行程・コース
天候
☁後小☂ 10℃
利用した登山口
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
大桑道の駅で前泊 翌朝伊奈川ダム手前のもみじ荘跡付近の路側に駐車
水害で伊奈川ダム上駐車場へは進入出来ず、旧もみじ荘跡から2㎞程歩かねばなりません。
この登山記録の行程
【1日目】
伊奈川ダム上登山口(05:00)・・・ウサギ平(07:28)[休憩 12分]・・・六合目(08:57)[休憩 12分]・・・八合目(11:26)[休憩 16分]・・・木曽殿山荘(13:50)[休憩 45分]・・・空木岳(16:30)
【2日目】
空木岳(05:20)・・・摺鉢窪分岐(07:06)[休憩 5分]・・・南駒ヶ岳(07:43)[休憩 7分]・・・仙涯嶺(09:45)[休憩 10分]・・・越百山(11:21)[休憩 37分]・・・越百小屋(12:50)[休憩 5分]・・・七合目(13:34)[休憩 10分]・・・五合目(15:08)[休憩 10分]・・・福栃橋(15:52)[休憩 2分]・・・伊奈川ダム上登山口(16:46)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
1日目 約16.6㎞↑2,166m↓316m 11:46 約27,600歩
2日目 約16.6km ↑839m↓2,576m 11:30 約27,000歩
中央アルプス南部5座を縦走周回する予定。
自宅を夕方出発、中央高速中津川ICから木曽谷を遡り大桑道の駅で前泊。翌朝4時に登山口目指して伊奈川沿いを遡り、もみじ荘跡の路側に駐車します。
すでに、先行車が1台駐車してある。我々も支度し、入山届を提出して早速出発。
まず、閉鎖ゲートを通過、伊奈川ダム堰堤に上りダム湖の奥に向かいます。昨年の水害の跡を横に見ながら1.6㎞程で伊奈川ダム上登山口の駐車場に着きます。
本来なら、ここが元々登山ポストが設置されている伊奈川ダム上登山口なのだ。車も50台は止められる。
2・3分で今朝沢橋の分岐へ着きます。標高1100m、2合目の指導標があります。林道はここで空木岳登山口になる、金沢土場方面へ登る伊奈川林道と、南駒・越百山登山口になる福栃橋へ登る今朝沢林道へ分かれます。
今回第一目標は空木岳登山。なので伊奈川林道へ進入。金沢土場を経て、うさぎ平登山口(1,450m)まで8㎞の林道を歩きます。金沢土場へ7時5分到着。
更に林道を登って行き、金沢橋を渡るとうさぎ平はすぐそこでした。7時40分着、すでに予定より大幅に遅れています。
ここから山道になり、笹の下草の間を登って行きます。30分ほど歩くと何やら古い指導票らしい錆びた看板がかかる枯株がありました。ユキザサや草イチゴ、セリバオウレンの花後など癒されながら九十九をうちながら登ります。
うさぎ平から尾根のトラバース気味に1時間20分、6合目の北沢(1,610m)へ着いた。つり橋を渡るのですが、大雨で壊れています。自己責任で利用させてもらいますが、向こう岸は崩壊して足場が悪い。慎重に渡渉した。
ここから傾斜は増し、急斜面の森林帯を登るようになる。この登りはイワカガミとマイヅルソウなど観察し10時過ぎ7合目到着。
そして8合到達は11時半、ここでお昼\(^o^)/。5時間の登り、今日はこれから本番です。
見晴場()で稜線が見えてきました。この辺りはバイカオウレンが咲いている。
13時半義仲の力水で水補給、山頂へ持ち上げる4.5ℓを確保。ミネザクラやハリブキの芽など見て、タケシマランとハクサンハタザオが咲く木曽殿山荘(2,490m)へ到着した。
小1時間程で雨雲は薄くなってきたので14時半再出発。
岩場に変わった稜線の急登はイワウメ、ハクサンイチゲ、イワヒゲ、コイワカガミ、など高山植物があちこちに見られる。15時半過ぎ第1ピーク(2,782m)に着いた。
岩場の登りを鎖や、鉄鋲の足場に助けられ、何度も山頂ピークと騙されながら進み、16時20分やっと本物の空木岳山頂へ到達した。\(^o^)/・・・
17時駒峯ヒュッテに下り、避難土間の今夜の宿に、荷を下ろした。12時間の登り、(^▽^;)しんどい登りでした。後半はガスと風と雨で忍耐の登山でした。
2日目
早朝4時空木駒峰ヒュッテ(2,800m)で目覚めた。
気になる天気は?、雨は上がって陽射しがある。よーっし先に進もう( `―´)ノ・・・
