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蛭ヶ岳日帰りピストン8 キミの主人を探しに

蛭ヶ岳、早戸大滝、市原新道、雷滝( 関東)

パーティ: 1人 (鋸太郎 さん )

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行程・コース

天候

曇のち晴 北斜面では雪ちらつく

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 本間橋……。

この登山記録の行程

本間橋0612……0618魚止橋0618……0637伝道0637……0651造林小屋0652……0731雷平0735……0812早戸大滝0814……0818本谷沢合流点0818……0856本谷沢1078m支流分岐点0856……1021丹沢主脈1550P1021……1037不動ノ峰1037……1047棚沢ノ頭1047……1102鬼ヶ岩1102……1127蛭ヶ岳1153……1218市原新道慰霊碑1218……1338雷滝1338……1358雷平1358……1428造林小屋1428……1439伝道1439……1450魚止橋1450……1457本間橋

コース

総距離
約12.3km
累積標高差
上り約1,640m
下り約1,638m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

早戸大滝から本谷沢と無名の尾根を詰めて主脈に至り、蛭ヶ岳から市原新道経由で戻りました。
今回もピストンと言いつつ周回です。
  
今回は派手なバリエーションを歩いていますが、一応理由もありまして。
ルートと呼ばれる線上には形跡、痕跡がなさそうなので、迷い込んだらこちらかなと仮定しました。
継続中事案かつ当事者ではないため、これ以上は何ひとつ語れませんが、同時に大して役にも立てませんでした。
  
登山届は必要ですね。
私は必ず提出していますが、今回の様な変な計画ですら、提出の上ほぼ愚直に行程を守っています。
  
ネットで出すのが主流かと思いますが、同時に印刷物も3枚は用意すべきとレスキューの師匠に教わりました。
1枚は家族に、残り2枚は持参。
なぜ2枚かと言うと、負傷で動けなくなった時、1枚は誰かに委ねられるからだそうです。

(追記)
2019/3/10に発見されたそうです。
ご冥福をお祈りします。

続きを読む

フォトギャラリー:81枚

早戸川から主脈に出るルートはいくつかありますが

今回はまた変な所を歩いています。

夜明け直前の蛙沢平。
3回連続で本間橋からの山行となりました。

魚止橋です。

今日は時間が惜しいのでショートカットしました。

今回はアマ無線機の受信状況も道中確認しました。
やっぱり川沿いや沢スジは弱いです。
なぜか栃木や茨城からの入感が多かったです。

伝道。
ここからの山越えを無視して早戸川沿いを歩こうとすると、最低腰まで水に浸かる事になるそうです。

早戸大滝の上に今回遡行した本谷沢が書かれています。

で、尾根スジをまず登り

おはようございます。
「最近よく来るねえ」

下のハシゴは言わば旧道。

この金具で上り下りしてたのか……。

最初の渡渉です。
今日は少し水量が多かったので大変でした。

渡渉後、下流も見てみました。
多分、警察の方がしっかり見ていると思いますが。

では河原を歩いて行きます。

雷平に着きました。

本谷沢の左岸に渡って

早戸大滝を目指します。

小さな淵はできるだけ全部見ました。

早戸大滝に着きました。

見える範囲で滝壺を確認します。

先月末には氷瀑だったそうですが、もう融けていました。

大滝沢の出合まで戻って、本谷沢を詰めます。

基本ゴロゴロですが水量も豊富。

てことで淵を確認しながら登ります。

同時に主に右岸に流れ込む沢スジもできるだけチェックしていきました。

スラブ状の大岩。雪ついてるし自分ザン靴(登山靴)だし、遠慮します。

小さな淵は多かったです。

沢もかなりあったと思います。

とにかくゴロゴロ系。

これ、遠目にトロ箱だと思いました。

尚も周囲に注意しながら登っていきます。

凍った沢だー!

