• このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

嵯峨山~三浦三良山~梨沢大塚山~房州アルプス

水仙ピーク、嵯峨山、三浦三良山、梨沢大塚山、無実山、房州アルプス、ばんや( 関東)

パーティ: 1人 (目黒駅は品川区 さん )

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

行程・コース

天候

曇り

登山口へのアクセス

電車
その他: 往路:目黒4:54→山手線→東京5:13~21→総武線快速→君津6:45~48→内房線→保田7:34

復路:小保田13:04→鴨川日東バス→保田中央13:08→徒歩→ばんや13:20~14:40→徒歩→保田14:55~15:05→内房線→君津15:37~39→総武線快速→東京17:12~18→山手線→五反田17:32

この登山記録の行程

保田駅7:40→小保田バス停8:10→嵯峨山登山口8:24→スイセンピーク8:52→嵯峨山315.2m9:00~10→廃屋9:18→保田見峠9:42→三浦三良山281m9:47→梨沢大塚山234m10:13~23→梨沢集落10:36→房州アルプス登山口11:05→房州アルプス展望台11:28→無実山266.8m11:35~45→内台十字路11:57→道間違い20分→市井原分岐12:25→市井原バス停12:39→小保田バス停12:50

合計5時間10分

コース

総距離
約21.4km
累積標高差
上り約1,140m
下り約1,114m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

2月16日(土)は、長瀞アルプスに続いて、千葉の房州アルプスに行って来ました!

この山は、最新版の分県別登山ガイド『千葉県の山』だと、水仙で有名な嵯峨山や三浦三良山と一緒の地図に載っているので、全部まとめて一回りしてみました。山奥の割に道が平坦で良いので、意外と楽に回れます。でもちゃんとした標識があまり無いので、迷ったらその限りではありません。

実際問題として、最後にタルミ橋バス停に下山する予定が、道を間違えて保田見峠まで戻ってしまい、結局途中の分岐から市井原バス停に下りました。余裕で間に合うはずのバスがぎりぎりになって焦った!

でもなんとか乗れたので、帰りは漁協がやってる海の駅「ばんや」に寄って、温泉じゃないんですが風呂に入って飯食ってビール飲んで来ました!

房州アルプスには、内房線の保田駅から行きます。鋸南町の町営バスがあるんですが、それ使うとスタートが10時になってしまうので、朝イチの電車で行って最初に登る嵯峨山の最寄バス停である「小保田」までウォームアップ程度にジョギングして行きます。7時40分スタート、8時10分着、約30分。

行く道すがら、花の最盛期は過ぎたものの、水仙が結構咲いていました。あと河津桜や菜の花なんかも。

小保田バス停からは、もう少し舗装道路を上って、登山口まで行きます。ここには水仙畑の中に小さいながらも駐車スペースがあるんですが、水仙の最盛期はたぶん何かやってて停められないんじゃないかと思います。

まずは水仙畑の中の道を登って行きます。先週から千葉では雪が降ってるので、雪こそ残っていないもののぬかるんで滑って結構歩きにくいです。でもしばらく行くと、昔からの山道のような道に入り、歩きやすくなります。

この道を山の肩まで登ると、山道を離れて稜線に登るようにとの標識があるので、それに従いローブにつかまってよじ登ります。すると道は岩がちのやせ尾根になり、そこを登りきった石碑がある場所がスイセンピークです。

ここは以前は山の南斜面に一面の水仙畑があったんですが、全然無くなってしまいました。鹿か猪に食われたのかな?

