行程・コース
天候
三日間通して早朝は晴れ、昼間は雲多く展望が遮られた。
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
鳥倉林道駐車場へのアプローチは全く問題となる箇所も無かった。駐車場は真夜中の到着であったため、数台しか停まっていなかった。
この登山記録の行程
【1日目】
鳥倉林道ゲート(04:27)・・・鳥倉(豊口山)登山口(05:03)・・・三伏峠(08:00)[休憩 29分]・・・本谷山(09:43)[休憩 10分]・・・塩見小屋(12:03)
【2日目】
塩見小屋(03:15)・・・塩見岳(04:36)[休憩 14分]・・・北俣岳分岐(05:37)[休憩 8分]・・・蝙蝠岳(07:25)[休憩 25分]・・・北俣岳分岐(09:37)[休憩 8分]・・・北荒川岳(11:05)[休憩 15分]・・・熊ノ平小屋(14:35)
【3日目】
熊ノ平小屋(02:35)・・・北荒川岳(05:23)[休憩 22分]・・・北俣岳分岐(07:25)[休憩 10分]・・・塩見岳(08:15)[休憩 10分]・・・塩見小屋(09:10)[休憩 35分]・・・本谷山(11:10)・・・三伏峠(12:30)[休憩 15分]・・・鳥倉(豊口山)登山口(14:25)・・・鳥倉林道ゲート(15:05)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
長年計画していた蝙蝠岳周辺登山は、昨年自分のスケジュールと天候が合わず、昨年6月末に南の部分であった小河内岳を日帰りで行ったが、三伏峠から北の部分である塩見岳~蝙蝠岳~熊の平小屋を残していた。昨年とは打って変わって今年の梅雨は長引き、漸く梅雨明けが見えてきた7月24日から2泊3日の予定で急遽計画を実行することにした。
【1日目】
前日の深夜に到着した鳥倉林道の駐車場で仮眠をとり、早朝4時半に出発した。初日と睡眠不足で三伏峠までの登りはピッチが上がらなかった。途中の水場で翌日分の水を2ℓ補給し、三伏峠には8時に到着した。小屋前で30分程度食事兼休憩をし8時半に出発、20年振りとなる塩見岳への道を進んだ。途中、本谷山で小休止をとり、懐かしい塩見小屋には12時過ぎに到着した。小屋は以前に比べ改修され、北アルプスの小屋には足元にも及ばないが、大分快適になっていた。この日の同宿者は、梅雨明け前ということもあり、20名程度であった。
【2日目】
今日明日はロングランコースということもあり、早朝2時過ぎには起床し、朝食後3時15分に出発、最初の目的地塩見岳を目指した。暗闇の中、何か所か道に迷いながら夜明け前の4時半過ぎに塩見岳登頂、15分程度休憩の後、蝙蝠岳に向う。北俣岳分岐への途中で紛らわしいコース上のペンキに騙され、コースを外れ20分程度のタイムロスをしてしまった。(翌日、逆コースを辿ったところ、やはり間違えやすい場所であった。踏み跡も多かった…。)北俣岳分岐でザックをデポし、サブザックで蝙蝠岳を目指す。どこから見ても端正な姿の蝙蝠岳は、主稜線から外れているため、やはり訪れる人も少なく分岐までのピストンで2人しか出会わなかった。頂上までは大きなアップダウンもなく、比較的容易に7時半前に頂上に立てた。まさに南アルプスのど真ん中に聳える蝙蝠岳からの展望は素晴らしいものであったが、徐々に雲が増え始め周囲の山々が姿を消す場面が増えていた。頂上には30分程度滞在し、元来た道を戻った。北俣岳分岐でデポしたザックを回収し、熊の平小屋に向け北への道に進んだ。途中、今回の目的でもある100高山の“北荒川岳”“新蛇抜山”“安倍荒倉岳”の三角点を忠実にトレースしていったが、早朝からの行動で北荒川岳を越えた辺りからペースが落ち、2時半過ぎに熊の平小屋に着いた時はバテバテであった。熊の平小屋は水が豊富で冷たく、生き返った心地であった。この小屋の従業員さんはとても感じが良く、小屋も清潔で居心地の良い小屋であった。この日の宿泊者は16名程度で、ゆったりとしたスペースが与えられた。
【3日目】
最終日は一気に鳥倉の駐車場まで下山するロングランである為、やはり2時前には起床し、2時半過ぎに出発した。連日の疲労が回復せずペースが上がらなかったが、5時半前に北荒川岳に到着。(ここで熊の平小屋で同宿だったトレランの爽やかな青年が追い付いてきたが、この頂上で私が帽子を置き忘れ、塩見岳を往復してきたこの青年に塩見岳への登りで再び出会い、置き忘れた帽子の回収を依頼した。本当にお世話になりました。)疲れ果てて塩見岳には8時過ぎに到着、10分程度の滞在ですぐに出発、塩見小屋には9時過ぎに到着、食事の後約30分で出発、本谷山を越え三伏峠小屋に12時半に到着、15分休憩の後ラストスパートの下山であったが、疲れ果ててヨレヨレ状態で駐車場に到着したのは3時を5分過ぎていた。
今回のコースは、歩きやすい道ではあったが、夜間の塩見岳への岩場のコースと塩見岳から北俣岳分岐までの1か所あった紛らわしい赤のペンキマーク箇所、ホワイトアウトになった場合の蝙蝠岳への稜線コースは迷いやすい箇所であった。日頃のトレーニングで鍛えているとはいえ、1日10時間を超える行動時間となると64歳には体力不足を痛感する結果となった。とはいえ、100高山の4座を征服し、残すところ10座となった。
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