合流点までカチンカチン。

凄いのがいた。
通過します。

さて、これ以上詰めると大滝新道からかなり逸れますので、

スラブ状の大岩のある支流スジに方向を変えます。
1078m付近の支流です。

ただ沢スジ本体はよじ登るのが大変そうだったので

すぐ右の尾根スジを無理矢理登りました。

以降、尾根と沢の中間くらいを主脈に向けて遡行して行きました。

その後も二股がある度に、できるだけ大滝新道に沿う形で渡っていきましたが

源頭部に近付くに連れて、沢スジは深く、数も多くなってきました。

ので自分の安全のためにも、尾根スジに乗って、見える範囲で沢スジを確認することにしました。

大滝新道が走っている尾根だと思います。

こちらはこちらで三点確保で登っていきます。

ズリ落ちたらどこまでもですが、難易度はそれ程高くなかったと思います。

主脈が近付きました。
この頃には何か感覚が麻痺して、二本足で歩けるところ=緩やかなところとなっていました。

主脈に出たー!
大滝新道入口より若干蛭ヶ岳寄りでした。
1550P、箒杉沢ノ頭です。

エビのしっぽが少しだけありました。

それでは蛭ヶ岳に向かいましょう。

鬼イチャン。

あと少し。

着いたー!
10回目の蛭ヶ岳です。

10回記念て事で三角点。
三等三角点「蛭ケ岳」ですが、亡失扱いとなっています。

カレー(ご飯半分)を食べつつ山荘のご主人にも情報を確認しましたが、スタッフの方々共々、残念ながら特に思い当たる節はなかったそうです。

それでは下山しましょう。

市原新道でまっすぐ降ります。

市原新道にある慰霊碑。
下山時、30分以内にこれを見つけられなければルートミスの可能性が高いそうなのですが、ぶっちゃけ小さいですよね。

崩落地。今回一番怖かった箇所です。
崩壊面か凍った斜面か。
究極の二択です。

自然保護看板。
前回も立て掛けた気がします。

丹沢三峰。

市原新道は霜柱融解後のグニグニがひどく、歩きづらかったです。

植林帯脇の長い鹿柵沿いまで出れば、道は間違っていません。
ただ急斜に「ズルズル滑る泥」か「カチコチに凍った氷」、どちらか選べ状態でした。
ほんと降りにはドSなルートです。

なんか木に揺れている。

案内お皿だ。
随分字が薄くなってしまったなあ。

雷滝上部の小さな滝。

ヘビの様な流れです。凄い。

下からは見えない雷滝上部の流れ。

雷滝本体です。
滝壺もよく目を凝らしました。

それでは原小屋沢沿いに帰りましょう。

雷平まで戻りました。

へつって

造林小屋「……顔見りゃ分かるな」

伝道。後は林道歩きです。

魚止堰堤。昭和45年製。

魚止橋まで戻りました。
その先に、故障してまで動かずに主人を待っている子が見えてきます。

……それでね、結構頑張ってみたんだけど、残念ながらキミの主人は見つけられなかった。

おみやげは相模原のプリンと厚木のどら焼きだよ。

「……見つかるといいね」
そうだね。本当にそう思うよ。

尚今回、防寒テムレスをデビューさせましたが、かなり使えました。
内側は汗で濡れていても、まったく冷たい思いをしませんでした。

その代わり、チェーンスパイクが切れてしまいました。
多分、力量以上の山行だったのだと思います。

すべての写真を見る

装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ 着替え 地図 コンパス
ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ 修理用具
ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品 熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー
非常食 行動食 テーピングテープ 軽アイゼン GPS機器 ストーブ
燃料 ライター カップ カトラリー
【その他】 モバイルバッテリー、予備ヘッドライト、2バンドラジオ、風力計、ヘルメット、シットハーネス、ロープ(8mm×30m)、カラビナ、クイックドロー、スリング、ATCガイド、ウエビング、スカイフック、ハーケン、プルージックコード、ビレイコード、ピッケル、ナッツ、予備手袋×2、アマチュア無線機

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登った山

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