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奥松島オルレ+嵯峨渓(岬と浜を巡る)2020

宮城オルレ 奥松島コース( 東北)

パーティ: 1人 (ブナ太郎 さん )

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行程・コース

天候

晴れのち曇り

登山口へのアクセス

マイカー
その他: あおみな第二駐車場に30台ほど駐車できます。

この登山記録の行程

あおみな(9:25)・・・大高森(9:34)【休憩13分】・・・室浜(10:47)・・・大浜唐船番所跡(11:27)・・・乙女ヶ浜(12:10)【休憩25分】・・・萱野崎(12:50)・・・新浜岬(13:38)・・・稲ヶ崎公園(13:55)【休憩3分】・・・波津々浦(14:12)・・・タブノキ(14:27)【休憩15分】・・・里浜貝塚(14:59)・・・あおみな(15:31)

コース

総距離
約16.1km
累積標高差
上り約1,011m
下り約1,009m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

  12月には珍しい暖かさとなった24日、久しぶりに海沿いの道を歩くことにした。
  12月の青い空と紺碧あるいはエメラルドグリーンの海の組み合わせは、この時期特有の爽やかさを味わわせてくれるはずである。
 今年の12月は、例年にないほど寒い日が続き、脊梁山脈に近いところでは大分雪が積もっているだろう。今日は気温がぐっと高くなっているので雪崩の心配もある。
 そんなことから2年ぶりに「宮城オルレ奥松島コース」を歩く。大高森からは松島湾を挟んで、冠雪した船形連峰や蔵王連峰を見ることができるかもしれない。

 先回は案内通り、順路を一周した。反時計回りである。
 今日はその反対に、時計回りで歩く。ただし、一周10kmではちょっと足りないので、今回は東北自然歩道を組み合わせ、嵯峨渓の絶景を真下に見ながら海沿いの山陵を萱野崎まで辿る。ここに行くには、大高森から歴史を紡ぐ林道に入り、下って観音寺に出、そこから少し進んで左折してオルレコースを外れて室浜に向かうことになる。室浜からは東北自然歩道に入る。

 このコース取りは、人の生活の匂いがする地区を最後に回す、自然度優先の道筋となる 。
 歴史を紡ぐ林道の椿林も良いのだが、東北自然歩道は左側の切り立った崖の向こうに石巻湾と牡鹿半島を常に眺めながら歩く、さらに素晴らしいコースである。カモメの鳴き声を聞いたり、眼下の海で漁をする漁船が見えたり、石巻の大昭和製紙工場の煙を見たりしながらの漫歩は、オルレのルートとは一味違った味わいがある。
 萱野崎など、脇道から突端に出るところがいくつかあり、突端から絶景が味わるが、高度感が凄いので、高所恐怖症の人は脇道を避けた方がいいかもしれない。

 もう一つ、乙女ヶ浜もオススメである。人家はなく、人もいない、まるでプライベートビーチのような別天地だった。湾の向こうに浮かぶ波島には灯台が立ち、そうした風景を、いつまでものんびり眺めていたい気分になった。ここでお昼、というのは最高の選択だった。

 宮城オルレ 奥松島コースは、冬場のお散歩にはオススメのコースである。最後に歩いた貝塚や集落はなぜか懐かしく、見事なタブノキ、イブキ、カヤの木なども素晴らしく、歴史の重なりを感じた。
 それぞれの岬から見た、断崖や深い色合いの海、遠くの水平線やその手前に浮かぶ船、そして湾の向こうにうっすらと浮かんでいた船形連峰など、眺望はまさに絶品で、枚挙に尽きないほどの景色を堪能した。

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登った山

大高森

大高森

106m

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