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蓼科山「双子池ヒュッテでのテント泊からの蓼科山登頂」

蓼科山( 八ヶ岳)

パーティ: 1人 (もりー さん )

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行程・コース

天候

1日目:晴天 2日目:曇り

利用した登山口

御泉水自然園駅  

登山口へのアクセス

電車
その他: 茅野駅からアルピコバスにて東白樺湖下車~歩道を60分歩き蓼科牧場ゴンドラリフト乗り場へ。リフトにて七合目へ

この登山記録の行程

【1日目】
御泉水自然園駅(11:50)・・・蓼科山七合目(12:10)[休憩 10分]・・・蓼科山荘(13:35)[休憩 10分]・・・大河原峠(14:35)[休憩 10分]・・・双子山(15:10)[休憩 15分]・・・双子池(15:50)

【2日目】
双子池(08:00)・・・双子山(08:40)[休憩 10分]・・・大河原峠(09:05)・・・蓼科山荘(10:20)[休憩 20分]・・・蓼科山(11:15)[休憩 40分]・・・蓼科山荘(12:25)[休憩 10分]・・・蓼科山七合目(13:30)・・・御泉水自然園駅(13:45)

コース

総距離
約14.5km
累積標高差
上り約1,362m
下り約1,362m
コースタイム
標準8時間15
自己7時間40
倍率0.93

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

今回も思い立ってどこかの山を・・・と探して、蓼科山にいくことに。
事前計画時から、ふつふつといつものようにどうしてもテントを張りたい!となっておりました。
もし蓼科山荘や頂上ヒュッテにテント場があれば、ゆるゆるとテント時間をメインにする足慣らしに程度でも構わなかったのですが、蓼科山荘や頂上ヒュッテではテント場がない。仕方なしに双子池ヒュッテで一泊してから登頂するコースとしました。
(双子池ヒュッテは事前の調べでもなんだか良さそうだし!)

当日、茅野からアルピコ交通にて東白樺湖で下車。ここからまたバス乗り換えが出来るのですが、私がいった期間は増発がなかった。
東白樺湖についたら、近くのローソンでグミなどを調達して、とことこと車道を歩き蓼科牧場を目指します!
事前にネットでは30~40分とあったけど・・・とんでもない。60分は掛かります笑

すでにコンクリを歩いただけでちょっと消耗しつつも、蓼科牧場(ゴンドラリフト乗り場)につきます。
ゴンドラで約10分で、御泉水自然公園駅に到着。ここから幸せの鐘ってのがあり、その後ろには蓼科山がどーんと見えます。
すぐ横の登山道の看板から車道を3つほど横断して、駐車場に到着。右側に進むと鳥居があり、ここが蓼科山の七合目登山口となります。

七合目登山口は、こぶし大の岩がごろごろとあるものの比較的歩きやすい道をひたすらにあがっていきます。
一時間ほどで、将軍平・蓼科山荘に到着。
蓼科山荘は、出店のようなものを構えてて、登山バッジ(種類豊富)やてぬぐい、軽アイゼンの販売・レンタルまでありました。
山荘併設のテーブルはたぶん注文をした人専用。軒先には20~30人がわらわらと出来るスペースがあり。
トイレは有料で200円でした。

この初日はすっかり晴天。明日は曇りとの予報。
本当ならここから40分程度で登頂してピストンで帰れるのもありなのですが・・・。
テントを張るために左手の大河原峠方面へ。大河原峠~双子山~双子池ヒュッテを目指します。
※残雪情報は下記に記します(2019/06/01現在の情報)

将軍平・蓼科山荘から大河原峠は、それなりに傾斜のある下り。
2380m→2090mへ 1時間程度で下っていきます。
大河原峠は駐車場もあり、ここからのルートもあるようです。ここに小屋らしきものもありましたが多分営業をしていないようでした。
そんなわけでたぶんトイレもなさそうでした。
到着後、5分ほど休み、双子山への登りへ進みます。時間にして20分ということもありもう気持ちは楽なものです。
すぐに双子山の頂上に着きます。とても見晴らしの良い頂上で、右手(南側)には八ヶ岳や遠くに富士山まで見えました。
自撮りで記念撮影をがんばり(もう慣れた)さらに30mほど進むと旧三角点があります。
そこを過ぎたら、笹の葉が枯れ落ちた道をもうひと下り。
双子池ヒュッテが見えたきたときはやっぱり嬉しくて湧き上がる何かを感じました。
こーいうのが辞められないひとつなんですよね笑

