行程・コース
天候
雪
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
R157から奥越高原県立自然公園へ向かう。キャンプ場への林道は入口からこの時期は除雪されていないため、国道沿いの取立山冬季駐車場に停める。10台以上は十分に停めるスペースあり。トイレはない。
この登山記録の行程
国道沿い取立山冬季駐車場(07:38)・・・直登・・・取立山駐車場(08:31)・・・直登・・・稜線沿い(09:46)・・・取立山(09:56)・・・途中のピークで折り返し(11:04)・・・途中で昼食(11:15~11:35)・・・取立山(11:59)・・・取立山駐車場(12:58)・・・料金所(13:09)・・・国道沿い取立山冬季駐車場(13:35)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
三連休最終日。
雪を求めて関東から遠征して来た先輩の為、昨日は鈴鹿山系は鎌ヶ岳と御在所岳に行って来た。とっておきの鎌ヶ岳だったので、もちろんそれはそれで楽しかったが、肝心の雪が堪能できたかと言えば、うーーんと言わざるを得ない。
そこで今日は、悪天候覚悟で福井の奥越方面を目指すことにする。目的地は取立山。コースは恒例の大長ピストン。ただし、出発時間が遅かったので、その時点で片道10km近くある大長には届かないと分かっていた。正直、取立に行くのであれば大長を目指さないと意味がないと思っていたが、フカフカの雪を見ていたらそんなのはどうでもいいかなと思えて来た。そもそもピークハンターでは無いので、自由に距離を歩ければそれでいい。
冬の取立山はキャンプ場の入り口から除雪されていない為、国道脇の駐車場に車を停めて、歩き出す。その分、夏と違ってお金は取られないのが利点か、、、笑。
最初からワカンを装着して雪の中に突入。割と締まっていて、これなら距離も歩けるかも知れない。登山口までの林道が長いので、直接、斜面を上がりショートカットをして行く。雪山の自由なところだ。
小さな山を一つ越えた感じで丘を上がりその先を見ると雪原と化した登山口の駐車場が見えた。登山届のある電話ボックスが半分ほど雪に埋まっている。個人的にはこの風景が結構気に入っていて、雪に閉ざされた取立山で、雪山をやる人のみを静かに迎えてくれるウエルカムゲートのように思える。
夏道はその電話ボックスの脇から入って行くが、冬道は自由に林を抜けて斜面を上って行く。夏道は九十九折に緩やかに上って行く為、あまり気にならないが、直登するとなると、結構な急斜面が待ち構えている。もちろん、夏道(林道)もうまく使って登ればいいが、なんとなく負けた気になるので、限りなく直登で攻め登る。
ワカンが上手く効かず、かなり大汗をかいたが、短時間で尾根に取り付く。経ヶ岳はガスっていて山の上部は隠れて見えなかった。
まずは、上に見えているピークを目指す。
ここまで来ると、今までのような極端な斜面はなくなる。上の方は木が少ないため、風が直接身体に当たって体感温度がどんどん下がって行く。雪も混じり前が見え辛くなって来た。天候的にも、なかなか楽しいシチュエーションだ。
手前のピークにたどり着くとあとは山頂まで比較的なだらかな縦走路となる。毎年ながら縦走路には雪庇が出来ていて、それに沿って縦走する形でなかなかカッコいいルートだと思う。
さすがに福井の豪雪地帯、奥越。これまで雪不足で不完全燃焼だったが、少ないなりにもどこを見渡しても雪、ゆき、ゆき。山頂のプレートも深い雪の下になっていた。
山頂からは、取立山の周回コースがよく見えた。でも、これから目指す大長の方はガスが濃くて手前の鉢伏山さえよく見えなかった。
吹雪はどんどん強さを増している。果たしてどこまで行けるかわからないが、とりあえず進んで見ることにする。山頂から急斜面を下って雪原に出る。まずは最初のピークを目指して歩いて行く。先客のトレースが微かにあるが、風雪でほとんど見分けがつかなくなっている。もともとラッセルが当たり前のコースなので、むしろ自由気ままに雪原歩きを楽しむ。もともとこのチーム、悪天候はあまり関係がない。違った意味で雪山(吹雪)が堪能できりると喜ぶくらいの感覚を持った人ばかりだ。
とは言え、今日は関東から遠征に来た先輩が帰る日。夜行バスで帰るまでの間、時間つぶしを兼ねて楽しく飲み会をすることになっている。あんまりゆっくりもしていられないので、適当なピークを今日のゴールとして折り返すことにする。冒頭、大長まで目指さないのは気にしないと書いたが、今まで大長を目指して途中で帰ることなんかなかっただけに、折り返すとなるとやっぱりどことなく悔しかったりする。
途中、吹雪を避けながら、木の陰で昼食をとる。今日は悪天候が分かっていたから、ジェットボイルは止めにして、お湯を使わなくていい食事にした。その分、スープくらいは飲みたいと魔法瓶にお湯を入れて来たが、作ろうとお湯を注いだら、すでにこの寒さでぬるま湯を通り越してほぼほぼ水になっていた。がびーーん。
せめて、今日の宴会は鍋でも囲みながら暖かい部屋でワイワイやることにしよう。
となれば、あとは急ぎ帰るだけだ。
かくして、大人の休日、山三昧は終了。それぞれ趣の異なる山で楽しかった。
なお、その夜の飲み会はビール一杯で撃沈しそうなところ、二次会まで行ってしまい完全燃焼。翌日、まったく仕事にならなかったのは言うまでもない。^_^
みんなのコメント