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蛭ヶ岳日帰りピストン6 源蔵さんと地蔵さん

蛭ヶ岳、臼ヶ岳、ミカゲ沢ノ頭( 関東)

パーティ: 1人 (鋸太郎 さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 神ノ川ヒュッテ駐車場(300円)

この登山記録の行程

神ノ川ヒュッテ0600……0650檜皮(ひわた)橋0651……0655堰堤分岐0655……0700源蔵尾根取付0700……0837丹沢主稜0837……0841金山谷乗越0841……0903神ノ川乗越0903……0927臼ヶ岳0927……0952ミカゲ沢ノ頭0952……1040蛭ヶ岳1105……1148地蔵尾根分岐1148……1246鉄剣1248……1405岩水沢1405……1432堰堤分岐1432……1520神ノ川ヒュッテ

コース

総距離
約16.0km
累積標高差
上り約2,071m
下り約2,063m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

神ノ川ヒュッテから源蔵尾根経由で蛭ヶ岳に登り、地蔵尾根経由で降りました。
厳密にはピストンではありませんが、日帰りでしたのでシリーズに加えた次第です。
  
地蔵尾根の降りはかなりしんどかったです。
蛭ヶ岳南尾根の降りが可愛く思える程でした。
(厳密には南尾根は雪山でしたから、また違うでしょうが)
浮石・枯葉・掴んだ瞬間に折れる枯れ枝のラッシュの上、倒木や伸びた枝が行く手を結構塞いでくれていますので、「焦ったら負け」の神経戦でした。
  
実際1159Pを越えた辺りで方向を見失い、尾根の右を進まなくてはいけないところを左に降りてしまい、セルフビレイ取ってしばらく地図とにらめっこしましたが、尾根に復帰するには結構フリークライミングしましたよ。
  
一方源蔵尾根は、登りでは特に難しくありませんでした。
ただ支尾根が多いので、こちらも降りは相当神経使うでしょうね。
1244Pまでは登りっ放しですが、そこから主稜まではいくつかアップダウンがあります。
崩壊地も現れまくりです。
  
尚、堰堤の取り付きが分かり辛かったので、写真の最後にまとめたものをアップしました。
ご参考になれば幸甚です。
  
  
ともあれ一年の締めはやっぱりお師匠さん足る蛭ヶ岳。
これは年初に決めていました。昨年もそうでしたしね。
今年も山荘に気持ちばかりの差し入れをさせて頂きましたが、自分からすればお供えみたいなものです。
  
来年も安全で楽しい山歩きが出来ます様に。
  
--------------------
(追記)
山と渓谷2019年1月号のP149に、本山行と全く同じルートを計画して遭難された方の記事が載っていました。
曰く、
「いくら体力があっても、登山歴2年程度で地蔵尾根へ単独下山しようとすることに、山の怖さを知らない稚拙さがあります」
うは。稚拙なんだわたし。耳が痛いです。
  
もちろん経験年数が全てではないでしょうが、時間が一番万人向けの尺度ですしね。
記事には概ね同意です。
  
にしてもタイムリー過ぎる……。

続きを読む

フォトギャラリー:87枚

神ノ川ヒュッテには5:30頃に着きました。
仮眠はせずに出発します。

神ノ川林道のゲートです。

入口付近はきちんと舗装されていますが

すぐに丹沢の林道である正体を現します。

どうしたの?
「ご主人さまを待ってるの」

妙に近代的な鉄橋が!
「檜皮橋」で「ひわたばし」だそうです。

林道と分かれて尾根取付へ向かいます。

すぐに現れる何気ない道ですが

重要な分岐でした。

往路は源蔵尾根を選びました。

堰堤を渡って、少しヤブを漕ぐと

「らっしゃい!」
あ、今日は宜しくお願いします。

大体こんな感じの尾根道です。

因みに尾根に登った直後の振り返りですが

降りは十分に注意しないと、×に吸い込まれると思います。

1244Pまでは尾根を外さなければ難しくありません。

背の高い山に日が当たり始めました。

蛭ちゃんだー!

