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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 「あおみな」第二駐車場に十数台駐車可。

この登山記録の行程

出発点「あおみな」(9:30)・・・大高森山頂(9:45)【休10分】・・・大高森薬師堂(10:00)・・・奥松島縄文村資料館(10:11)・・・医王寺(10:20)・・・里浜海岸(10:25)・・・波津々浦(10:59)・・・月浜(11:16)・・・稲ケ崎公園(11:35)【休30分】・・・新浜岬(12:22)・・・観音寺(12:44)・・・大高森山頂(13:10)【休10分】・・・到着点「あおみな」(13:34)

コース

総距離
約13.2km
累積標高差
上り約657m
下り約657m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 オルレとは韓国済州島の方言で、「通りから家に通じる狭い路地」という意味だという。それがトレッキングコースの代名詞として使われるようになったとガイドブックに記してある。
 今日は宮城オルレの奥松島コースを歩く。今年最初の山歩きだ。山歩きと言っても、最高到達点が標高105mの大高森なので、ハイキングと言った方がいいかもしれない。総歩行距離は約10kmだそうだ。

 スタートは「あおみな」である。奥松島観光物産館の愛称らしい。オルレを歩く人の駐車場は奥にある第二駐車場となっている。
 9時半に「あおみな」を出発する。階段を上って大高森山頂を目指す。凝灰岩質の道にはきちんと段差が付けられている。観光用の参道のようだ。周囲はアカマツの林で、林間から海が見える。

 大高森山頂には15分ほどで着く。絶景が広がる。松島湾から蔵王連峰、反対側には石巻の海。360度の展望である。海の青が美しい。
 15分ほど景色を堪能し、いよいよオルレに足を踏み入れる。大高森から下ると嵯峨見台への分岐点があるが、そちらへは曲がらず、もう少し下って縄文村への道を左折する。赤と青の2本のひも、そして赤と青の馬形が道しるべである。青は順路、赤は逆路を示しているらしい。

 10時に薬師堂を過ぎる。だいぶ古くなっていて補修が必要なようだ。
 切り通しのような道は風情があってよい。わずかだが椿の赤い花が咲いている。日陰に雪が残っているところもある。薬師堂からは10分足らずで見晴らしが開け、奥松島縄文村資料館が見えてきた。内湾に浮かぶ島にある赤い鳥居が目に入る。
 資料館を過ぎ、集落に入って坂を上ると医王寺に着く。境内にある2本の巨木が素晴らしい。1本はイチョウ、もう1本はカヤである。医王寺から里浜海岸までは集落を横切って行く。パーマ屋の看板がレトロでよい。このあたりは小高い丘となっているので、津波の被害が少なかったのだろうか。

 里浜海岸から階段を丘に上がり、祠を右に見て下る。縄文海進の前、丘は島で、下に広がる畑は海面下に沈んでいた。そんなことを考えながら集落を過ぎ、畑を横切って波津々浦に着く。ここは堤防で囲まれた内湾である。
 内湾を回って陸路に入り、「陸の松島」を歩く。畑とかつての島の景色は、畑を海に見立てればよい。そこに今の松島の風景が現れる。

 11時16分に月浜に着く。小さな漁港でもあり、波の穏やかな海水浴場でもある。ここも津波の被害は甚大だったのだろう。民宿は2軒に減っていた。
 ここから稲ヶ崎公園に至る道は、順路と逆路が交錯していささか混乱した。11時35分、小高い丘にある公園に着く。ここからの眺めは素晴らしい。右手に松島湾、左手に石巻方面と左右に広がる景色を楽しんで、30分ほど休憩した。
 休憩後、月浜に下り、漁港の桟橋を歩いてオルレに戻り、新浜岬に向かった。民宿脇を行くのだが、この道が細く、オルレの馬の道標の意味も十分には理解していなかったため、いささか不安になったものの、道筋がしっかりしているので新浜岬には無事に到着した。

 新浜岬からの眺めは爽快である。私の独断で言えば、大高森、稲ヶ崎公園、新浜岬が、眺望のよいポイントベスト3になるだろう。ただし、新浜岬からさらに進んで岬の突端に行くのは止めた方がいい。切り立った足場にかすかに道はあるが、バランスを崩せば冷たい冬の海へ真っ逆さまである。
 新浜岬からは湾岸を進んで内陸部に入り、12時44分に観音寺入口に着く。ここからは歴史を紡む林道に入る。モミの道から椿の道に変わり、それほど遠くない昔、ここは生活の道として使われていたことが分かる。

 アカマツの道から竹林に入ると傾斜が急になり、左手の展望が広がると、大高森の山頂は近い。13時10分に山頂に着き、15分ほど休憩して「あおみな」に下る。
 13時10分に駐車場に着く。内湾に降り注ぐ日差しは穏やかである。

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大高森

大高森

106m

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