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銀杏峰 部子山は霧の中に

銀杏峰( 東海・北陸・近畿)

パーティ: 4人 (Yamakaeru さん 、ほか3名)

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 大野市「宝慶寺いこいの森」の公園&キャンプ場を目指す。キャンプ場まで除雪されている場合もあるが、今年は手前の林道までしか除雪されていないとの事。そうなるとできるだけ早めに向かって林道に縦列路駐することになる。もっとも、除雪されていても駐車場確保のための除雪ではないため、スペースはあまりないので、いずれにしても早めの到着がお勧め。いこいの森のトイレは、冬季は閉鎖中。

この登山記録の行程

宝慶寺いこいの森・手前の林道路駐(06:24)・・・登山口・・・羽衣の松・・・見返りの松・・・仁王の松・・・前山(07:56)・・・天竺坂・・・銀杏峰(08:48)・・・極楽平手前・迷走中・・・銀杏峰(09:34)・・・天竺坂・・・前山(10:17)・・・仁王の松・・・見返りの松(10:55)・・・羽衣の松・・・登山口(11:36)(昼食~12:04)・・・宝慶寺いこいの森・手前の林道路駐(12:17)

コース

総距離
約12.5km
累積標高差
上り約1,346m
下り約1,346m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

銀杏峰(げなんぽう)・部子山(へこさん)に関しては、毎回この書き出しで始まるが、福井でおススメの雪山を挙げるとしたら間違いなく「銀杏峰から部子山への縦走」を勧める。大雪原と化したなだらかな稜線を歩くコースは、まさに天空の楽園。他の山にはない贅沢さがある。
前日の夜、「除雪が登山口までされていない模様。急きょ1時間早める!」と4:00出発に早める旨、隊長より連絡があった。
当日の朝。「了解!」と返信をしたはずなのに、4時になっても迎えが来ない?
心配になって連絡を取りかけたところ、メールが届いた。「Qさんが、まだです。もう暫く待っていてください」とのこと。結局、20分ほど遅れて迎えがやってきたが、Qさんの姿はそこにはなかった。どうしたんだろう??
高速に入ったところでQさんより着信。「出発時間を勘違いしていた!」とのこと。急ぎ追いかけるとのこと。凄い熱意だ。自分なら、きっと遅れたと分かった時点で温かい布団の誘惑には勝てないと思う。笑
暗闇の中、登山口手前の林道に到着。事前の情報通り「宝慶寺いこいの森」の入口手前で通行止めになっていたので、先着の車に倣い通行の邪魔にならないよう路肩に駐車する。
まだ薄暗かったが、そのうち明るくなるだろうと、ヘッドライトを点けながらスタートを切る。今日は気温が上がると天気予報で言っていたが、その言葉の通り日の出前というのに冬とは思えない暖かい風が吹いていた。
登山口に到着。
アイゼンを履いている登山者もいたが、まずは様子見として、そのままツボ足で登っていく。ザラメ状の雪質で、足を置いた瞬間に崩れてしまい、かなり歩きにくい。朝一番でこの状態とは。下山時は、相当大変な思いをすることになりそうだ。
林道を横切り、尾根沿いに真っすぐ山頂へ向かって登っていく。この尾根沿いのコースは、登りの連続で身体を休める暇がない。特に、急登好きにはたまらないのが、前山の手前の急斜面。汗をかき登りきった後には絶景が待っているので、ぜひ負けずに頑張って欲しいポイントだ。
ペースを上げてガシガシと登っていく。
山頂の手前で急に雲がせり出してきた。登っている時から気になっていたが、麓は綺麗に晴れているのに、山頂方面には重い雲がどっしりと覆いかぶさっている。登りきる頃には晴れてくれているとよいが。。。
斜面が終わり、緩やかに水平移動へ。進むほどに霧の濃度が増して、足元のトレースを確認するのが精いっぱいになってきた。
やがて、ぼんやりと霧の中に雪のこんもりとした丘が見えてきた。銀杏峰の山頂だ。何やら見慣れない建造物があると思ったら、お地蔵さんが設置されていた場所に小さな小屋が立っていた。祠の修復のためだろうか。覗き込んでみたが、入り口には雪が張り付いていて、お地蔵さんや祠は確認できなかった。
晴れてさえいれば、唸るほど贅沢な眺望が楽しめるが、今日は全てが霧の中。仕方がないので山頂の看板だけを写真に収める。
続いて部子山を目指すが、風がかき消してしまったのか、先へと進むトレースが見当たらない。目印が無くなったので、記憶と感覚だけで先を進むが、何度も歩いているコースなので自信があったにも関わらず、稜線が広すぎて一度方向感覚を失うともうどこを歩いているか分からない。さすがにこのまま進んでは危険と判断して、部子山を諦めて潔く下山を決意する。
下山と決めた後は、気持ちを切り替えて素早く行動。霧の世界を抜けて、一気に色のついた世界へと戻る。
前山に到着。
山頂で「Qさんは今頃どこに?」と話題になった時、に「サプライズ好きだから、きっと反対側から登っていたりしてね?」と冗談交じりに話していたが、この時点で出会わないとなると、まんざら冗談ではないのかも知れない。隊長が送ったLINEがいつまでたっても既読にならないので、先ほどの濃霧を思い出して心配になった。
下山してから、いこいの森で昼食をとる。木陰に入らないと暑いくらいに陽射しが強い。そこへようやくQさんから返信があった。なんと本当に逆ルートで部子山に登っていたとの連絡。現在、部子山の山頂にいて、別パーティーが銀杏峰へ向かうからそれに同行させてもらうとの事。冗談交じりで言っていたが、まさかまさかの果敢な攻めに一同「おおーっ」と感嘆の声。結局、山で落ち合うことはなかったが、同じ山を題材に、それぞれ自由に過ごすのも大人の遊びとして面白い。でも、次回は一緒に登りましょう!Qさん。。。笑。

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装備・携行品

みんなのコメント

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  • ぜんぜん満腹にならなかったですね。

  • 山の欠食児童?だね。
    絶景とパウダースノーに飢えている。かも

登った山

取立山

取立山

1,307m

よく似たコース

取立山 福井県

ミズバショウの群生地と白山の展望が楽しみな山

最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
3時間5分
難易度
コース定数
17
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