着いた時、小屋には数名の人がいて少し待ちました。
小屋の若女将はとても丁寧に説明をしてくださいました。
トイレはテント場にもあるけど(見つけられなかった・・・)小屋のほうを使ってくださいとか、小屋で買ったペットボトルに限り回収してくれること、水道水は念のため煮沸してくださいなどなど。
テント使用料800円を払い、雌池沿いにあるテント場へ向かいます。
亀甲池の看板もあるので、一瞬こっちでいいのか?と不安になりましたが、途中二人組の女性たちにすれ違い確認をすると、間違いはないとのことでほっとして先に進みます。小屋から7~8分林道をいった先にテント場が見えてきます。
(テント場と小屋を往復をする場合は、サンダルなどよりも登山靴などのままのが安全かもしれません。)

ここは左右対称の池(雄池・雌池)がとても美しく小波をうち、辺りには鳥が数羽美しい声で競い合うように鳴いている、幻想的ともいえる素晴らしいテント場です。(空いていたからってのもあるのでしょうけど)

着いた時には、すでに10張ほどのテントがたっておりました。
湖の手前にはSixMoonDesignsのルナーソロ、少し先にはLocusGear赤いKhufu Silと、なんだか嬉しくなるテントたちが。
奥のほうは地面もフラットでしたが、手前のほうは少し傾斜がありました。
ただ、小屋との往復が少し距離があるので、迷わずに手前のほうにと考えて、ルナーソロと赤Khufuの間にきれいなテント跡を発見したので、そこにKhufuを建てました。

やっと・・・ 旅の目的のテントにありつけた!
荷物をテントに押しやり疲れた足を労わりつつ、コーヒーセットを出す。外に出て、風と鳥の声と小波と暮れていく時間の中、ほしかった場所に居られることがやはり何よりの幸せなんだなと改めて、いつもながらの実感。たまらないのです。
ゴハンを食べて、少し散歩をして、19:00過ぎには寝袋に包まりました。
20:30くらいに一度目が覚めて、テントから星を見たら、八ヶ岳らしく多くの星が見えたのでほっこりしてまた寝袋へ潜る・・・。
26:00すぎにまた目が覚めたので、またテントから顔を出す。このときはもう曇ってきており、星が地平線辺りに少しだけと空はもう表情を変えてしまっていたのでした。あ~あ、予報通りかぁ・・・と思いつつ、また寝たのです。

翌朝。少し寝坊をして、テント撤収後、7:30くらいにテント場を後にします。
本当は、亀甲池から将軍平へと登る予定だったのだけど、残雪がかなりあるとの情報と登りも急だということ、また今回体力の無さを痛感してしまっていたこともあり、前日の道(双子山~大河原峠~将軍平・蓼科山荘)を折り返すルートに変更。

大河原峠~将軍平の登りがそれなりの登りですが、1時間程度で抜け切れます。将軍平・蓼科山荘につき一息いれてから、やっと蓼科山を登ることに。
この日は終始曇りぎみ。残念な気持ちで登り始めたのですが、途中すれ違った人に「ガスってます?」と聞いたところ、「晴れてたで!」との返答!
がんばりを搾り出して、頂上を目指す。将軍平から山頂は大きな岩々を登っていく感じです。
ここは大河原峠~将軍平、将軍平~山頂、山頂~将軍平の下りは、トレッキングポールが無いほうが安全かと思います。
あっという間に山頂ヒュッテに。とても立派な山小屋でした。
山頂は期待を裏切り予想の範疇であった、ガスあるある状態。ほぼ展望は皆無で流れる雲のスピードだけが生き生きとしていた。時間に余裕があればコーヒーを淹れたいし、そうでなくとも山頂ヒュッテでオーダーしてでもいいから飲みたかったのだけど、帰りのバスの時間に焦りを隠せず…。山頂標で撮影(ここは撮ってもらった)と蓼科神社に盛りだくさんのお参りを済ませて、そくそくとすぐ下山。山頂でコーヒーを淹れなかったのは初めてかもしれない。

降りてきた蓼科山荘で登山バッジを購入。すぐに蓼科山七合目からゴンドラリフト乗り場へ下ります。
今回の山行では、自分の体力の無さに本当に情けなくなってしまい、楽しみすら忘れかけてしまう時間もすごしたりしました。でも結局、最後の下りのときはいつものようにモノ寂しく、また次いつ来れるかな?なんて考えながら下りるのです。
蓼科牧場まで下りて気づいたら、バスの時間を1時間間違えていた。せかせかと下りてきたのになぁ笑
仕方がないので、高原ソフトクリームを食べ、売店でインスタントであろうコーヒーを飲み。バスを淡々と待ち、ゆっくりと帰ってきたのです。

