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三条の湯から雲取山、富田新道を経て日原へ下山

雲取山( 関東)

パーティ: 1人 (しげ さん )

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行程・コース

天候

一日目:晴れ、2日目:曇りのち晴れ、

利用した登山口

お祭   小川谷橋   東日原  

登山口へのアクセス

バス
その他: 往路)奥多摩835→お祭り916、
復路)東日原1450→奥多摩1517、

この登山記録の行程

【1日目】
お祭(09:20)・・・塩沢橋(10:31)[休憩 10分]・・・後山林道終点(11:39)[休憩 10分]・・・三条ノ湯(12:10)

【2日目】
三条ノ湯(05:00)・・・三条ダルミ(07:38)[休憩 5分]・・・雲取山(08:18)[休憩 75分]・・・小雲取山(09:47)・・・富田新道入口(野陣尾根取付)(11:50)・・・大ダワ林道分岐(12:16)[休憩 10分]・・・八丁橋(13:20)・・・小川谷橋(13:44)・・・東日原(13:55)

コース

総距離
約27.5km
累積標高差
上り約2,942m
下り約2,887m
コースタイム
標準10時間35
自己9時間55
倍率0.94

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

11月下旬の連休、快晴となり、奥多摩駅は奥秩父の最終版の紅葉を愉しむハイカーで混雑。8:25頃に鴨沢西行きの臨時便が出てそのあとの定刻8:35の丹波行きバスも乗り切れないハイカーが出る状況でした。今回はお祭りから後山林道を経て三条の湯にテント泊。翌日、雲取山を目指し小雲取山から富田新道を通って日原へ出るコースです。
後山林道にはまだ紅葉しているカエデ類が残っていて、快晴の青空に映えてキラキラ輝いていました。何度も立ち止まって写真に収めては歩き出しの繰り返し。それでも道はよく整備されていてとても歩き易くコースタイムよりも早く三条の湯に到着しました。片倉橋ゲート前には駐車できるスペースがあって一般車両も数台停まっていました。林道も広く一般車でも気軽にアプローチできそうです。この林道は約10㎞あって、後半は少し飽きが来ます。林道終点からようやく山道らしくなり、約30分ほどで三条の湯に到着です。山小屋は登山道よりも少し登った高台に道沿いに横に長く建っています。温泉小屋もその一角に見えます。一方のテント場は、メインのエリアが沢へ降って橋を渡った平地にあります。橋を渡る手前にも狭いですが数張り程度のテント場がありますが、ここは日陰で寒々してました。小屋には12時過ぎに到着しましたが、すでにテント場には7張り程度テントが見えます。連休初日のこの日、結局25張り程度まで増えたました。
山小屋の方も今日は満員だそうで、目的のお風呂は男女それぞれ焚いてくれたので、入れ替え時間を気にせず温泉を楽しむことができました。三条の湯のご主人は三代目だそうで、食堂に初代の写真と親切・清潔のモットーを掲げてます。食堂は小屋の食事時間以外はテント場利用客にも開放してくれていて、お風呂上りに休んだり自炊できます。受付にはキャンディーのサービスもあって、心配りがあります。水場は小屋とテント場に設えてありますが、トイレは小屋のみです。テント客は用を足すときは十分余裕を追って登って行かなければなりません。小屋入口の向かいにかまどが二基あって、夕方からしきりと薪をくべてご飯を炊いていました。
さて谷間にある三条の湯テント場は15時にもなると日も陰り、急に気温が下がります。テント場には木で作ったテーブルと椅子があるのでそこで早めの夕食。今回は普段使っているコッヘルで生米からご飯を炊いてみました。最初は強火でぐつぐついったら超弱火で約20分ほど炊き込みます。底の方が少し焦げましたが、おいしく炊くことができました。夜は雲が出て星空は叶わずでした。そのせいか夜中にテントの外に出たときは外気は思ったほど寒く感じませんでした。
明け方、テントは夜露でだいぶ濡れたので、こういう時、私は速乾性タオルで拭いてしまいます。出発は5時。小屋入口の向かいのかまどは既に勢いよく火が焚かれ、寒いので朝食を待つ人でにぎわっていました。三条の湯から三条ダルミまでは傾斜の緩い登山道が続きます。昨晩の雲と冷気が木々に霧氷を作ってあたり一面が銀世界。写真で見る雪山のようでした。気温は氷点下。ザックにつるしておいた速乾性タオルが凍って棒のようになりました。
三条ダルミから雲取山山頂まではこれまでと変わって急登になります。濡れたテントを入れたザックが体に堪えます。何度か休憩を取りながら山頂はまだかと思っていたら急に上の方が明るくなって、あっけなく山頂。午前8時過ぎ。すでに多くのハイカーが富士山を背景に入れて思い思い写真を撮っていました。この日明け方までは雲取山は雲に覆われていましたが、今は晴れて遠く南アルプスから富士山までがくっきり見えました。あたり一面銀世界。素晴らしい光景でした。
雲取山山頂の避難小屋に入ってうどんを作り、遅めの朝食。避難小屋の中は風が無いのでこういう時は助かります。
下山は石尾根を下り小雲取山から富田新道へ。最初はなだらかな気持ちの良い尾根道をゆきます。そのうち急傾斜となり足元が滑ります。登ってくる人は大変だと思います。日原川を吊り橋でわたり日原林道へ出ます。この林道も整備が届いていて、法面の落石防護柵がほぼ途切れなく張り巡らされています。林道も平坦で歩きやすいのですが、やはり距離があります。1時間半は歩いたでしょうか。14時過ぎにようやく日原到着です。途中、サルの群れに遭遇しました。
鍾乳洞バス停は土曜休日のバス便が無いため、東日原まで歩いてそこから奥多摩行のバスに乗車します。定刻までに時間が有ったのでバス停近く、通り沿い唯一といってもよい飲食店でラーメンとビールをいただきました。ちなみに日原鍾乳洞のバス停が土曜休日に運休となるのは、お店の人曰く、休日は鍾乳洞へ行き来する自家用車が多くバスがすれ違えないからだそうです。土曜休日こそバス利用客が居そうなものですが、便利なご時世、皮肉なものです。

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フォトギャラリー:6枚

後山林道の紅葉

三条の湯テント場 15時頃の様子 この後まだ増えました。

三条ダルミ近く 強い寒気の影響でこの辺りから樹木に霧氷がついて辺りは真っ白に輝いています

山頂から富士山を望む

山頂から石尾根を望む

富田新道(野陣尾根)と唐松谷方面を分ける道標。唐松谷コースは2018.5以降土砂崩壊のため通行できないとあります。

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装備・携行品

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登った山

雲取山

雲取山

2,017m

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