登山記録詳細

無雪期登山
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谷川岳(厳剛新道〜天神尾根/夏山!岩場と急登)2019夏 谷川岳(上信越)
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記録したユーザー

ブナ太郎 さん
  • 日程

    2019年8月1日(木)

  • 登山口へのアクセス

    マイカー
    その他:谷川岳ロープウェイ駐車場には数百台駐車できる。料金は500円。平日なので空いていたが、休日は混むだろう。

  • 天候

    晴れのち曇り
    [2019年08月01日(木)の雨雲の位置を確認する]

この登山記録の行程

ロープウェイ土合口駅(8:58)・・・マチガ沢出合(9:27)【休憩10分】・・・【休憩10分】・・・第一見晴(10:27)【休憩5分】・・・【休憩10分】・・・ガレ沢のコル(11:50)・・・【休憩10分】・・・トマの耳(13:35)【休憩17分】・・・オキの耳(14:10)【休憩5分】・・・トマの耳(14:29)【休憩3分】・・・肩ノ小屋(14:43)【休憩3分】・・・熊穴沢避難小屋(15:30)・・・天神平駅(16:02)・・・ロープウェイ土合口駅(16:17)


総距離 約8.7km 累積標高差 上り:約1,381m
下り:約808m
 夏山のイメージはと問われれば、迷うことなく第一見晴から見た谷川岳と答える。初めてここに立った時に脳裏に浮かんできたのは、高校生あるいは大学生が夏山合宿で向かう場面である。谷川岳をバックにし、若者がここに立って心踊らせる様子が突然見えてきた。

 昨日の苗場山に続き、今日は谷川岳を歩く。
 宿泊した水上温泉の宿は登山客向けではないため、朝食は7時半からだったので、必然的に出発が遅くなった。谷川岳ロープウェイの駐車場に着いたのが8時半過ぎで、そこから準備をして8時58分に出発した。今日のルートは、当初、西黒尾根を予定していたが、出発時刻が遅くなったため、多少難易度の低そうな厳剛新道に予定を変更した。

 数分で谷川岳登山指導センターに着き、ここで登山届けを出していく。道は舗装された車道である。周囲はブナとミズナラの大木で、日差しが遮られ、爽やかである。時折吹く風が心地よい。夏山登山が始まるという心のときめきを感じながら、広い車道をゆっくりと進んでいく。

 9時9分に西黒尾根登山口を過ぎる。西黒コースの登山道を見上げると、なるほど、このコースは初めから急登であることが分かる。車道をそのまま進んで9時22分に第一休憩所に着く。この車道は、観光者用に整備してあり、適当な間隔でベンチが据え付けられているようだ。

 9時27分、マチガ沢のベンチに着く。3台のベンチが据え付けられ、そこから谷川岳が正面に見える。壮麗な景色だ。山頂を眺め、谷川岳は美しい山なのだと思った。
 マチガ沢から登山道に入る。このコースは沢筋を登っていくようだ。あまり背の高くない木々が登山道を覆い、夏の日差しを遮ってくれる。今日は時折風が吹き、心地よい。しばらくの間、緩やかな登りが続く。
 
 沢を何度か渡り、崩落したような箇所で休憩する。これまで1時間と少し歩いてきたので、ここで水分を補給した。右手に谷川岳がかすかに見える。10分の休憩を終え、20分ほど歩くと眼下に大きな沢が見えてきた。ここが第一見晴である。
 ここからの眺めは素晴らしい。まさに夏山である。雪渓、濃い緑、尖った稜線と岩場が目の前に絶妙なバランスで配置されている。一幅の絵を見るようだ。ここまで歩いて休憩すべきだったと思った。
 
 第一見晴からも長いジグザグの登りが続く。傾斜はしだいに急登に近くなって、暑さも増してくる。振り返ると正面に対岸の白毛門がどっしりと聳えている。背後には朝日岳が小さく顔を出している。長い登りが次第にきつくなって、小休止を何度か入れながら、40分あまり登り続けたところで岩場に出会う。11時22分。ここからが急登の始まりである。

 岩場には鎖や梯子が据えてあり、足場を確かめて登れば恐怖感はない。鎖は3本、梯子は一脚で、そこを過ぎると、またジグザグに登るようになる。ただし、傾斜はこれまでよりも急になっている。右手に見える山岳風景とブナの大木に癒され、長い登りに飽きてきた頃、稜線に乗り上げ、西黒尾根との合流点に着いた。

 実は、ここからが本格的な岩場の登りとなる。目の前には急な岩場が広がり、先端には登山者が小さく見える。登り切るまでに、1時間ほどかかるだろうか。5分ほど休んで、岩場に取り付く。矢印に従って、慎重に登る。蛇紋岩は滑りやすく、雨の日は要注意だと聞いたが、今日はそれほど滑らない。足場を確かめ、じわじわ登っていった。

