8.info ブログの方もよろしくお願いします。

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フォトギャラリー:111枚

大倉ビジターセンター(バスターミナル)到着、晩秋の丹沢です!

ポストに登山届を出してっと

出発にふさわしい吊り橋!

こじんまりとした登山口

シカ棚沿いになんとなく直進していると

途中の案内板見落としコースロスト ってさっそくかいっ!

案内板発見!あぶないあぶない・・

こんな狭いところもあるけど

全体的にはこのくら広くて明瞭な登山道

鉄塔で思わず空を見上げる

林道、作業道などが所々交差している 道間違い注意です!

三ノ塔はどっちだ!

牛首 ここにも駐車場があった

ここからが稜線までの頑張りどころだ!思わず白目になるつづら折りの急登

景色を見ながら気持ちを紛らわせる

街を見下ろすのもいいね!都市が近いってのも不思議な感覚。まさに丹沢。

富士山がみえてきた ってことは

稜線までもうすぐか

・・・まだまだか

本日のとうせんぼ

・・はい、そうですか

富士山でなく枝にピントが合ってしまった乙な一枚

澄み渡る空を見上げていたら吸い込まれそうになった

富士山をずっと見ながら歩けるってなんて贅沢なの

これぞ日本の里山風景!これが神奈川県の都市部すぐアクセスできるなんて信じられない・・・

三ノ塔到着 登山者がちらほら

お得意のミックスナッツで元気を取り戻す

さあ縦走を続けようか

目の前の稜線をずーっと歩いていきます

寒いのでお地蔵さまにも温かい恰好させなきゃね

崩れ落ちそうな尾根

細い尾根

崩れそうな尾根を無理やり修復させたような尾根

鳥尾山の小屋。ちょっとここでも泊まってみたいな なんでかって?

夜の夜景はさぞかし綺麗だろう

長い縦走は続く・・

突然緑のトンネルが ジェットコースターのように下る

いつまで続くんだ!?バカ尾根とはよく言ったもんだよ

鎖場あり

行者岳

表尾根は歩きやすく楽しく歩けるね

とおもったら渋滞 危険個所のため交互通行 信号機設置して!

バカ尾根は続く

政次郎の頭というところで貧乏昼食タイム♪

13:00くらいだけど夕方っぽい雰囲気になってきたな

ひょっこりポイント

丹沢の小屋の相場です。参考に

木ノ又小屋 山小屋いっぱいあるね

天空の縦走路

走っても良さそう(人がいなければ)

パラグライダーかあ、空からのアプローチもありだね

ようやく塔ノ岳か!

山が違えばまた違った富士山を見せてくれる

尊仏山荘 久しぶり

塔ノ岳山頂にタッチ

尊仏山荘内部

おばちゃん!甘酒!!

飲む点滴 注入!

あとは丹沢山目指すだけ

このあたりから笹が生い茂る縦走路に

塔ノ岳と丹沢山の中間地点

道は良い

そして歩きやすい

もう着くのか 意外とあっけない

富士山を眺めながら

100名山 丹沢山に到着

みやま山荘 こじんまりと・・

ラガーで乾杯

さらにすすむと蛭ヶ岳! 次は行くからな! 悪魔のヒルがいない時期に

小屋内 ラジオを聴きながらのんびりと暖を取る

丹沢山からの富士山の夕暮れ 

夕食! Good!!

そしていきなり翌朝・・濃霧で日の出は見られなかった・・

だ、大丈夫か・・濃霧で遭難の心配が

しかし、朝の山歩きはなんでこんなに気持ちいいんだろうかね

一生懸命整備されたって感じ

塔ノ岳到着 来月の宿泊予約とお決まりの甘酒注文

青白い風景 幻想的

いよいよ鍋割山の稜線へ

こちらも歩きやすい

でもここから一気に人が少なくなる

それと同時にクマ出没エリアでもある

広い尾根道

チェックポイント!

視界は幾分良くはなったが、周りは真っ白!不思議な感覚に

ここはいったい・・!? 天国かそれとも地獄か 幻覚が見えそうになったので、気を紛らわせるため走ることに

鍋割山近い

鍋割山荘に到着

鍋割山山頂

本日2度目の朝食 鍋焼きうどん 名物は相変わらずうまい! ここで職場でお世話になっている方とまさかの遭遇

いよいよ本格的な下山へ

後沢乗越 長い下りも結構足のダメージあるよ

小走りで下山

いつか崩れ落ちそうな橋

割と道良好

丹沢っぽい森林風景だな

沢に着く だいぶ標高下がった

中間地点か

あとはこんな広くて歩きやすい沢沿い

こんな橋渡ったり

滝壺に落ちないように

ランナーもちらほら

分岐はところどころあるけど、案内板通りに進めば問題はない

もうすぐ旅も終わりか

出口とみせかけ、大倉ビジターセンターへは一旦山に入る分岐

獣侵入防止柵 これが人間界と魔界の境目だ(笑)

人里近い

無事下山に安心

駐車場に戻りました!

おっと、最後に

丹沢クリステルに挨拶
O MO TE NA SHI
丹沢山は美しい自然で皆さんにおもてなしいたします♪
おつかれさまでしたーー

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え 地図
コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ツエルト
健康保険証 ホイッスル 医療品 熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー 非常食
行動食 テーピングテープ ストーブ 燃料 ライター カップ
クッカー

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登った山

蛭ヶ岳

蛭ヶ岳

1,673m

丹沢山

丹沢山

1,567m

塔ノ岳

塔ノ岳

1,491m

鍋割山

鍋割山

1,272m

鳥尾山

鳥尾山

1,136m

新大日

新大日

1,340m

三ノ塔

三ノ塔

1,205m

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