崩壊崩壊

また崩壊。

北から登っていますので、8時過ぎにようやくお日さま。

1244Pに着きました。

アップダウンが始まります。

霜柱は多かったですね。
なおこの日の山頂の気温はマイナス12度だったそうです。

標識はほぼゼロですが、テープは多かったです。

倒木も多く、1244Pから主稜までは結構大変でした。

崩落ー。

それでもトラロープなどを頼りに

主稜線に着きました。

では蛭ヶ岳を目指しましょう。
金山谷乗越です。

臼ヶ岳が見え始めました。

神ノ川乗越です。
考えてみれば今日始めてまともに神ノ川を見た気がします。

臼ヶ岳に着きました。

ここまで来れば、蛭ヶ岳ももう少しです。

お隣はミカゲ沢ノ頭です。

西沢堰堤群。

ミカゲ沢ノ頭に着きました。
相変わらず標識ないですねー。

さあ西から登る蛭ちゃんの最後の関門、鎖場です。

でもここは振り返って見る富士山と檜洞丸が最高なんです。

良い天気になりました。

熊木沢です。
山を縫って、丹沢湖まで続いています。

着いたー!

8度目の蛭ヶ岳です。

ん?

玄倉林道はまだ通れないみたいですね。

でも良い天気です。
丹沢は冬が一番だと思います。

丹沢主脈。

輝く伊豆大島。

宮ヶ瀬湖の向こうに関東平野。

米軍機慰霊碑もひなたぼっこ。

さて!
今日はカレーを食べに来た訳でもあります!

同時にご主人にご挨拶方々、差し入れなぞをさせて頂きました。

南アルプスはもう真っ白ですね。

それじゃ姫次方面から下山しましょう。

直後に気付いたのですが、

ズーム!

さらにズーム!
檜皮橋が見えるんですね。
あそこまで頑張るぞ!

長い階段を下りて地蔵平。

こそっと「こっち……」と言ってきます。

主脈の道から西に折れて地蔵尾根に向かいます。

少し進むともう一枚がごあいさつ。

ただしこれ以降標識はありませんでした。
その代わり、テープはこれでもかと言うほどありました。

基本ヤセ尾根、急斜、

好き勝手に伸びた枝軍団の尾根です。

クライムダウンの様に降りていく箇所もひとつふたつではなかったです。

どう考えても巻いて欲しい岩稜ピークも結構そのままです。
両端切れ落ちているので、巻き道も作れないのでしょう。

鉄剣登場!
なむなむ。

次いで造林小屋跡地のワイヤー群登場!

のんびりした場所だと思うでしょ。
かなりの斜面なんです。

テープとロープがなかったら、簡単に諦めて沢筋に降りてしまいそうです。

最後もほとんどクライムダウン。
背中向けて降りて行きました。

やっと河原だー!

降りきったー!

すぐに渡渉した後、あとはずっと左岸を歩いていきました。

岩水沢と彦右エ門谷の合流地点付近では、まずヤブ漕ぎしながらひとつ目の堰堤の上に立ち

右岸のステップを登ってふたつ目の堰堤の上に立ちます。

ふたつ目の堰堤には上流に下りる階段がありますので

それを使って彦右エ門谷の左岸に渡ります。

あとは林道に向かう道を登っていきます。

北西からの蛭ちゃん。
また来るよー。

最後に神ノ川林道を

崩落箇所を横目に戻って行きます。

「ここは俺が引き止める!」
任せた!

無事神ノ川ヒュッテまで戻って山行終了です。
大変でしたー!

堰堤付近のまとめです。

なお、今回は世間様へのせめてものつぐないとして、道中ゴミ拾いもしてきたのですが

檜皮橋にあった鍋の跡。
これ放置して行くかー!

すべての写真を見る

装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ 着替え 地図 コンパス
ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ 修理用具
ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品 熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー
非常食 行動食 テーピングテープ 軽アイゼン トレッキングポール 燃料
ライター カップ
【その他】 モバイルバッテリー、2バンドラジオ、予備ヘッドライト、風力計、セルフビレイコード、アマチュア無線機

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登った山

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