そしてスイセンピークからしばらくアップダウンを繰り返し尾根を進むと、嵯峨山山頂315.2mに着きます。9時ちょうど到着。小保田バス停から50分。

嵯峨山山頂は南峰と北峰に分かれていて、石祠のある北峰から展望があります。でもどこがどこなんだかさっぱりわからず。

嵯峨山で休憩後、北側の踏み跡を下ります。ここも雪が降ったせいでぬかるんでいて滑りやすく、慎重に下ります。すると廃屋の庭に出て、その家の梅の花が満開の通路を下ると山上集落の家々を繋ぐ林道のような道に出ます。

この道を真っ直ぐ進み、2つ目の尾根を乗り越える場所が保田見峠です。峠名の標識はありませんが、「山中方面 梨沢橋方面」と書かれた標識があり、道の反対側の「鎌倉古道」と書かれた手書きの標識ところから山道に入ります。

この山道は平坦な非常に歩きやすい道で、終点の梨沢の集落まで続きます。鎌倉古道というより、生活道路としてずっと使われていたんだと思います。

山道に入ってすぐ左手のピークが三浦三良山281mです。踏み跡のあるところから、適当に上に上がると、山頂は平坦地になっていて、滅亡した三浦氏の主が房総に逃れてきて隠れ住んだ場所とか、里見氏が関所を置いた跡とか言われている見たいです。

三浦三良山から山道に戻ると、すぐ右側の上に登ったところに小さな大日如来の石仏があります。ついでなんで寄って行きましょう。

大日如来の石仏を過ぎたら、2km少々ひたすら歩きやすい山道を進みます。するとやや上り勾配が続いた先の左手に大塚山山頂への標識があるので、そこから山道を離れてピストン往復します。

梨沢大塚山234mの山頂には、浅間様の石祠を中心に大日如来など幾つかの石祠があり、山頂標識はありません。展望も無し。でも嵯峨山からちょうど1時間なので2度目の休憩をとります。

梨沢大塚山を過ぎると道は下り一辺倒になり、荒れた竹林を抜けると、害獣除けの電気柵のある棚田に出て、柵を跨いで下ると梨沢橋のすぐ側で梨沢の集落に出ます。10時36分到着。保田見峠から1時間かからずに着きました。

ここから房州アルプスの入口へは、梨沢橋は渡らずしばらく「七ツ釜」方面に進みます。この七ツ釜とは、千葉の沢登りコースとして名高い「梨沢七ツ釜渓谷」のことで、渓谷なんで途中から下る脇道に入って行ってしまうのですが、そこまでは一緒に行きます。

渓谷の道が分かれた後、もう少し車道を進むと、鹿原の集落に入ったところで道が2分するので、志駒方面に直進します。するとしばらく行った道が左に大きくカーブする角に「房州アルプス」の標識があります。そこが房州アルプスの登山口です。ひたすら上り勾配だったので、梨沢橋から30分もかかりました。

房州アルプスの道は、先ほど三浦三良山~梨沢大塚山の道が良いと書きましたが、さらに良いです。「どこがアルプスやねん!」と言いたくなるぐらい良い道が続きます。それもそのはず、ここは元々ゴルフ場を造成する予定で稜線に道を造ったものの、ゴルフ場は結局出来ずに道だけが残されたのを、地元の有志がハイキングコースとして整備したという場所で、道を造る過程で削られた岩壁があるぐらいであとは何もありません。

でもそういう場所なので、景色だけは結構よく見えます。特にちょうど真ん中あたりにある「地獄のぞき」と呼ばれる場所とその少し先の「房州アルプス展望台」と呼ばれる無名ピークからの眺めは絶品です。

その房州アルプス展望台から前方に見える樹木に覆われたピークの2つ目が、房州アルプス最高地点の無実山266.8mです。縦走路から少し外れたところにあり、三角点以外何もありません。展望も無し。でも梨沢大塚山から1時間ちょっと経ったし、この先何もないので三度目の休憩。

無実山でゴルフ場造成用に造られた道は終わり、後は普通の山道になります。特に悪い道ではないんですが、東側斜面をへつる箇所が多く、ここ1週間雪とか雨が多かったせいでとても滑りやすくなっていて、意外と時間がかかりました。

