行程・コース
天候
快晴・軽風、稜線・和風
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
長野自動車道の「松本IC」で降りて、国道158号線を西に向かいます。梓川に沿って登って行くと道が曲がり始めて、稲核ダム・風穴の里・水殿ダム・奈川渡ダムの梓湖と登って行き、前川渡トンネルを抜けて左折して「前川渡大橋」を渡り乗鞍を目指します(直進すると上高地の玄関「沢渡」です)。リゾート施設が出てくるとその先に「休暇村 乗鞍高原」が左に現れます。右手にも広い駐車場があります。「松本IC」から約41km・70分です。トイレは「休暇村 乗鞍高原」で借ります。
この登山記録の行程
休暇村乗鞍高原駐車場(06:35)・・・2本目リフトトップ(07:20)・・・3本目リフトトップ(07:50)・・・位ヶ原山荘分岐(09:15)・・・肩の小屋着(11:00)装備変更・・・肩の小屋発(11:15)・・・乗鞍岳山頂着(11:25)・・・乗鞍岳山頂発(12:50)・・・肩の小屋着(13:15)食事・・・肩の小屋発(13:30)・・・2本目リフトトップ(15:05)・・・休暇村乗鞍高原駐車場(15:30)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
「手軽に登れる3000m峰」の言葉が独り歩きしている「乗鞍岳」ですが、それは除雪が終り
山頂直下まで車で登れる時期の話しで、それでも一度荒れたら手におえない強風の山です。
厳冬期の「乗鞍岳」の強風は凄まじく、ビューフォート風力で17m/秒超は日常の世界です。
当然、まともに歩けませんし、トレースは一瞬で消えて、猛烈なラッセルで体力を消耗します。
「位ヶ原山荘」のHPで、12月~3月上旬は山荘からでも登頂率は50%行かないとあります。
2月から天気図等を見てきましたが、晴れでも20m/秒を超える風が普通に続く状況でした。
4月に入りスキー場の営業が終わると、リフトを乗り継ぎ、高度を稼ぐことが出来なくなります。
やっと日本が高気圧の大円形に包まれる日と、10m/秒以下の風と、週末が重なりました。
「位ヶ原山荘」に泊まって、その前後の日の天候次第で登頂を計画しましたが、なんと山荘が
休みになっていました。仕方なく、ゲレンデの下から3000m峰の日帰り登山を決行しました。
雲一つない快晴の中、ゲレンデ下の登り始めから、彼方に「乗鞍岳」のトップが見えています。
スキー場のゲレンデは上方に向けて段々と勾配がきつくなりますが、そこそこ締まっています。
4月17日に「三本滝」まで「乗鞍エコーライン」の除雪が完了する予定なので、すでに除雪が
始まっていて、雪の回廊の高低差を2度も通過する危険個所を過ぎると、リフトのトップです。
1時間10分かけてゲレンデ上部に到着し、ここから先は狭いツアーコースを登って行きます。
雪は深くフカフカの状態ですが、最初からスノーシューで登ってきているので快適に進めます。
しかし、快晴の中、まさかの軽風で汗が噴き出ますが、それでも気持ち良く登って行きます。
「位ヶ原山荘」への分岐を過ぎて直進すると大雪原に出ますが、なんと風が感じられません。
まるで初夏の雪渓を登るような感覚で大雪原を登って行きますが、広すぎて位置不明です。
前方のコルに「肩の小屋」を見定めますが、雪の中の、地味につらい登りが延々と続きます。
「肩の小屋」にスノーシューを置き、ここからアイゼン・ストック・ヘルメットで本丸に取付きます。
稜線に出てやっと風が出てきましたが、和風程度の風で、気持ち良く剣ヶ峰に登頂しました。
山頂で360度の大展望を楽しんで、名残惜しく下山しましたが、体力的にヘロヘロ状態です。
下山後、「休暇村 乗鞍高原」で温泉に入り、長く快晴・快適な山旅の汗を流して帰りました。
登山前の早朝に「休暇村 乗鞍高原」でトイレを借りたので、お土産も買いました。
フォトギャラリー:54枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル |
帽子 | グローブ | サングラス | 着替え | 地図 | コンパス |
ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | 修理用具 |
ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー |
非常食 | 行動食 | テーピングテープ | 軽アイゼン | トレッキングポール | GPS機器 |
ライター | アウターウェア | オーバーパンツ | バラクラバ | オーバーグローブ | 雪山用登山靴 |
アイゼン | ピッケル | スノーシュー | ヘルメット |
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