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富士山

富士山( 関東)

パーティ: 3人 (釣り好き さん 、ほか2名)

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行程・コース

天候

曇り時々小雨、特に寒くはなくたまに雲が晴れて下界の景色も。

登山口へのアクセス

バス
その他: 往路:新富士駅から富士急バスで富士宮口5合目BSまで、約2時間。
復路:御殿場口新5合目BSから富士急バスで御殿場駅まで、約30分。

この登山記録の行程

<1日目>
東京駅(06:56)===新富士駅(08:06/08:25)===富士宮口5合目(10:35/11:30、1時間体慣らし)・・・新7合目・・・元祖7合目(14:06)・・・8合目池田館(14:55/15:05)・・・御殿場ルート出会い(15:20)・・・赤岩八合館(15:35)
<2日目>
4時起床、5時朝食、6時出発・・・御殿場ルート下山口(7:30/07:40)・・・郵便局(07:45/07:55)・・・剣ヶ峰(08:10/08:30)・・・時計回りでお鉢巡り・・・御殿場ルート下山口(09:30/09:45)・・・赤岩八合館で荷物整理(10:30/11:00)・・・大砂走り(途中でお湯を沸かして昼食、30分)・・・大石茶屋(13:40/13:55)・・・御殿場口新5合目BS(14:05/14:15)===御殿場駅(14:45)===松田駅で小田急線(新松田駅)乗り換え

コース

総距離
約15.9km
累積標高差
上り約1,646m
下り約2,587m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