さらにその道をどんどん進むと、まず千葉名物のマテバシイの林が出てきて、続いて夏みかん畑に飛び出します。その先に1件人の住んでいる民家があって、少し下ると房州アルプスの標識がある交差点に出ます。ここが「内台十字路」で房州アルプスの出口です。11時57分到着。

通常はここから下の県道に下りて長狭街道の山中バス停を目指すのですが、下りてから山中バス停までが上りになるので、林道を直進してタルミ橋で長狭街道に出るコースで行きます。

ところがタルミ橋へ下る山道への分岐がわからず、はるかにオーバーランして朝通った保田見峠まで来てしまいました!内台十字路ではバスの時間まで余裕だったのにヤバ-い!ということになって一生懸命戻ると、途中にこれも見落とした市井原への分岐があり、そこから少し山道を下り、下の集落の道に出て、激走して長狭街道の市井原バス停に出て、でもここには鋸南町の町営バスしか止まらないから、結局朝登り始めた小保田バス停まで走って、何とか亀田病院~東京湾フェリーの鴨川日東バスの時間の10分少々前に到着。ふう~乗り遅れるかと思った。

バスに間に合ったので、帰りはこのエリアの定番である「ばんや」に寄って、風呂に入って飯食って帰ります。最近は駅の近所に「道の駅保田小学校」という廃校になった小学校の校舎を使った道の駅が出来て話題になっているので、そこでもいいんですが、飯はあっても風呂はない。

ばんやは保田の漁協がやっている海の駅で、保田駅手前の保田中央バス停から海岸沿いの道を10分ぐらいの距離にあります。風呂は沸かし湯で露天風呂もありませんが、その分570円と安く、高濃度炭酸泉にもなっています。まあ汗を流すだけなら十分。食堂は以前からあった本館の他に新館も出来て、混雑は若干解消されましたが、生け簀があった広い土産物エリアが無くなってしまったのが残念。

今回は電車の時間もあったので、比較的空いてた新館で本日のお勧めになっていた「大名天丼」なる物を食べました。大きなひな祭りのお盆のような物の上に、大盛りのご飯と巨大な天ぷらが乗っていて、最初に天ぷらを天汁につけて食べて、次は天丼のタレをかけて食べて、最後に残ったご飯と天ぷらをお椀に移してだし汁を入れてお茶漬けにして食べると良いですよと いった食べ物。3回に分けて食べるのに十分な量の天ぷらとご飯が盛ってあるので、かなり腹一杯になります。女性だと食べきれないかもしれません。

腹いっぱいになったところで速攻で保田駅まで戻り、各駅停車で君津まで行き、総武線快速に乗り換えて帰りました。


漁協直営食堂ばんや ~房総沖で獲れた新鮮な海の幸~
http://www.banya-grp.jp/

循環バス時刻表・ルート | 鋸南町(きょなんまち)
http://www.town.kyonan.chiba.jp/kyonan/categories/kikaku-04/

長狭・金谷線時刻表 鴨川日東バス
http://www.kamogawanitto.co.jp/wp-content/uploads/nagasakanaya-jikoku2018.4.1.pdf

続きを読む

フォトギャラリー:65枚

すべての写真を見る

装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
トレランシューズ バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え
地図 コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え)
健康保険証 ホイッスル 医療品 虫除け 熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー
非常食 行動食 テーピングテープ

みんなのコメント

ログインして登山記録にコメントや質問を残しましょう

登った山

房州アルプス

房州アルプス

267m

嵯峨山

嵯峨山

315m

スイセンピーク

スイセンピーク

300m

よく似たコース

嵯峨山 千葉県

スイセンの芳香漂う素朴な山里を訪ねる

最適日数
日帰り
コースタイプ
往復
歩行時間
2時間45分
難易度
コース定数
12
房州アルプス 千葉県

眺望を楽しみスイセン畑を訪ねる縦走コース

最適日数
日帰り
コースタイプ
縦走
歩行時間
3時間35分
難易度
コース定数
16
登山計画を立てる