5時20分予定を少し遅れて2日目出発だ。まず、空木岳に登り返す。空木平カールや木曽駒へ延びる稜線が見える。
今日はここから4つ先の越百山まで縦走予定。赤椰岳の向こうに南駒ケ岳が見える。なかなか遠いな~・・ その向こう側の南駒から仙厓嶺までが今日の核心部だ。
5時半過ぎに縦走スタート。まずは、赤椰岳を目指す。
赤椰岳は空木岳と南駒ケ岳の間にあって、若干南駒に近い場所に聳えている。稜線登山道は下り基調に伸びて、ピーク付近で再び2,798mの山頂へ登っている。途中は、キバナシャクナゲ、ハクサンイチゲ、コメバツガザクラ、ミネズオウ、ミヤマキンバイ等高山植物が見られる。やがて東側の田切岳(2,730m)の兜のような岩峰が大きくなり、6時40分赤梛山頂に立てた。
しばらく下ると、擂鉢窪カールが左手下に広がる。百間ナギという大崩落地を持つ紅葉ポイントのカールだ。中央に擂鉢窪避難小屋が見え、縦走路上に小屋へ下る擂鉢窪分岐がある。分岐から100m程登り返すと南駒ケ岳山頂だ。
南駒ケ岳(2,841m)は100名山の候補になった山で、その座を木曽駒ヶ岳に譲った名峰だ。この南峰からの下りは、仙涯嶺への登り返しと併せ今回の核心部。雪渓や岸壁の危険なトラバースがある。
はるか先には、これから向かう越百小屋の赤い屋根も見えています。南峰へ移動し駒ケ岳を振り返り、8時過ぎいよいよ核心部へ進入です。2カ所ほど雪渓を越え、3つ目の雪渓はチョットスリリング。
岸壁に頼りながらキックステップでトラバースしていき雪渓の縁を渡り、クライムダウンで夏道に降りた。さらに這松下のザレた道をスリップに気を付けながら下る。
下からスコップを担いで単独男性が登ってこられた。
挨拶し、小屋明けですかと尋ねる、「今朝越百山の山頂表示を立て直してきた」と言われ、小屋に伝言を頼まれた。山小屋管理人の本多さんとおっしゃる方で、修復後の山頂標識を写してくださいともおっしゃっていた。
更に下ってもう1カ所の雪渓を渡ると仙涯嶺との鞍部2,628mへ着いた。鞍部から見上げる峰は前も後もそそり立っている。そして登り返せば仙涯嶺2,734mの山頂だ。
岩登りという感じの登りが続き、その先に岸壁下のロープの架かったトラバースが現る。そして、岩の割れ目に沿って鎖を登り9時45分山頂へ着いた。核心部通過は約2時間の行程でした。やれやれです。
前方に最後のピーク越百山が見えてきたが、まだまだ先だ。縦走路がよく見え、数個のピークを越えて越百へ至るのが解る。
越百山(2,613m)は縦走最後のピーク、宇宙(コスモ)の音が一緒で、人気のお山。今日もトレラン登山者一人と男性2人パーティーとお会いした。仙涯嶺から気持ちよい縦走路が伸びて、ヒメイチゲなども見られた。
11時20分山頂到着。二人で達成感に浸ります。ここでお昼に\(^o^)/・・・
成る程山頂標柱は復活していました。最近の記録では倒れた画像ばかりだったので、我々と、お二人パーティーが最初の証人と言う事です。本多さんありがとうございました。
ⅿ(_ _)m・・・越百小屋へ伝言伝えますね(^_^)v
越百小屋へ寄り、伝言を伝えて急いで下ります。早く下って、子供の新居へ寄りたいので一生懸命下ります。休憩も3度入れましたが登山口の福栃橋まで約4時間で下りました。
福栃橋から約5㎞の林道歩き。1時間で駐車地まで歩き5時前ダム下の駐車地へ無事下山しました。
詳細レポはブログ「いずみやま」でどうぞ
https://izumiyama-ogawa.blogspot.com/2019/06/2019622.html
フォトギャラリー:48枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え | 地図 |
コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ |
修理用具 | ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 虫除け |
ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | 軽アイゼン | トレッキングポール |
GPS機器 | ストーブ | 燃料 | ライター | カップ | クッカー |
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