行程・コース
この登山記録の行程
飯森高原(06:25)・・・七合目(06:35)・・・八合目女人堂(07:35)[休憩 24分]・・・九合目覚明堂(09:31)・・・黒沢十字路(09:42)・・・剣ヶ峰(10:07)[休憩 22分]・・・二ノ池本館(10:42)[休憩 54分]・・・九合目覚明堂(11:48)[休憩 15分]・・・八合目女人堂(13:09)[休憩 10分]・・・七合目(13:54)・・・飯森高原(14:00)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
雨続きの梅雨シーズンで、天気予報とにらめっこして、3連休の土曜日に山竹の会 2家族で御嶽山に登ってきた。
ホントは日曜日の天気に期待していたが、残念ながら日曜日は雨予報・・・
しかたがないので金曜日に東京から戻ってきて、少し仮眠をとって1時に出発した。
御嶽山は標高14位の3067mで、3000mを越える山としては最西(長野・岐阜)に位置する日本百名山、花の百名山である。
活火山であり58名の方々が亡くなり、5名の方が未だ行方不明となっている、2014年の噴火は記憶に新しい。
今も基本的には入山規制があり、最高峰である剣ヶ峰には登頂できないが、7月1日から10月16日の間は黒沢口から登頂できるようになった。
これは地元の方々による懸命な安全対策が進んだおかげであり、ヘルメット着用が推奨されている。
いずれ必要にあるであろうヘルメットを事前購入して当日を迎えた。
中央道 中津川ICを下り、R19を経て4時半に御岳ロープウェイ無料Pに到着。
御嶽山方面は雲がかかっているが、停滞はしていないようである。
朝食をとり 準備を済ませて登山届を提出して、6時運行開始のロープウェイで、標高1570mの鹿瀬から2150mの飯森高原まで約15分で昇る。
ロープウェイからは中央・南アルプス、八ヶ岳方面が望める。
飯森高原駅の展望台でしばし展望を満喫して、6時半に登山開始。
しばらくはバークチップの敷かれた、なだらかな遊歩道で一の又小屋(7合目)まで進む。
ここを過ぎると登山道は木段となるが、前日までの雨のせいか、結構ぬかるんでいて少し歩きにくい。
約1時間で八合目 女人堂に着く。
ここから先は高木がなくなり、常に御嶽山を望みながら、ガレた登山道を進んでいく。
途中 沢山の仏像や石碑、祠が設置されており、さすが三大霊山の一つ(富士山、白山と立山or御嶽山)である。
今回は全くペースがつかめず、9時にヘロヘロになりながら石室山荘に到着。
ここでひと休みをしてメットを装着。
ここからさらにガレ場を登っていく。
九合目をなんとか越えると、南東方向の中央アルプス・南アルプス越しに富士山が望めた。
富士山が見えると、ちょっと元気がもらえる。
更に30分詰めて、ようやく山頂直下に着いた。
避難用シェルターと慰霊碑がある。
登頂前に犠牲者の方々のご冥福をお祈りした。
最後の階段を登りきると剣ヶ峰山頂である。
山頂は狭く、山頂標識での記念撮影を順番に撮り合いっこするシステムだ。
山頂からはちょうど雲の合間に槍の穂先が確認できた!!
残念ながら快晴ではなく雲が広がっているが、一の池・二の池が綺麗であり、少しではあるが硫黄の臭いが活火山であることの主張をしている。
THETA撮影を含めてしばし眺望を楽しんでいると結構込みだした。
階段には撮影待ちの登山者が列を作り始めていた・・・早めの登頂で良かった!!
山頂付近には昼休憩ができそうな場所がなかったので、二の池本館小屋まで下り 少し寒かったが、ここでカップ麺とおにぎりを食べて、カフェタイムを楽しみ11時半に下山を開始した。
帰りは来た登山道を下っていくが、結構 足腰が悲鳴をあげており、石室山荘でストレッチをしたら少しはマシになった。
石室山荘を少し下った左手の岩場の方を、沢山の登山者が見ている・・・・なんとライチョウの親子3羽が少し離れた岩場にいた!!
2年前の立山以来のライチョウである。
親鳥は目立つのでわかりやすいが、小さな雛鳥は動かないとその存在の認識は難しい。
しばし撮影会をしていると岩場の向こうに去っていった。
そういえば石室山荘から下は少しモヤがかかり始めていたので出てきでくれたのだろう。
八合目御嶽神社で嫁さんたちは御朱印をもらい、女人堂で山バッチを購入。
さらに下っていくとポツポツと雨が降り始め、七合目行場山荘を過ぎるころには本降りになった。
あと少しのところだったのでそのまま速足で、少し濡れはしたものの無事にロープウェイ駅に戻った。
今回の御嶽山は明らかに空気感が違った。
登山は自己責任で登るもんだと思ってきたが、逆に自分の力だけでは登れないと気づかせてもらった。
犠牲者の方々のことを想い、登山道を復興頂いた方々のことを想っての登山。
登らせて頂きありがとうございました