 道端には花が咲いている。シモツケソウの濃いピンクが特に目立つ。時々立ち止まって、歩いてきた道を振り返る。標高がどんどん上がっていくのが実感できる。岩場の傾斜がようやく緩み、目の前にトマの耳が見えてきたのが、12時55分である。ここから山頂のトマ耳までは、もう少し登らなければならない。

 天神平から山頂へ続く稜線に乗り上げ、肩の小屋を左手に見ながら、13時35分に、ようやくトマの耳に着いた。標高1963m。双耳峰のもう片方であるオキの耳は1977mで、ここから10分ほどの距離であるが、いったん休憩してからそちらに向かうことにする。

 トマの耳からの眺望は見事である。目の前に白毛門から朝日岳がどっしりと座っている。こちらとそちらの間には、マチガ沢や一の倉沢が深く落ち込んでいる。手前に目を転ずれば、先ほど登ってきたルートが、すごい傾斜で見えている。あんなところをよく登ってきたものだと、改めて感心した。

 トマの耳からは全方位の展望が楽しめるらしい。だが、今日は、新潟県側、群馬県側、長野県側すべてが霞んでいて、遠望は効かない。

 山頂で昼食をとり、しばらく寛いでからトマの耳へ向かう。いったん鞍部に下りて、そこから登りかえすのだが、鞍部は素晴らしい花畑になっていた。シモツケソウ、タテヤマウツボグサ、ハクサンフウロ、アズマギク、ハクサンシャジンなど、夏の花の競演である。

 オキの耳には14時10分に着く。10分の標準時間のところを、18分もかけて歩いてきたことになる。オキの耳は薄いガスに巻かれ、トマの耳よりもいっそう展望が効かない。一ノ倉岳も霞んで見えない。5分ほど休んで引き返す。

 それにしても、この稜線の花と景色は素晴らしい。何度もシャッターを切ってしまう。
 トマの耳の山頂を踏んで、肩の小屋へ下る。ここからは木道と岩の登山道を下りに下るだけだ。こちらの方面だけは視界が良好で、ロープウェイの山頂駅もよく見える。
 道は整備されているが、岩がゴロゴロしていて歩きにくいところも多い。初心者向けのコースと聞いていたが、初心者にはなかなか大変だと感じた。

 15時30分に熊穴沢避難小屋を過ぎる。この辺りになると、ブナの樹林帯の中を行くようになる。木道はよく整備され、どんどん下っていける。団体の登山者を次々に追い抜いて、16時2分に天神平に着く。1240円の片道乗車券と210円の冷えたコーラを買い、ロープウェイに乗り込んだ。

登山中の画像
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谷川岳ロープウェイ駐車場
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ロープウェイ山頂駅が見える
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谷川岳登山指導センター
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ブナの大木の中を歩く
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西黒尾根登山口
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対岸の白毛門をみる
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休憩のベンチ
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マチガ沢から谷川岳をみる
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厳剛新道入り口
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アジサイが美しい
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白毛門から朝日岳へ続く稜線を見る
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これぞ夏山
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あの突端まで登る
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第一見晴
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右手に素晴らしい景色を見て歩く
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岩場
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鎖や梯子
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ここが難所のひとつ
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正面に稜線が見える
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岩場を登る登山者
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西黒尾根の合流点はもうすぐ
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対岸の白毛門
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辛い登りが終わったが、また岩場の難所へ
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イブキジャコウソウ
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ミヤマシャジン
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鎖をたどって急な岩場を登る
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急斜面をじわじわ登る
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一の倉沢方面を見下ろす
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ようやく岩場が終了と思いきや
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まだまだ続く岩場
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振り返ると凄い高度感
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チシマザサが出てくると
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岩場は終了。トマの耳、オキの耳が見える。
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ヨツバシオガマ
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肩の小屋
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オキの耳が見える
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トマの耳に着く
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あの急斜面を登ってきた
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晴れていれば役立った山名盤
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オキの耳へ向かう
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稜線は花畑
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万太郎山から仙ノ倉山へ続く稜線
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花に見とれて足が進まない
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トマの耳を振り返る
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トマの耳から深い谷が切れ落ちている
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オキの耳手前の岩場
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オキの耳
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一の倉沢を覗き込む
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高度感が凄い
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オキの耳はガスに巻かれる
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トマの耳へ戻る
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蛇紋岩
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肩の小屋へ下る
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天神平へ下る
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こちらの展望は良好
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チシマザサの斜面を振り返る
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木道を下る
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クルマユリ
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熊穴沢避難小屋
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木道
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登山道はよく整備してある
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山頂ロープウェイ駅が見えてきた
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大人数のパーティーに追いついた
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クガイソウの向こうに山頂ロープウェイ駅
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山頂ロープウェイ駅から下山
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ロープウェイ駅に到着
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