行程・コース
天候
一日目 晴れ一時曇り 二日目 曇りのち晴れ
登山口へのアクセス
その他
その他:
JR大糸線白馬駅より路線バス、八方アルペンライン(ゴンドラ、リフト)で八方池山荘まで
この登山記録の行程
八方池山荘(1830m)・・・第二ケルン(2005m)・・・八方池(2060m)・・・丸山ケルン(2430m)・・・唐松岳頂上山荘(2650m)・・・唐松岳(2696m)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
日本アルプス初登山には唐松岳を選んだ。日々のライブカメラを見ている白馬岳に思いは強かったのだが、やはり不安もあり、八方尾根ルートで山荘一泊とした。この夏の天候不順で一週間遅らせた結果、当日はまずまずの天気であった。八方池からの白馬三山は雲に隠れていた。しかし間近にせまる三千メートル高山の山肌には圧倒された。
八方池から先もさすがに登山者は多く、丸山ケルンで休憩。不帰ノ嶮から白馬岳は雲に隠れていた(下山時は見ることができた)。下調べでは唯一の危険個所かと思われた桟道をなんなく超えると、意外に早く山荘に到着。まずはチェックインしてザックを下ろし外に出たが、五竜岳方面にまで雲がかかっている。しばらくすると唐松岳の雲が切れてきたようで登頂決行。20分ほどで頂上に着くもそこは完全に雲の中。なので高度感もさほど感じなかった。夕食後には雨まで降ってきて二階の喫茶店で熱いコーヒーをいただいた。夜になっても雲は晴れず。こりゃ星空はむりかな。それでもなかなか寝付けず、外へ出てみるものの山荘の周囲はガスで真っ白。ところが25時頃、雲の切れ間から星空が広がっていた。天の川もしっかり見えていた。少し眠って夜明け前に外に出ると、日の出を見に行く人たちが支度をしている。聞くと山荘裏のヘリポートの高台まで行くとのこと。残念ながら濃い霧と雲で日の出をおがむことはできんかった。
このコースはもちろん景観もよいが高山植物の多さも見どころ。こちらは曇っていてもだいじょうぶ。よくこんな厳しい所で咲いてるねと感心しては写真を撮るのだが、ザックの重さがじわじわ効いてきて、しゃがむ度に足腰に負担がかかる。八方池までくると大勢の観光客であまりゆっくりもできず、そそくさと下山して露天風呂のある「おびなたの湯」へ行った。
短い山行だったが、自分なりの目標はこなすことができて満足のいくものだった。