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岡山県最高峰 後山修験道周回

後山( 中国・四国)

パーティ: 2人 (いずみやま さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

☀ 11℃

登山口へのアクセス

マイカー
その他: ルート429号から美作市東粟倉後山キャンプ場Ⓟ
30台程度駐車可 水場 トイレ有

この登山記録の行程

後山キャンプ場Ⓟ8:40→9:17女人堂→10:00奥の院10:11→11:43展望岩→12:00県境縦走路合流→12:13後山山頂お昼12:53→12:58分岐→13:13覗きの岩→13:56東山道分岐→14:10女人堂→14:36キャンプ場Ⓟ

コース

総距離
約6.1km
累積標高差
上り約1,233m
下り約1,232m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

↑893m↓869m 5:49 9,591歩?
岡山県最高峰の後山1,344mへ来ています。師匠が奥の院から修験の道を通って山頂へ案内してくださるのです。\(^o^)/(奥の院から先は一般登山道ではありません。十分な経験者とご一緒下さい。)

8時半に後山キャンプ場Ⓟへ到着、早速キャンプ場から道仙寺行者本堂奥の院に向け沢筋を登って行きます。最初のお堂は沢手前をトラバースする道沿いにあります。沢筋に降り、沢を渡ったお堂は、水行の休憩所になっています。

しばらく登ったお堂が「母御堂」(ははご)で、お不動さん・役行者とお母様が祭られています。女人結界門があり、女人はここまでしか登れません。

参道には丁目石があり、30丁目あたりから登ってきました。帰りの道仙寺女人堂前に大きな50丁目石がありましたが、地図で計測すると2.5㎞位しかないので、50丁×109mの遠さではありません。実際に歩くと、奥の院の近くでは2・30m進むと丁目石があるという感じです。

水行場や石行場そして東山道(ひがしやまみち)との分岐(13丁目)など次々に見所があります。沢筋は爽やかな緑に覆われ、登りの苦しさを癒してくれます。そして、10丁目過ぎくらいで沢筋から分かれう回路に進入、奥の院直下で再び4丁目石が現れます。森の中に高い石垣が見えてくると奥の院です。石垣の下を回り、上に出ると奥の院行者本堂到着です。

護摩堂は岸壁の下に寄り添う様に建てられ、後側は岩とくっ付いています。道仙寺資料では江戸後期安政(1855)建築の様です。立派な建物と大きな石垣は当時の修験道の繁栄を伝えています。お参りを済ませ、ここからが核心部。行者道へ向かいます。

入口には窟屋があり中に石仏が祭ってあります。道中の安全祈願をして行者道へ入ります。踏み跡が沢へトラバースする道と、上に登って行く道が分岐しています。ここは上に向かう道が正解だそうです。上に向かうと所々にピンクテープが見えてきます。

テープに導かれて急な斜面を立ち木や笹に摑まってしばらく登ると、再び窟屋が現れます。入口に弘法大師座像が祭られていて、奥に火伏の神勝軍地蔵が祭られています。

さてここから核心部へ向かって急斜面のトラバースです。急斜面のひだを上り下りしながら越えていきます。昨夜の雨で斜面が濡れ、滑りやすく足元を確認しながらの歩行を余儀なくされます。笹に摑まり、岩に手を掛けながら慎重に進む(^▽^;)

核心部は下に向いて引っ掛かっている大きな倒木越えだ。ステップ位置を教えてもらって何とかクリアしたが、その後も難所が続く。そして、岩壁を登ったところで東山道との分岐、覗きの岩場へ到着した。ここで小休止、奥の院を上から俯瞰し、眺望を満喫します。

奥の院から90分の修行でした。行者道はここから東山道へ下って行きますが、我々はここから県境稜線へ出て山頂を目指します。薄い踏み跡を探しながら藪漕ぎが始まります。笹に摑まり急な尾根筋を上を目指して登って行くと、ササは根曲がり竹に変わり、本格的な藪漕ぎです。

根曲がり竹の曲がりがやや揃う左手へ巻くように突入し、10m程進んだところで「出た」と声がします。竹の先にピンクテープが巻いて有り、予定地点にぴったり飛び出した。
後は県境縦走路を山頂に向けしばらく登ります。快適な道が山頂まで続きます。

12時過ぎに山頂到着です、たっぷり3時間の登りでした。2人の先行者がいらっしゃり、兵庫側から登られたそうです。達成感と眺望、そして爽やかな風・・・・癒される~(^^♪ やっぱりお山はい~な~\(^o^)/

ゆっくり休憩、下りに向かいます。東山道を下ってみることにします。下り始めると、ミズナラの新芽の間から熊棚らしき枯枝が見える。快適な縦走路、下りすぎて少し引き返し、再びピンクテープから藪漕ぎに突入。

東山道分岐まで下り、今度は沢筋をほぼ真っすぐに下って行きます。道にうるさいほどテープが巻いて有るが、シカの食害で未透視も良くなり、ルートは自由に取ることが出来る。
岩ルートを選べばそれなりに楽しみながら下れます。樹林帯に入って最後は岩の後ろ側を下り、13丁目の分岐へ降り立ちました。登った道を下り母御堂へ帰り無事の帰還を報告。キャンプ場の駐車地へ帰りました。

詳しいレポはブログ「いずみやま」でどうぞ
https://izumiyama-ogawa.blogspot.com/2019/05/20195291344m.html

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フォトギャラリー:30枚

キャンプ場からスタート

古い奥の院参道へ合流

30丁目石

入峰橋を渡ります

水行場

女人禁制

岩行場

右岸へ渡渉

13丁目 東山道分岐

奥の院行者本堂

行者道入口の窟屋

愛宕社の窟屋

厳しい道です

引っ掛かっている大きな倒木を越える

覗きの岩場から行者本堂を俯瞰

東粟倉を俯瞰

山頂到着

モズでした

三室山

岡山県最高峰

熊棚

覗きの岩場へ降りてきました

岩場の下りをチョイス

それなりに楽しめます

気持ちよい下り

母御堂へ下山

キャンプ場へ無事下山

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装備・携行品

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登った山

後山

後山

1,344m

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