 初めての富士山、計画を作成した経験者が2週間前に骨折してリタイア、未経験の3人チームでトライすることになった(不安がイッパイ)。富士宮口5合目からスタートして途中(6合目又は8合目)で御殿場ルートにトラバースして赤岩八合館に宿泊、翌日は御来光を拝んでからスタート、剣ヶ峰登頂、お鉢巡りして下山、赤岩八合館にデポした荷物を回収して下山。大砂走りを一気に下って御殿場口新5合目まで、という計画。
 富士宮口5合目で身体慣らしをしているとき、周囲の風景を撮っていたら「バッテリーを充電してください」の表示、昨日チャージしてきたのにショック。少しでも荷物を軽くしようと「花なんかないよ」という言葉を鵜呑みにしてカメラを一台しか携行しなかったことが痛恨のミス。まさかバッテリー不足(故障? 因みに帰宅してからチャージしてみると普通にできた、何だったんだろう)で使用不能になるとは、テンション↓だが仕方がない。Nさんのスマホと自分のガラケーが頼りだがいずれもフル充電されておらず大事に使うしかない。何だか悪いことばかり重なっているが気を取り直して出発、時々雨がポツリポツリと落ちてくるが寒くはない。すぐに6合目の分岐、天候が思わしくないのでプリンスルートに進むのは止めて8合目で御殿場ルートにトラバースすることにする(計画作成者のアドバイスによる)。
 見上げるような急斜面を九十九折にひたすら登る。Nさんとお孫さんのサッカー少年K君(11歳)は元気に先行、徐々に離されて見えなくなるが都度待っていてくれる、その繰り返し。新7合目で小休止、改めて地図を確認すると、8合目のトラバースルートは〝通行禁止〟の表示がある。不安になって赤岩八合館に電話して確認、表示は無視して大丈夫とのこと。登りの人はそれ程多くないが下ってくる人は多い。中には登り優先のマナーを無視して強引に降りてくる人もいるので足元ばかり見ていると危ない。
 新7合目の次に元祖7合目に到着(何だか全然登っていないようで損した気分)、3000mを超えると空気が薄くなってきたのを感じる、高山病になったらしくずっと車酔いの気分。出発時に酔い止め薬を服用、効果はよくわからないが症状が重くなることは防げたようで何とか我慢する。次は本家7合目ではなく8合目だった。池田館(3250m)の脇からトラバース、「通行禁止」の表示を跨いで進む。ブルドーザーで均した平坦な道の何と歩きやすいことか、15分程で御殿場ルート出会い。御殿場ルートに入ってから再び急登を15分で赤岩八合館(3280m)に到着(この山小屋は令和天皇陛下が皇太子時代に宿泊したことで有名ということを初めて知った)、ほぼ計画通りの15時35分。NさんK君は余裕で元気、もう登らなくて良いことが嬉しい。
 山小屋での宿泊、寝るスペースは半畳くらい。二段になった棚(中腰でも頭がぶつかる)の下段に潜り込む、じっとり湿り気を帯びた布団、それでも横になって足を伸ばせば天国。少しウトウトすると夕食(17時)、定番のカレー。美味しいが高山病が続いているのでほんの少ししか食べられない。NさんとK君はおかわりしているのが羨ましい。トイレは有料(300円)、食べないので出るものもない。20時半、消灯。
 2日目、4時頃起床。4時50分頃雲の間から御来光を拝む。5時朝食、高山病が良くなっておらず食欲も無いが無理に詰め込む。K君は食べたくないと言って寝ている、高山病のようだ。K君は山小屋で待っていることにしてNさんと二人で6時出発、剣ヶ峰を目指す。やはり急勾配の斜面を九十九折で登るが荷物が軽くなったせいか昨日より楽。ところどころザレていて登り難い。一度足元ばかりを見ていたらコースを外れてアリ地獄状態に、手をついてコースに戻る。
 コースタイム90分のところをほぼコースタイムどおりに御殿場ルート下山口に到着。左の方に気象観測所も見える。初めて噴火口を覗き込んで感激、噴火口の北側斜面には雪が残っている。郵便局で登頂記念の葉書(Nさんが用意してくれた)を自分宛に出す。剣ヶ峰へ、石段の途中で写真を撮る人達の列に並ぶ。後ろに海外からの旅行者らしい二人連れの若い女性が並んだ。暇なので極めてブロークンな英語で意思疎通を図ったところ、何とか通じた。オランダから来た、明日成田から帰国する、日本最高地点の標識を指して「あれは何?」とかまでは説明できたが、「六根清浄」と唱和しながら登ってきた白装束の一団を「あの歌の意味は?」には「難しくて説明できない」としか答えられず。Nさんが自動翻訳機(スマホアプリではなく専用機)を取り出して(何でそんなものを持ってきたのか?)、日本語→英語/英語→日本語で会話を進めようとしたがまだるっこしくて実用的ではなく「Too late!」と皆で爆笑。この二人連れとはお鉢巡りを2/3程過ぎたあたりで逆周りをしてくるのに再会。向こうも直ぐに気付いて嬉しそうだった、良い旅をとか気を付けてとか言いながらお別れ。再び御殿場ルート下山口に戻り、登ってくる人に「もう少しですよ、頑張ってください」などと声をかけながら(自分も励まされたて嬉しかったので)山下り。
 赤岩八合館に戻って回復したK君と合流、荷物整理をして下山開始(11時)。わらじ館を過ぎると大砂走りの分岐がある。下り専用の大砂走りを快調に下る。靴が砂に潜るのでスパッツは必須。これがないと靴に砂(小砂利)が入ってとても歩けない(これも計画作成者のアドバイス)。空気が濃くなってきたためか高山病から回復。急に腹が減ってきて12時になったので昼食、お湯を沸かしてカップ麺とパン。
 大砂走りが終わってなだらかな下りが続く、遠くに御殿場口新五合目の駐車場が見えてきた。一気に涼しいところから下界に近づいたためか暑さが応える。急にフラフラ状態に、熱中症? ゆっくりゆっくり歩きながら何とか大石茶屋にたどり着き、小休止してからバス停に到着。当初メンバーがリタイアしたりカメラの失敗があったりでNさんがリベンジしようというけれど、どうしたものか・・

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え
地図 コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え)
健康保険証 医療品 虫除け 非常食 行動食 テーピングテープ
トレッキングポール ストーブ 燃料 クッカー

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登った山

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