帰りの茅野駅では、指定席最後の一枚を運良くゲットできたので嬉しくうきうきしっつつ、ホームでスマホを見ながら歩いていたら・・・「おっ?」と誰かが声をかけてきた。
ん?どっかで見覚えが・・・!「あ!同じテン場いましたよね?SixMoonの・・・」「はい、ルナソロ建ててました笑」なんて再会があったw
テント場では挨拶程度だったのだけど、ちらちら気にしていたルナソロの人と、なぜかホームで話しが弾む。10分もしゃべっていないうちに、16:19発新宿行きのあずさがやってきた。
彼は4両目に、おれはこの電車のいっちばんの後ろの最後尾の座席に。
またどこかで会えたらね~なんて思いつつ、電車の中で投稿済みのインスタに、ルナソロの彼のコメントが付くw
この旅は病気あけだったり、課題を感じたり、思うところがちょこちょこありと、複雑なところもあったけど、この締めでオールオッケーなのかなーと思ったりもした。
やっぱり山はいつも何かを与えてくれる。
この世界に生まれてこられて幸せだな~なんて思いつつ・・・
ストーンと寝に落ちたのでした。これもまた幸せ。
はやくまた次の山に行きたい。


-------------------------以下memo
◆アクセス(当初予定)

【行き】
茅野駅 9:20 アルピコ交通(白樺湖・車山高原・霧ヶ峰線) → 東白樺湖 下車 10:02 →
たてしなスマイル交通(シラカバ線)10分 もしくは 徒歩30分 → 蓼科牧場 ゴンドラリフト 御泉水自然公園駅 10:32 → ゴンドラリフト山頂駅 10:42 → 徒歩:七合目登山口 11:00

【帰り】
七合目登山口 13:30 → 御泉水自然公園駅 13:50 → ゴンドラリフト山頂駅 14:00 → 蓼科牧場 ゴンドラリフト 御泉水自然公園駅 14:30 → 東白樺湖 15:12 → 茅野駅 16:00 / 16:19発
http://tateshinayama.com/access.html
http://www.alpico.co.jp/access/suwa/
http://www.alpico.co.jp/access/suwa/pdf/shirakabako_20190427.pdf
http://www.town.tateshina.nagano.jp/cmsfiles/contents/0000000/195/shirakaba.pdf
http://www.town.tateshina.nagano.jp/cmsfiles/contents/0000000/195/shirakaba2.pdf
https://shirakaba-kogen.jp/gondola/

・茅野〜東白樺湖 バス アルピコ交通(片道)1000円
・ゴンドラリフト(片道)530円(往復)1000円
・蓼科牧場〜東白樺湖 バス (片道)200円

◆山小屋

◇双子池ヒュッテ
・テント場(30張)800円
・小屋に水道あり(要煮沸)ペットボトルは300円
・トイレあり(小屋の近くにあり100円/テント場近くにもあるらしいけど流れ悪く小屋側を勧められる)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~g-factory/futago/

◇蓼科山頂ヒュッテ
・テント場なし
・水場なし
・バイオトイレ完備
・カレーうどん、ラーメン、おでんなど500~800円。水(ペットボトル)400円
http://tateshinayama.com/
http://www.japanesealps.net/yatsugatake/hut/tateshina_sancyo.html

◇蓼科山荘
・テント場なし
・水場なし
・簡易水洗トイレ(200円)
・お茶・ジュース400円、生ビール800円、コーヒー500円、チャイ500円、コケモモティー500円
http://www7a.biglobe.ne.jp/~g-factory/tateshinalodge/yama.html

◆てんき
https://tenkura.n-kishou.co.jp/tk/kanko/kad.html?code=20150032&type=15&ba=kk

-------------------------
▼特に注意というものでもないけど
-------------------------

◎Softbankは双子池ヒュッテ テント場では入らず。
◎双子池ヒュッテでは水道水があるが雄湖からの汲み上げで要煮沸。

◆2019年6月1日~2日のハイキングでの残雪情報
 あくまで私が通ったルートのみの情報となりますので、余裕があれば軽アイゼンを所持すると良いかと。
 軽アイゼン持って行きましたが使わず。残雪は林道や登山道の脇などに少々といったところ。
 ただし亀甲池から将軍平の登りはまだ膝上までの残雪がある箇所があったとの情報あり。

◎1日目
東白樺湖~歩道を60分歩き蓼科牧場ゴンドラリフトにて七合目へ。
蓼科山荘から大河原峠~双子山~双子池ヒュッテへ。

※残雪は双子山~双子池ヒュッテの最後でほんの少し。軽アイゼンなくても問題ナシ。

◎2日目
双子池ヒュッテ~双子山~蓼科山荘~蓼科山~蓼科山荘~七合目~ゴンドラ乗り場

※残雪は蓼科頂上に行くあたりでほんの少し。軽アイゼン必要なし。ただし下りはかなり気を使いました。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え 地図
コンパス ノート・筆記用具 腕時計 登山計画書(控え) ナイフ 修理用具
健康保険証 ホイッスル 医療品 熊鈴・ベアスプレー 非常食 行動食
テーピングテープ テント シュラフ ストーブ 燃料 ライター
クッカー

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登った山

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