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暑っ〜い…夏の尾瀬 〜燧ヶ岳〜

燧ヶ岳( 関東)

パーティ: 2人 (やぎやぎ さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

1日目:晴れ のち (夜)雨(最高25℃)、微風 2日目:(朝) 霧 のち 晴れ、微風(12時.28℃)

利用した登山口

御池  

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 西那須野塩原〜約105km[国道]400~121~352号経由、御池駐車場
道の駅たじま・会津尾瀬口・道の駅番屋・舘岩局付近に[Y]コンビ二あり(7時頃open)
御池駐車場(1000円/回:関連施設宿泊により無料)

この登山記録の行程

【1日目】
御池(08:45)・・・広沢田代(09:40)[休憩 15分]・・・熊沢田代(10:50)[休憩 15分]・・・俎嵓(12:50)[休憩 40分]・・・柴安嵓(13:50)・・・燧ヶ岳分岐(16:20)・・・見晴(下田代十字路)(16:30)

【2日目】
見晴(下田代十字路)(07:20)・・・東電小屋分岐(07:35)・・・赤田代(07:50)[休憩 5分]・・・三条ノ滝分岐(08:45)・・・三条ノ滝展望台(08:50)[休憩 20分]・・・三条ノ滝分岐(09:20)・・・兎田代(09:50)・・・兎田代分岐(10:05)・・・天神田代(10:45)[休憩 10分]・・・上田代(12:05)[休憩 10分]・・・御池(12:40)

コース

総距離
約18.5km
累積標高差
上り約1,562m
下り約1,562m
コースタイム
標準10時間35
自己11時間10
倍率1.06

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

東北の最高峰・燧ヶ岳へ・・・穏やかな印象の尾瀬ヶ原と異なり…かなりハードな..お山でした。
御池登山口を入ると・・咲き始めのオオウバユリや真っ赤な実をつけたオオバタケシマラン・大きく育った水芭蕉の葉などが、目につきます。
シラビソやコメツガの針葉樹林下は、ゴロゴロの石や泥濘が多いのでゲイターを装着。ひと登りすると田代(湿原)の木道が現れ…ひと息。足元では、キンコウカが黄色の絨毯を広げつつあり、コバギボウシが蕾を膨らませています。熊沢田代・広沢田代の湿原へ伸びる木道と池塘…青い空と夏の雲・・
その先にある燧ヶ岳の光景は見事。田代をつなぐ樹林下のキツイ急登を一瞬…忘れさせてくれます。
8合目手前にある残雪の残るガレ場からの急登が一番きつくて…「8合目が見えてる…頑張れ〜」
9合目をすぎると…「もう少し…頑張れ!」と励まされるほど…しんどそうな顔をしていたようです。
何より・・宿泊の荷物が増えたのが、一番の要因かと…思われます。
俎嵓の山頂で昼休憩。少しガスって見通しが悪かったのですが、眼下に尾瀬沼や尾瀬ヶ原への眺望・・そこへ蜻蛉が上昇気流に乗ってどんどん上ってきます。止まり木にされる程の大群舞に驚かされました。こんな光景に出会ったのは、数年前に登った磐梯山以来。
柴安嵓(燧ヶ岳最高峰)へは、下ってから上り・・。山頂付近は、ハクサンフウロやジョウシュウオニアザミ・ヤマハハコ・ミヤマアキノキリンソウ・エゾシオガマ…などが、花盛り・・ハイマツとハクサンシャクナゲ(終盤)の群落も見られました。
下山の見晴新道…予想以上に時間がかかり・・小屋到着時間が、1時間以上遅れてしまい…焦りました。携帯も圏外で繋がらず・・怒られるのかと思っていましたが、そんなことは無く…見晴新道は、泥濘があり思いのほか時間がかかるよ…と労って頂きました。
朝夕食は、二部式で団体さんの後、先にお風呂(16時前後~18時)をいただき、夕食時間まで玄関の軒先で夕涼みをしながら…(冷えひえ)生ビールをいただきました。これが、ことの外…美味しく感じられ…至福の時間。(泊まりって良いなぁ…)
この時期、尾瀬ヶ原では、蛍が舞い・・満天の星空が見られると・・楽しみにしていましたが、
夕食後、まだ明るい外へ散策に出ると・・小雨。すぐ止むかと思いきや…激しくなっていくので…諦めて部屋に戻りました。
6畳の個室(予約時希望)を充てがわれ…敷布団にシーツカバー・枕・毛布・掛布団。ハンガーがあり服を乾かすことができました。窓に網戸がないのが、ネックでしたが、雨のおかげであまり虫は入ってきませんでした…又、気温も下がり…心地よく眠れ、朝方は、寒いくらいで…掛け布団を使いました。
燧ヶ岳のキツイ登りと下りのガレ場や樹林下のぬかるみ地獄…笹刈り直後の枝に足をすくわれたりと・・だいぶ消耗していたようで…21時の就寝前に…眠りこんでいました。
次の日は、早朝出発予定でしたが、朝散歩のち…ゆっくり朝食をいただいてから…三条の滝経由で御池へ戻ることにしました。三条の滝への道も泥濘が多くアップダウンが激しいとのことなので、出発前に状況を尋ねると・・見晴新道と比べたら、それほどでもないよ。とのアドバイスを頂き…出発。
赤田代では、キンコウカやコオニユリ、コバギボウシ、オゼミズギク、オゼヌマアザミ、オニシモツケ、チョウジギク、オタカラコウが咲き始め・・少し晴れ始めた湿原は、清々しく・・気持ちよく歩いていけました。キク科の花が増えてきました…少しずつ初秋の花へ移行しているようです。
林床では、アリドオシやアリドオシラン・ツルリンドウ・ミヤマトウバナ…など・・小さな花が花盛り。何度か川を渡り返す…湿り気の多い林縁では、ノリウツギやエゾアジサイが涼しげに花を咲かしていました。
湿原(田代)へ出ると・・朱鷺色の小群落が・・まだまだ見頃で姿を見せてくれました…大感激です。

この日、福島県では、最高気温36℃が予想されていました。暫くは、塩分ミネラル水分補給を心がけ、熱中症に…ご用心ください。
また、熊の目撃情報も増えています…熊鈴携行…お忘れなく。。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え 地図
コンパス 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) 健康保険証 ホイッスル
医療品 虫除け 熊鈴・ベアスプレー 行動食 テーピングテープ トレッキングポール
カップ

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登った山

燧ヶ岳

燧ヶ岳

2,356m

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