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遠すぎた北方稜線

毛勝山( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 3人 (よおいち さん 、ほか2名)

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行程・コース

天候

初日はれ二日目はれ三日目あめ四日目あめ時々くもり

登山口へのアクセス

バス
その他: 東京駅からJRバスで4/28AM6:00頃 富山駅南に到着。駅そばで軽く朝飯。コンビニ買い物・トイレ済ませ06:50あいの風富山で魚津まで。魚津で電鉄に乗換宇奈月温泉駅へ。電鉄はSuicaPasmoは使えない。宇奈月温泉からはタクシーで平和の像まで 約5000円程度必要

この登山記録の行程

コース

総距離
約20.7km
累積標高差
上り約2,394m
下り約2,398m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

4/28 09:00平和の像出発。(麓の宇奈月温泉駅からここまではタクシー:要予約宇奈月交通)林道をのぼり程なく第一登山口の看板、山道に入る。すこし登ると林道に出て第二登山口へ。ひたすら登る途中トイレが見える。この時点でまっしろな積雪あり。4月の降雪が結構あったようだ。トイレのまえが大きく平らなので一本休憩をとる。そこから少し長めのトラバース。斜面の下は切れ落ちていていたが新雪もあってかこの時は気にもしなかった。また尾根に上がってひたすらトレースをたどる。1500m付近に少し平らなところで4人パーティが休んでいた。聞くと剱まで行くと言う。我々も1本とってから彼等より先に出発。1600m付近でトレースは夏道をはなれ隣の尾根へ移動していたのでそのまま谷を降りて隣の尾根に取付く。長いのぼりが続きこの間二人の登山者とすれ違う。相当へとへとになったころ尾根のピークに達した。後ろの4人パーティはまだ夏道の尾根上にいた。この時点で14時ごろだっただろうか、ここから下ってもっと僧ヶ岳に近づくか・このあたりで幕営か少し検討し結局幕営となった。整地し張り終わった辺りで先程の夏道の尾根で4人パーティが幕営していた。その晩は軽く飲んでメシ食って(この日はカレー)早めに就寝した。
4/29 AM3時過ぎにめをさまし、ゆっくり支度してた。朝から好天で6時前に出発した。前僧ヶ岳・僧ヶ岳までは ほぼ登りっぱなし。9時には僧ヶ岳山頂到着。富山湾と白山とこれから向かう立山方面の景色を楽しみながら休憩を一本取った。天候は雲は多めながら晴れで昨日から灯に照らされつづけた私の顔はもうすでに赤かった。僧ヶ岳から鞍部まで標高を約100M下って鞍部、それからのぼりが続く。北駒ヶ岳の手前は結構立っていて雪壁にアックスをたてアイゼンを咬まして確実に登った。北駒からだらだらと下って、だらだら登りが500m程つづいてようやく平らな山頂に着く。駒ヶ岳山頂だ。この時点で13:00時。本日はどこまで行くかという話になり疲労からか敗退案が出てきた。
駒ヶ岳からの下りからわたしが先頭になった。左側には雪庇が続いていてあちこち大小のクレバスができていた。この辺りでトレースはクレバスを避け藪をはいったりでたりしていたので、藪を漕いだりしてけもののように進んだ。途中3人パーティに追いつかれたり先行したりした。1置時間ほど下りながら1769ピークの下ぐらいで少し早いが幕営することにした。整地を始めるとほどなく男性3名のパーティがすぎていった。続いて4人パーティが過ぎていった。このとき自分の顔を二度見されたが、それは真っ赤に焼けた私の顔に驚いたためであった。設営後は水を作り談笑し平成の最期を顔面を冷やしながら過ごした。
翌4/30は雨霧で天候はよくなかったうえに昨晩からの結構な雨音に気力が萎え気味だった。このこともあり停滞。一日中顔面を冷やすしながら平成の最期をラジオを聞きながら過ごした。やることもないので時折地図を眺めサンナビキやウドの頭・西谷の頭など地形を記憶し毛勝への天国の階段長い登りをイメージしていた。午後は雨がやむこともありテンバのメンテをしたりして早めに食事と酒盛りをはじめた。やがて平成がおわり令和が始まる。
5/1夜間は時折雨が激しく降ることもあったが朝になり小康状態になった。早朝決断することになる。このまま進めば予備食と予備日+1日で毛勝を越えて沢筋から下山でギリギリ、そして戻れない進むだけ。下山時の雪崩リスクを抱えて続行か下山か?・・・敗退を決定。あとは来た道を引き返すだけ。撤収中も下山開始も小雨だった。(5時ごろ撤収6時出発だったと思う)雪面が茶色く薄汚れた感じ、春に降った雪はこの雨でほとんど流されていたのだ。雪庇脇のクレバスも大きくなっているかもしれないので藪にも突っ込まざるを得ず、小枝や踏み抜きと格闘しながらすすむ。駒ヶ岳山頂では来るときは確認できなかった標識が見えそこで休憩(9時過ぎ)。この先夏道が見えてしまっていて、そちらから下る。前僧ヶ岳から少し下ると広めの斜面になり進行方向に注意し冬道をたどる。1633mピークから下って宇奈月尾根に上るのだが、下り斜面から宇奈月尾根の側面がぱっくりクレバスをこちらに見せつけ脅している。ちょっとワクワクしながら谷に突っ込み斜面をのぼり無事尾根筋にのる。敗退だけどちょっとしたことに楽しみを見出しながら下山を続けた。第三登山口のトイレを過ぎたあたりで携帯の電波をひろい宇奈月タクシーに迎えを頼んだ。16時頃平和の像に着くとタクシーは待っていて我々はそそくさを身支度を整えた。
麓の宇奈月温泉駅で合宿所のような宿をマコさんが探してきてそこに泊まった(ホステルしゅく)。風呂はないので向かいの『湯めどころ宇奈月』で打ち上げは定食屋『ささや』でシャバの飯をつまみに反省会をした。敗退は悔しいが、またチャレンジする楽しみが残ったと思うことにした。

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装備・携行品

ワカン
【その他】 冬山装備防寒生活用具各自、テントモンベルステラドーム4一式、ロープ8X30-2、簡易シットハーネス、ヘルメット、確保下降器、環付き含むカラビナ・スリング3~5、コッヘル小2、ガスノズル2、ガス台、ガスカートリッジ250X7・250X1、テント内マット2、ピッケルバイルストックワカンアイゼン、スコップ1・スノーソウ1、テルモス、プラティパスなど各自2、医療品テープ類、ラジオ、トランシーバー1VX-3、ヒトココビーコン各自、GPS、テントランプ、USBバッテリー、ポリ袋大、作業手袋、




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